No.2029 2015年12月2日
● 3Dプリンタは実用性に欠ける、と思い込んでいませんか?
3Dプリンタでは、精度の高い造形は難しい、実用性に欠ける、と思っていま
せんか?
株式会社ストラタシス・ジャパン様の3Dプリンタを使った興味深い事例とし
て、世界に1台しかない自分だけの自動車を実現する
「COPEN Effect Skin 3DP」プロジェクトをご紹介します。従来の工法では、
コストがかかり過ぎて難しかった一点もののパーツが、3Dプリンタで一気に
身近なものとなります。
ものづくりの可能性を広げる3Dプリンタの活用は、ここまで進んでいます。
■□――――――――― 【 ここにフォーカス 】 ―――――――――□■
金型を使わず、自動車パーツを3Dプリンタでダイレクトに出力。
「COPEN Effect Skin 3DP」プロジェクト。
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■ 3Dプリンタを使って自動車のパーツをカスタマイズ
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3Dプリンタで出力した造形物は、滑らかさに欠ける。強度がないのでは?
と、実際の業務に使うには不十分だと考えている人が多いようです。
しかし、同社の3Dプリンタを使って、金型を使わず直接製品を製作するとい
う取り組みがすでに始まっています。
ダイハツと新進気鋭の3Dクリエイター(デザイナー)、ストラタシスが協働
して取り組む「COPEN Effect Skin 3DP」プロジェクトでは、3Dクリエイター
の作ったパーツデータを自動車の購入者が数値を操作してカスタマイズ。受
け取ったデータをもとに3Dプリンタを使用して、一点もののオリジナルパー
ツを製作します。
自動車を購入した後でも、3Dプリンタを使うことでライフスタイルや嗜好に
合わせて自由に形や柄、空気特性を変えることができます。
CADデータから最終製品を直接製作する試み「ダイレクトデジタルマニュファ
クチャリング(DDM)」が新しいスタイルのものづくりを可能にします。
■ 3Dプリンタにより開発プロセスの短縮、製品精度が向上
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実際の製品と同じ素材を使って3Dプリンタで出力できれば、機能試験や、小
ロット品のパーツ製造を金型を起こすことなく、低コストにスピーディーに
製作できます。
このように、オンデマンド生産ができればストックスペースなどの物理的制
約から解放されるなど、ものづくりにおけるメリットが多分にあります。
3Dプリンタを使ったエンジン開発や試作プロセス改善事例をご紹介します。
3Dプリンタの活用でものづくりの何が変わるのか?
DDMを使った取り組みや3Dプリンタの基礎知識をまとめた資料や製品カタロ
グを無料でダウンロードできます。ぜひご覧ください。
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