外観検査システム iVison の活用事例

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 / 2021年08月30日 / 

外観検査の自動化についてお悩みではありませんか?iVisionは様々な加工品や素材に柔軟に対応可能です。その導入事例集をご紹介!

様々な製品における品質要求は年々高いものを要求されています。
しかし、従来の目視での検査では人員を集める事や、その人件費の高騰により、これまでと同様の対応は非常に難しくなっております。検査の自動化を検討しても、どの製品が良いか、どの様な機能が必要か確認すべき事が色々あり、導入に対してお悩みではないでしょうか?
当社の開発した「iVision」はソフトウェアを中心としたシステムとなっており、その自由度により、多方面での導入や検証の実績がございます。ここではその一例を事例集としてご紹介させて頂きます。
また、事例集の中では特定の品目に関して記載した文面となっておりますが、これは実際に導入や検証を行った実例となり、扱う品目はプラスチックなどの樹脂製品や金属加工品、それを作成する為の金型、ゴム製品やフィルム加工、基板等の電子関連部品、生産現場の工程管理など、目視で行える作業に関しては各方面での実績がございます。まずは導入事例をご覧になり、ご検討されては如何でしょうか?

 

基板の外観検査
基板内の部品の状態を検査。
基板内の指定位置に、部品が正しく取り付けられているかを確認。
NG判定となった箇所を赤色反転して表示

 

自動車用プレス部品の外観検査
搬送装置から送られてくる、自動車用プレス部品の検査。
カメラで表面を撮像して「打痕」「キズ」の有無、レーザーを使用した 3D での形状検査により「反り」を判定し、良品と不良品を振り分け。

 

自動車用ダイカスト部品の外観検査
自動 XY ステージにより搬送されるダイカスト部品の検査。
「穴のバリ」「キズ」「打痕」の有無、レーザーを使用した 3D での形状検査により「反り」を判定し、良品と不良品を振り分け。
さらに、寸法を計測して、規定値以外を不良品と判断して、ラインから排出。

 

自動車用金属部品の外観検査
自動車用金属部品をライン上で撮像し、上面部の 「キズ」「打痕」 の検査。
バックライトで寸法を計測し、寸法が誤差の許容範囲内であるかを判定。
検査の結果により、良品と不良品を振り分けて排出。

 

錠剤の外観検査
錠剤の表面(表裏)と側面の「キズ」「汚れ」「欠け」を検査。
さらに、錠剤の表面に印字を行った後、表面(表裏)に印字された文字の「ドット抜け」「かすれ」を判定し、不良品をラインから排出。

 

ペットボトルキャップの外観検査
ラインを流れるペットボトルの検査。
「キャップの有無」「キャップリングの有無」「傾き」「浮き」「歪み」「凹み」「ボトルの印字検査」を判定し、不良品をラインから排出。

 

ペットボトルの液面検査
ペットボトル内の液面を検査。
容器内に規定量の液が入っていることを、液面の高さで判定し、規定値以外のペットボトルをラインから排出。

 

バリ検査
ラインを流れる生産品の「バリ」の有無を検査し、バリが確認できたものはラインから排出。

 

金属部品の検査
ラインを流れる小さな金属部品の外観検査。
表面の「キズ」「打痕」「腐食」などを判定し、不良品をラインから排出。

 

IC チップの検査
IC チップが格納されたトレイの検査。
2台のカメラで撮像して、「製品型番」「異種混入」「抜け」「チップの方向」「数量」を判定。
異常を発見した場合、該当箇所にマーク表示を行う。

 

プラスチック検査
プラスチック容器の検査
プラスチック容器の外観検査。
「キズ」「汚れ」「傾き」「歪み」「凹み」など、容器が変形していないかを判定。
NG判定された製品をラインから排出します。

 

包装フィルムの外観検査装置の開発
Roll to Roll 装置を流れるフィルムの表面を検査。
3台のラインセンサーカメラで撮像し、「キズ」「汚れ」「印刷かすれ」「色違い」「シワの有無」を判定。

 

QR コード認識による冊子封入ライン管理システムの開発
ラインを流れる冊子の QR コードの読取り検査。
カメラ 25台を使用して、読み取った QR コードと管理データを照合して異種混入を監視。
用紙切り出しユニットから排出された用紙に付いている QR コードを読取り、正しい種類の用紙が切り出されているかをリアルタイムで判定。
エラー発生時には、装置へ停止信号を出力して、ラインの停止を行う。

 

シールの印刷検査
Roll to Roll 装置を流れる連続したシールの検査。
「キズ」「汚れ」「文字のかすれ」「文字の欠け」「色違い」「色ムラ」を判定。
NG 判定時には、対象のシールへマーキングを実行。

 

その他
電子部品の検査
ガラス瓶の入り数検査
パネルの文字検査
半導体製造装置


■基本情報
当社が開発した「iVision」は高性能な画像処理エンジンを組み込む事により、高い検出精度を実現しております。また、ソフトウェアを中心とした製品であり、お客様の希望に沿った対応が可能となります。
まず、お客様が「何を」「どの様な状態」で検査を行いたいかを確認し、それに応じたカメラや照明等を検討し、その上で必要な装置をご提案させて頂きます。
対象となる品目は鋳造、鍛造、ダイカストやプレス、切削加工を施した各種金属加工、射出成型や押出成型、ブロー成型など樹脂製品、繊維や食品容器、基板等の電子機器など多くの品目に対し実績があり、お客様が目視で検査を行っておられる物であれば一度ご確認頂ければと思います。また、外観検査に合わせて寸法計測なども同時に行えるのが、iVisionの特長の一つとなります。
いままで、外観検査の導入をご検討され、お断りされたお客様も一度iVisionを試してみませんか、当社ではお客様の検査対象に対して、検証を行い、その結果をご報告させて頂きます。

@engineer