事例
赤外顕微鏡は、微小試料の特性評価や化合物の空間分布を理解するための重要なツールです。可視および赤外偏光子を使用することで、さらに深い洞察が得られます。
可視偏光子は、サンプル間やサンプル内の視覚的な識別を可能にし、赤外偏光子は、材料中の分子構造の配向を理解するのに役立ちます。偏光検査では、平面偏光や交差偏光を得ることができます。交差型偏光板(クロスニコル)を使用すると、複屈折を示すサンプルを観察できます。これにより、赤外顕微鏡測定前に試料の迅速な分類が可能になります。
赤外偏光子を用いると、試料内の分子配向を調べられます。特定の分子振動の振動双極子と同じ方向に光が偏光したときに、ピーク強度が最大になります。
当ページでダウンロードできるアプリケーションノートでは、Thermo Scientific Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡とThermo Scientific™ Nicolet™ iS50R FT-IR 分光光度計を組み合
わせたシステムでは、偏光子角度の設定だけでなく、光路からのフィルターの挿入/除去を含め、完全に自動化された偏光子制御が可能で、材料分析において多様な用途にご活用いただける可能性を紹介しています。
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