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イベント

【Live配信 3/31】マイクロ・ナノプラスチック問題の動向と抜本的解決策としての生体内分解吸収性ポリ乳酸の開発

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セミナー情報  / 2026年01月30日 /  医療・バイオ 環境 化学・樹脂
イベント名 マイクロ・ナノプラスチック問題の動向と抜本的解決策としての生体内分解吸収性ポリ乳酸の開発
開催期間 2026年03月31日(火)
10:30~16:30
会場名 Zoomによるオンラインセミナー
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2026年03月30日(月)15時
お申し込み

<セミナー No.603416>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

マイクロ・ナノプラスチック問題の動向と
抜本的解決策としての

生体内分解吸収性ポリ乳酸の開発

 

★生分解性、生体内分解吸収性ポリ乳酸の特性と開発事例について解説

 

■ 講師
望月 政嗣 氏 (元京都工芸繊維大学特任教授、工学博士、高分子学会フェロー) 

 

【ご専門】
高分子材料科学、特にバイオプラスチックや生分解性高分子、高分子の高性能・高機能化材料設計と成形加工技術、繊維・不織布の構造と物性

 

【ご略歴】
1968年 京都大学工学部高分子化学科卒。京都大学工学部助手を経て
1969年 ユニチカ㈱入社、中央研究所から大阪本社技術開発企画室を経て
2003年 理事、テラマック事業開発部長。この間山形大学と京都工芸繊維大学客員教授、京都工芸繊維大学バイオベースマテリアル研究センター特任教授兼務
2007年 ユニチカ㈱定年退職後、京都工芸繊維大学繊維科学センター特任教授(常勤)として5年間勤務。この間、日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示委員会委員長、(社)繊繊学会理事関西支部長等を歴任。繊維学会功績賞、日経BP技術賞、その他を受賞。

 

■ 聴講料 :

1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくはお問い合わせください〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

 

■ プログラム                                 

【講演ポイント】

 今、世界中を震撼させている最もホットなニュースは、私達人類は既に毎日の食事において多数のマイクロ・ナノプラスチックを経口摂取していることである。オーストリアのウイーン医科大などのチームは、8か国8人の便すべてから便10g当たり平均20個のマイクロプラスチックを検出した。その後、スペインなどの研究グループはティバッグでお茶を淹れた時に大量のマイクロプラスチックが流出し、それらが大腸粘膜の上皮細胞に取り込まれることによるDNAの損傷や遺伝毒性、発がん性などに警告を発している。
 では、自然界の食物連鎖の頂点に位置する人類はこれらマイクロプラスチックの誤飲・誤食は避けられない中で、人類がその存亡をかけて残された唯一の活路としては、仮に間違って経口摂取されても生体内で安全な物質に分解・吸収される生体内分解吸収性(bioabsorbable)プラスチック材料以外にはない。
 本講演では、この必須の要件を満足するほとんど唯一のプラスチック素材としてポリ乳酸を取り上げ、これまでの様々な自然環境下における生分解挙動に加えて、生体内分解吸収性医用材料として既に実績のある骨接合材(スクリュー等)などについても詳述する。


【習得できる知識】
・自然界におけるマイクロ・ナノプラスチックの発生要因と実態
・生体内分解吸収性ポリ乳酸の基礎と医用材料への応用・実績
・生分解性/生体内分解吸収性ポリ乳酸の基本特性と技術・製品開発動向


【プログラム】
1.ヒトの体内に“侵入”するマイクロ・ナノプラスチック
 1.1 マイクロ・ナノプラスチックの生成要因とその経口摂取ルート
  1) マイクロプラスチックの発生源(海洋、道路、農耕地)と発生・蓄積量
  2) 経口摂取ルート
   ①食物連鎖
   ②直接摂取
 1.2 マイクロ・ナノプラスチックの生体内吸収性に関する研究
  1) オーストリア/ウイーン医科大学、その他
  2) 小腸組織の構造と機能
   ①絨毛
   ②パイエル板とM細胞
   ③タイトジャンクション
  3)マイクロ・ナノプラスチックの粒子径と生体内吸収性実験
   ①動物実験(ラット)
   ②腸管培養モデル(腸管の吸収上皮細胞の培養液)実験

2.生体内分解吸収性高分子の基礎と医用材料への応用展開
 2.1 基本的要件…生体内での加水分解特性と分解産物の安全性並びに代謝特性
 2.2 生分解性とはどこが異なるのか?
  1) 生分解性
  2) 生体内分解吸収性
 2.3 各種生分解性プラスチックの生体内分解吸収特性
 2.4 代表的な生体内分解吸収性合成高分子と医用材料としての応用展開・実績
  1) ポリグリコール酸(PGA)
  2)ポリ乳酸(PLA)
 2.5 生体内分解挙動に及ぼす一次構造と高次構造(結晶化度、分子量)の影響

3.生分解性/生体内分解吸収性ポリ乳酸の基本特性と最新技術・製品開発動向
 3.1 天然有機酸としての乳酸
  1) 光学異性体…L-乳酸とD-乳酸
  2) 安全性、食品衛生性、抗菌・防カビ性
  3) 生体内での乳酸の生成と代謝経路…解糖系、腸内善玉菌としての乳酸菌
 3.2 合成高分子としてのポリ乳酸
  1) 生分解性バイオマスプラ(JBPA識別表示制度)
  2) 可食(コーン)から非可食バイオマス原料(木材パルプ)への転換
  3) L-乳酸/D-乳酸のランダム共重合体
  4) 生分解機構
   ①分解制御機構
   ②製品寿命制御
  5) 既存石油系汎用プラスチックと同等以上の高性能・高機能性
  6) 成形加工性
  7) リサイクル
 3.3 ポリ乳酸の様々な使用環境下における応用展開
  1) 生体内…生体内分解吸収性医用材料(タイプS又はM)
  2) 自然環境下(土壌、海水)…農林・園芸・土木・水産資材(タイプM)
  3) 室温下・短期使用…使い捨て容器・包装資材、生活・衛生・雑貨(タイプM)
  4) 室温下・長期使用…リターナブル食器、電気・電子機器筐体・ 部品、産業資材、自動車内装材(タイプL)
  5)高温高湿下・長期使用(自動食器洗い機)…リターナブル食器(タイプL)

 

【質疑応答】