石膏鋳造とは
真空注型のパイオニアとして培った型技術を応用し、独自の石膏鋳造法を確立しています。
金型で作るほどの量産品ではないが、精度や複雑な形状が求められるという場合に最適な工法です。
金型を使わない石膏鋳造法なら、鋳型の改造が個々にできるので、精度の高い試作品を安く、スピーディに提供できます。
石膏鋳造の特徴
ダイカスト品並みの美しい鋳肌、寸法精度
精密試作・小ロット品、少量多品種に最適
凹凸文字も転写 φ0.3エンドミル彫も再現
機械加工では難しい複雑形状、薄肉、中空形状
抜き勾配ゼロ、多少のアンダーカットOK。事前検討もスピーディ
精密・精巧な試作品が、短納期かつ安価
- マスターモデルがあれば、最短5日で鋳造品頭出し可能
金型と違い、鋳型一つ一つの改造ができます。
石膏鋳造は、アルミ・亜鉛など軽金属材料の精密鋳造に最適
対応する主な材質・素材
アルミ二ウム合金(AC2A・AC2B・AC4B・AC4C・AC7A・AC8A など)
ダイカスト用アルミ合金 (ADC12・ADC1・ADC6・耐摩耗合金NH41)
亜鉛合金(AZC1・AZC2・AZC3)
高熱伝導性アルミ合金 「HT-1」「DMSシリーズ:DMS1・DMS3・DMS5・DMS6」
精密鋳造品 肉厚:0.5mm~5mm、複雑形状に対応
対応サイズ 600 x 600 x 500mm 長辺800mm超の実績あり。 肉厚 ※抜き勾配ゼロで製作可能 10g未満の部品から、 |
石膏鋳造成形品の機械的特性・物性値(高熱伝導性AL合金)
ダイカスト用高熱伝導性アルミニウム合金 「DMSシリーズ」
ヒートシンクやLED照明用の鋳造に最適。 |
|
精密な石膏鋳造 寸法公差表
石膏鋳造は、ダイカストとほとんど変わらない寸法精度が出せます。
ヒケ巣が発生しやすい石膏鋳造ですが、弊社は独自ノウハウの鋳造方法を構築。欠陥の少ない素材造りに注力しています。
寸法区分 α=寸法値 |
石膏鋳造 | ダイカスト | ロストワックス | 金型鋳造 | 砂型鋳造 | |
PLに対して 水平方向 |
PLに対して 垂直方向 |
|||||
<α≦25 | ±0.1 | ±0.1 | ±0.2 | ±0.3 | ±0.3 | ±0.5 |
25<α≦50 | ±0.3 | |||||
50<α≦75 | ±0.2 | ±0.2 | ±0.4 | ±0.4 | ±0.4 | ±1.0 |
75<α≦100 | ±0.5 | |||||
100<α≦150 | ±0.3 | ±0.3 | ±0.7 | ±0.5 | ±0.5 | ±1.2 |
150<α≦200 | ±0.7 | ±0.7 | ±1.4 | |||
200<α≦300 | ±0.5 | ±0.5 | ±1.0 | ±0.9 | ±0.9 | ±1.6 |
300<α≦400 | ±1.0 | ±1.0 | ±1.8 | |||
400<α≦500 | ±1.3 | ±1.3 | ±2.1 | |||
500<α≦ | ±1.0 | - | - | - | - | ±2.5 |
石膏鋳造に関するお問い合わせ
石膏鋳造により、アルミ・亜鉛合金などの精密な試作、少量生産が可能になりました。共栄デザインの真空注型および精密石膏鋳造技術を御社の試作開発にぜひご利用ください。
図面など仕様を頂ければ、最適な材料・加工方法でお見積もりをさせていただきます。
Zoom、Microsoft Teamsなどオンライン商談も実施しています。
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