事例
通常のイミュニティ試験は再現性を重視し、反射波の影響がないよう電波暗室の中で、アンテナを試験体に向けて試験を実施します。しかし、実際の使用環境は多種の電波が多方向から伝搬しており、電波暗室の試験は実環境とは異なります。従って、電波暗室で規格試験をクリアしても市場の実環境では不具合が発生する恐れがあります。
当社のリバブレーションチャンバーで、カーナビを試験体として検証試験を実施しました。
外部電界によるカーナビの誤動作(画面乱れ)検証
1 リバブレーションチャンバー試験(以下RVC法: Reverberation chamber )の
有効性を検証するため、カーナビを試験体として電波暗室法(以下ALSE法:Absorber-
lined shielded enclosure)と比較実施しました。
RVC法 ALSE法
2 RVC法では200V/mの電界印加により、誤動作(画像に縞ノイズ)が検出されました
が、ALSE法の規格試験の条件(アンテナ位置:ハーネス中央、アンテナ偏波:垂直)で
は、そのような画像の乱れは発生しませんでした。
RVC法 ALSE法
3 ALSE法で試験体の向き、アンテナ偏波、アンテナ位置を変えて試験した結果、特定の
条件下(アンテナ位置:EUT前、アンテナ偏波:水平)で、RVC法と同様な誤動作状態が
確認されました。
ALSE法
4 以上の結果から、ALSE法では規格通りの試験だけでは誤動作を発見できないことが
ありますが、RVC法による試験では誤動作が容易に発見できることがわかりました。
試験条件、結果の詳細は下記【このページの関連資料】を参照ください。
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