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イベント

【Live配信セミナー 1/23】自動車リサイクルの課題、展望と 樹脂リサイクル技術の開発動向

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セミナー情報  / 2025年11月28日 /  環境 自動車 化学・樹脂
イベント名 自動車リサイクルの課題、展望と 樹脂リサイクル技術の開発動向
開催期間 2026年01月23日(金)
10:00~16:40
会場名 Zoomによるオンラインセミナー
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2026年01月22日(木)15時
お申し込み

<セミナー No.601415>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

自動車リサイクルの課題、展望と
樹脂リサイクル技術の開発動向

 

★自動車における再生材利用拡大に向けたポイントとは?

★欧州ELV規制案の動向、自動車リサイクルの現在地とリサイクル技術の解説

 

■ 講師
1.(株)三菱総合研究所 エネルギー・サステナビリティ事業部門 GX本部 サーキュラーエコノミーグループ 主席研究員 新井 理恵 氏

2. (株)マテック 石狩支店 リサイクル技術担当部長 鈴木 寛 氏
3. 愛知工業大学 総合技術研究所 教授 博士(工学) 近藤 元博 氏
4. (一財)カーボンニュートラル燃料技術センター(JPEC) 製造プロセス技術部 プラスチック資源循環研究室 主任研究員 高澤 隆一 氏

 

■ 聴講料 :

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくはお問い合わせください〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

 

■ プログラム                               
<10:00~11:30>

1.欧州ELV規制案の動向と自動車サプライチェーンにおける対応策

(株)三菱総合研究所 新井 理恵 氏

 
【講演ポイント】
 欧州ではサーキュラーエコノミーの推進を目指し規制強化の動きが強まっている。2023年7月に「自動車の循環性設計と使用済自動車(End-of-Live Vehicles)の管理に関する規則案」(ELV規則案)が提案された。「ELV規則案」は、自動車の設計段階で循環性を考慮することや、使用済自動車の適正管理の強化を内容とするものであり、再生材利用目標を導入している。
 一方、自動車への再生材の利用はQCDの観点でハードルが高く、国や各産業界が連携して対応することが必須である。欧州の規制動向の背景も踏まえ、規制の具体的な内容と、対応に向けた課題と取組状況を整理して述べる。

【プログラム】
1.欧州における再生プラスチック利用拡大に向けた政策強化の背景
 1.1 欧州におけるサーキュラーエコノミー政策の焦点
 1.2 プラスチック戦略を契機に明らかとなった再生プラスチックの需給の乖離
2.ELV規則案に関する動向
 2.1 ELV規則案の内容
 2.2 ELV規則案に対するステークホルダーの反応
3.自動車における再生材利用拡大に向けた課題と対応
 3.1 自動車における再生材利用拡大に向けた課題
 3.2 自動車における再生材利用拡大に向けた取組

【質疑応答】

 

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<12:10~13:10>

2.自動車リサイクルインセンティブ制度に向けた広域回収の取り組み事例、ELV樹脂リサイクルの現状

(株)マテック 鈴木 寛 氏

 
【プログラム】
1.会社紹介
2.自動車リサイクル工程の概要
 2.1 解体工程
 2.2 破砕工程
 2.3 ASR再資源化工程
 2.4 回収物二次処理
3.自動車リサイクルインセンティブ制度の概要
4.北海道における広域回収の事例
 4.1 事業概要
 4.2 実施結果
 4.3 課題
5.樹脂リサイクル
 5.1 “ビフォーシュレッダー”と“ポストシュレッダー”
 5.2 ビフォーシュレッダー(解体時回収)
   5.2.1 PPリサイクル
   5.2.2 PEリサイクル
   5.2.3 アクリル樹脂のリサイクル
   5.2.4 ナイロン樹脂のリサイクル
   5.2.5 合わせガラス中間膜のリサイクル
   5.2.6 リサイクルが困難な樹脂
 5.3 ポストシュレッダーリサイクル(ASRからの樹脂回収)
  5.3.1 比重選別
  5.3.2 静電選別
  5.3.3 プラスチックソーター
 5.4 再生PP樹脂の物性
6.自動車リサイクルにおける課題

【質疑応答】

 

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<13:20~15:00>

3.車載プラスチックのリサイクル動向

愛知工業大学 近藤 元博 氏
 
【ご略歴】
 1987年 トヨタ自動車株式会社。総合企画部長 第1トヨタ企画部長他。資源、エネルギー、化学物質、環境管理をはじめとした環境問題並びに生産企画、経営企画、事業企画等事業戦略を担当。
2020年 愛知工業大学総合技術研究所 教授。産学連携、地域連携等を通じ、脱炭素社会、資源循環社会の達成に向けて研究開発、教育に従事中。
 経済産業省 総合資源エネルギー調査会 脱炭素燃料政策小委員会 委員、カーボンマネージメント小委員会 委員、内閣府 国土強靭化推進会議 委員、他。

 

【講演ポイント】
 我国は、既に製品別のリサイクル法があり、自動車分野では「自動車リサイクル法」に沿って既に適切なリサイクルと処理が進んでいます。一方で、自動車そのものの構造や素材も変わりつつあり、循環型社会形成の転換のためにも、使用済み製品のリサイクルへの取組みを変えていく必要があります。
加えて、諸外国では、これら環境問題への対応を起点に自国の産業競争力の強化、新産業の育成といった観点も踏まえ、既に取組を強化している国々もあります。
 このセミナーでは、これら諸外国の動向と我国の政策に加え、循環型社会形成に向けた、車載廃プラスチックのリサイクルに向けた取組を解説します。

 

【プログラム】
1.我国のGX、CEへの取組の方向性
2.諸外国の自動車リサイクルの動向
3.高度な自動車リサイクルに向けて
 3.1 CE実現に向けた方向性
 3.2 廃プラスチックのリサイクルの取組
4.まとめ

【質疑応答】

 

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<15:10~16:40>

4.国内外におけるプラスチックのケミカルリサイクル技術の解説とその動向

(一財)カーボンニュートラル燃料技術センター(JPEC) 高澤 隆一 氏

 
【ご略歴】
  出光興産に入社後、研究開発部門にて高機能材料、合成潤滑油、電子材料他の製造プロセス開発、量産技術確立に従事後、知的財産部門にて各事業部門の知的財産戦略の策定、実行を推進。
JPECでは、石油精製関連の新規事業企画、事業管理に従事後、廃プラケミカルリサイクル技術開発に従事中。

 

【講演ポイント】
 国内では約800万トン、全世界では約4億トンのプラスチックが1年間に排出されているが殆どは熱回収や埋立てに用いられ、リサイクルされている割合は全世界で10%に満たない。その様な状況下、原料制約が比較的少ないケミカルリサイクル技術が注目されている。
  今回は、国内外で稼働しているケミカルリサイクルプラントの稼働状況や計画について、欧州関係機関から直接入手した情報も含めて紹介する。

 

【習得できる知識】
・廃プラスチックに関するリサイクル方法、各種ケミカルリサイクル技術
・国内外で稼働しているプラント情報、稼働計画
・廃プラ回収~選別~廃プラ処理~原料化~製品化~利用~廃棄に亘るサプライチェーンが抱えている課題
・欧州における廃プラリサイクルの見通し 等

 

【プログラム】
1. 廃プラスチックのケミカルリサイクル(CR)について
 1.1 世界を取巻く廃プラスチック(廃プラ)の状況
 1.2 廃プラのリサイクル法
 1.3 CR法の種類・技術、目的生成物
 1.4 各CR技術における主な反応機構
2. 国内外の混合廃プラCRプラントの稼働状況、計画
 2.1 CRプラントの稼働状況(プロセス名称、処理量、場所等)
 2.2 CRプラントの計画
 2.3 CRプラントが抱える課題
3. トピックス紹介
 3.1 単独処理プロセスの事例
 3.2 共処理プロセスの事例
 3.3 EUにおけるCRの今後の見通し
4.まとめ
 4.1 国内外のプラスチックケミカルリサイクルの状況総括
 4.2 廃プラケミカルリサイクルに関する課題(例)

【質疑応答】

 

 

セミナーの詳細についてはお気軽にお問い合わせください。