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イベント

【Live配信セミナー 8/29】CO2回収、DAC技術の研究動向とカーボンニュートラル実現への展望

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セミナー情報  / 2025年06月30日 /  環境 鉄/非鉄金属 先端技術
イベント名 CO2回収、DAC技術の研究動向とカーボンニュートラル実現への展望
開催期間 2025年08月29日(金)
10:30~16:50
会場名 ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2025年08月28日(木)15時
お申し込み

<セミナー No.508415>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

CO2回収、DAC技術の研究動向と
カーボンニュートラル実現への展望

 

★DAC技術に求められる材料の要求特性とは

★無機CO2回収材料、ハニカム構造体、多孔質材料ベース吸着システム、都市型DACの研究開発動向

 

■ 講師
1.埼玉大学 大学院理工学研究科 准教授 博士(学術) 柳瀬 郁夫 氏

2. 日本ガイシ(株) エンバイロメント事業本部  CN事業推進部 設計1部1G グループマネージャー 豊嶋 秀幸 氏
3. 三井金属鉱業(株) 事業創造本部 FPM事業推進ユニット ユニット長 古川 孝裕 氏
4. 清水建設(株) カーボンニュートラル技術センター 自然共生グループ  布施 幸則 氏

 

■ 聴講料 :

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくはお問い合わせください〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

 

■ プログラム                                  
<10:30~12:00>

1.DAC技術への応用に向けたCO2吸収無機材料の研究開発

埼玉大学 柳瀬 郁夫 氏

 

【講演ポイント】
 本講演では、様々な濃度のCO2ガスに対応する材料の開発動向を、特に無機材料の立場から取り上げた後、いくつかの無機材料のDAC特性やその研究開発例を紹介する。

 

【プログラム】
1.DAC材料の開発動向
2.無機材料を活用したCO2回収
3.無機材料を活用したDAC材料の開発

【質疑応答】

 

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<13:00~14:00>

2.セラミックスハニカムのCN向け製品への展開

日本ガイシ(株) 豊嶋 秀幸 氏

 
【講演ポイント】
 2050年までにネットゼロを達成するためには、省エネルギーの推進、脱化石燃料化、再生可能エネルギーの導入に加え、ネガティブエミッション技術の導入が不可欠である。
 ネガティブエミッション技術として、大気中のCO2を回収するDACが注目されている。DACは、大気中の低濃度CO2を回収するため、大量の空気を処理する必要があり、運転エネルギーを如何に抑えるかが重要となる。
 当社は、自動車排ガス浄化用セラミックスハニカムの技術と生産能力をDAC向けに転用する事を検討している。セラミックスハニカムは比表面積が大きく、圧力損失が小さいため、装置の小型化とエネルギー効率の向上が期待される。
  本講演ではDACの概要、ハニカム構造体の特徴、DACへの応用可能性について紹介する。

 

【プログラム】
1.日本ガイシ(株)の会社紹介
2.DAC向け開発背景と経緯
3.自動車向けセラミックスハニカムの特徴
4.ハニカムセラミックスのDAC用途での期待値

【質疑応答】

 

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<14:10~15:40>

3.多孔質材料を用いたCO2分離回収システムの開発

三井金属鉱業(株) 古川 孝裕 氏

 
【講演ポイント】
 脱炭素社会の実現に向け、CO2排出削減は喫緊の課題となっています。特に中小規模・低濃度排出源からのCO2回収には、高効率・低コストかつコンパクトな回収技術が求められています。
 本講座では、CO2分離回収技術の最新動向とともに、当社が開発を進める多孔質材料ベースの吸着システムについて、ラボ検討から実機実証までの開発プロセスを解説します。


【プログラム】
1.社会背景とCO2分離回収の重要性
 1.1 ネットゼロに向けた各国のCO2削減目標と政策動向
 1.2 カーボンニュートラルにおけるCO2回収の役割
 1.3 三井金属グループのカーボンニュートラルに向けた取り組み
 1.4 排出源別の技術適合性と中小規模分散型への技術課題
2.CO2分離回収技術と吸着プロセス
 2.1 主なCO2分離技術とその特徴
 2.2 CO2分離回収プロセスの基本とシステム構成
 2.3 国内外の実証プロジェクト紹介
3.吸着材技術の基礎と材料開発のアプローチ
 3.1 CO2吸着材に求められる特性
 3.2 多孔質材料の基礎と分類
 3.3 代表的な吸着材料のCO2吸着塔性
 3.4 湿度依存性
4.吸着材の評価・プロセス設計とシステム実証
 4.1 材料評価とプロセス条件の検討
 4.2 小型CO2回収装置の構成と評価
 4.3 運転条件によるCO2回収の高効率化
5.社会実装への展望
 5.1 工場排出源での実ガス試験の事例紹介
 5.2 中小規模排出源への展開と将来の技術方向性

【質疑応答】

 

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<15:50~16:50>

4.TSA方式を用いた大気中CO2回収技術の研究動向と都市型DAC、ビル実装への展望

清水建設(株) 布施 幸則 氏

 
【講演ポイント】
  演者らは、カーボンニュートラル実現に向けてネガティブ・エミッション技術の一つである、DAC(Direct Air Capture)に取り組んでいる。建築並びに都市の付帯設備として、DAC+U(DAC and Utilization)を目指しているのが特徴の一つである。
  本講演では、建築並びに付帯設備としてのDAC+Uのコンセプト、実装を想定したTSA方式を用いた大気中CO2回収技術、ならびに固体吸着材の検討について解説する。

 

【プログラム】
1.会社紹介
2.カーボンニュートラル実現に向けたDACへの取り組み
 2.1 建築並びに付帯設備としてのDAC+Uのコンセプト
 2.2 TSA方式を用いた大気中CO2回収技術の解説
3.物理吸着材の検討と動的DAC実験
 3.1 物理吸着材の検討とスクリーニング事例
 3.2 CO2物理吸着材のDAC能の指標化
4.今後の展望

【質疑応答】

 

 

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