イベント名 | 全固体電池の開発動向と電池特性改善に向けた界面設計技術 |
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開催期間 |
2025年11月13日(木)
10:30~17:20 |
会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2025年11月12日(水)15時 |
お申し込み |
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<セミナー No.511414>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
全固体電池の開発動向と
電池特性改善に向けた界面設計技術
★全固体電池の現状と性能を発揮する界面への要求特性とは?
★バインダープロセス、硫化物系固体電解質合成、ハイブリダイゼーションシステムについて解説
■ 講師
1.東京科学大学 全固体電池研究センター 特任教授 池松 正樹 氏
2. (株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役社長 技術コンサルタント 鈴木 孝典 氏
3. 豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系 助教 博士(理学) 引間 和浩 氏
4. (株)奈良機械製作所 プロセス設計部 春藤 健介 氏
■ 聴講料 :
1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください〕
※定員になり次第、お申込みは締切となります。
■ プログラム
<10:30~12:30>
1.全固体電池の現状と固体電解質に求められる特性、今後の課題
東京科学大学 池松 正樹 氏
【講演ポイント】
地球環境問題解決の切り札として期待される次世代蓄電デバイスとして最も有望な全固体電池の研究最前線と今後の実用化のための課題について、できるだけ分かり易く解説する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 エネルギー変換の観点からの電力エネルギーの特性と課題
1-2 蓄電デバイスに期待される役割と現状について
1-3 蓄電デバイスの研究開発の歴史を振り返る
2.全固体電池とは何か、その特性とは
2-1 全固体電池の定義とは
2-2 全固体電池の研究の歴史
3.全固体電池のキーテクノロジーである固体電解質とは
3-1 固体イオニクス研究の概要
3-2 固体電解質の研究の歩み
3-3 固体電解質研究の最前線
4.実用化が期待される全固体電池の研究開発現状
4-1 全固体電池の種類と特長
4-2 全固体電池の特性を活用した応用分野
5.全固体電池の実用化への課題
5-1 全固体電池研究開発のロードマップ
5-2 全固体電池の工業的製造方法
5-3 全固体電池の実用化のための課題
6.全固体電池の将来とは
6-1 我が国における全固体電池研究開発の立ち位置
6-2 全固体電池の将来の夢と実現への道筋
7.まとめ
【質疑応答】
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<13:00~14:30>
2.リチウムイオン電池バインダーの技術展望と全固体電池製造プロセスへの対応
(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 鈴木 孝典 氏
【講演ポイント】
当セミナーでは全固体電池の重要なキーとなる材料としてバインダーにフォーカスして、バインダーの切り口から全固体電池について考えたい。現行塗工法(ウエットプロセス)のバインダー(PVDF系、SBR+CMC)についての基礎的な知識と、昨今話題のドライプロセスのバインダーについても解説します。ドライプロセスと全固体電池での主流と考えられている硫化物系固体電解質の相性についても解説して行きます。
【プログラム】
1.リチウムイオン電池の電極
1-1 リチウムイオン電池の電極製造方法
1-2 電極に使う材料
2.現行バインダーの役割と要求特性
2-1 正極用バインダー
2-1-1-1 要求特性
2-1-1-2 なぜPVDF?
2-1-1-3 PVDFバインダーの種類
2-2 負極用バインダー
2-2-2-1 要求特性
2-2-2-2 なぜSBR+CMC?
2-2-2-3 SBR、CMCバインダーの考えかた
3.ウエットプロセス・ドライプロセス
3-1 ウエットプロセスのメリット・デメリット
3-2 ドライプロセスのメリット・デメリット
3-3 ドライプロセスの種類
3-3-1 Polymer Fibrillation
3-3-2 Dry Spraying Deposition
3-3-3 Cray Electrode
4.全固体電池の製法とドライプロセス
4-1 全固体電池の固体電解質
4-2 全固体電池のドライプロセス
【質疑応答】
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<14:40~16:10>
3.次世代蓄電池:硫化物型全固体リチウムイオン電池研究の最新動向
~液相法による硫化物系固体電解質合成と電極複合体作製および研究動向~
豊橋技術科学大学 引間 和浩 氏
【講演ポイント】
全固体リチウム二次電池は高い安全性、広い温度範囲での動作や高速充放電が可能などのメリットを有するため、車載用途等への実用化が期待されています。実用化には材料合成のみならず、電極複合体の設計、電池製造プロセスなど様々な点でブレイクスルーが求められています。本セミナーでは、最近全固体電池の研究開発に興味を持ち始めた方や研究を開始したばかりの方を主な対象として、全固体電池の基礎から硫化物系固体電解質の液相合成、液相複合化や電気化学的解析手法などについて概説します。
全固体電池の基礎から硫化物系固体電解質の液相合成、液相複合化や電気化学的解析手法を短時間で習得できます。特に、若手教員として現場を見ている経験も交えて、実際に実験する際の注意点なども交えて説明する予定です。
【プログラム】
1.全固体リチウム二次電池とは
1-1 リチウムイオン二次電池の原理
1-2 全固体リチウム二次電池の構造と特徴
2.硫化物系固体電解質合成の最新研究動向
2-1 硫化物系固体電解質の種類
2-2 固相反応法による硫化物系固体電解質の合成と評価
2-3 液相加振法による硫化物系固体電解質の合成と評価
2-4 溶液法による硫化物系固体電解質の合成と評価
2-5 まとめ
3.電極複合体の研究開発
3-1 電極活物質の種類
3-2 固相法による硫化物系正極複合体の作製と評価
3-3 液相法による酸化物系正極複合体の作製と評価
3-4 まとめ
【質疑応答】
-----------------------------
<16:20~17:20>
4.ハイブリダイゼーションシステムの開発動向と全固体電池材料における粒子設計技術
(株)奈良機械製作所 春藤 健介 氏
【講演ポイント】
本講演では、微粒子をキャリアとなる母粒子の表面に固定化・製膜化し、粒子表面で新しい機能を発現させるハイブリダイゼーションシステムについて解説し、全固体電池材料における粒子設計技術への応用について展望する。
全固体電池の展開に向けて必要不可欠な粒子設計技術である球形化、固定化、成膜化について解説し、ハイブリダイゼーションシステムが今後の電池業界に役立つ様々な可能性を展望する。
【プログラム】
1.はじめに
2.粒子設計・表面処理技術について
3.ハイブリダイゼーションシステムの構造と原理、開発動向
4.ハイブリダイゼーションシステムを使用した処理事例
5.全固体電池材料作成時の設備
【質疑応答】
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