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イベント

【Live配信セミナー 11/26】「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造,特性,その応用

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化学・エレクトロニクス:セミナー  / 2025年10月12日 /  自動車 化学・樹脂
イベント名 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造,特性,その応用
開催期間 2025年11月26日(水)
10:30~16:30
会場名 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2025年11月25日(火)15時
お申し込み

<セミナー No 511208>

【Live配信版】
「ポリプロピレン」の

材料としての基本的な構造,特性,その応用

 

★熱的特性,力学的特性,耐薬品性や耐候性,他材料との接合性や分散性
★自動車分野における「モノマテリアル樹脂」としての可能性,今後の市場展望

 

■ 講 師
山形大学 産学連携教授 博士(理学) 小林 豊 氏

 

  <略歴>
   1985年 出光興産入社 ポリプロピレン系ポリマーブレンドの開発に従事
   2021年 同社を定年退職
   同年   山形大学 産学連携教授 海洋分解性高分子の開発に従事

 

  <著書>
   『プラスチック用添加剤の作用機構』, 塗装工学, 57 (10), 364-370 (2022)

   ※その他 プラスチック関連の講演,執筆多数

 

■ 開催要領
日時:2025年11月26日(水) 10:30~16:30
会場:Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
聴講料:1名につき55,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ49,500円〕
〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせ下さい〕

 

■セミナーの受講について

・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催数日前または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
 ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
・開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。

プログラム                                                                                                        
【講座の趣旨】
  ポリプロピレンは,身の回りで多く使われている汎用樹脂の一つです。その理由として,成形加工しやすい,コストパフォーマンスに優れる,性能をカスタマイズできる等があげられます。この講座では,種々の素材の中で,ポリプロピレンの持つ特徴を説明します。その特徴を生かすためには,適切な銘柄を調達し,最適な加工を施す必要があります。非常に幅広い知識の中で,今回は,広く浅く基礎から応用までの技術を紹介していきます。実務でポリプロピレンを扱っていて,日ごろ疑問を持っている技術者との質疑応答を通して,一方通行では説明されないようなトビックスまで幅広く解説します。

 

【セミナープログラム】
1.ポリプロピレンの歴史
  1.1 おいたち
  1.2 樹脂改良の足跡
    1.2.1 低温における衝撃強度の改良
    1.2.2 剛性の改良
    1.2.3 透明性の改良
    1.2.4 難燃化
    1.2.5 耐候性の改良
    1.2.6 耐銅害性グレード
    1.2.7 帯電防止
    1.2.8 二次加工性の改良
    1.2.9 染色性の改良

 

2.ポリプロピレンの化学
  2.1 プロピレン
  2.2 プロピレンの重合
    2.2.1 重合触媒
    2.2.2 重合反応
  2.3 ポリプロピレンの製造法
    2.3.1 ホモポリマー
    2.3.2 ランダム共重合体
    2.3.3 衝撃グレード

 

3.ポリプロピレンの構造と物性
  3.1 分子量と分子量分布
    3.1.1 分子量
    3.1.2 分子量分布
  3.2 分子構造と結晶構造
    3.2.1 一次構造 3.2.2 立体規則性
    3.2.3 二次構造 3.2.4 高次構造
  3.3 熱的性質
    3.3.1 ガラス転移温度と融解温度
    3.3.2 PVT
    3.3.3 緩和
    3.3.4 結晶化速度と結晶化度
  3.4 溶融物性
    3.4.1 メルトマスフローレート
    3.4.2 溶融粘度の測定
    3.4.3 密度と表面エネルギー
  3.5 固体物性.機械的性質
    3.5.1 降伏強度,伸び
    3.5.2 弾性率
    3.5.3 衝撃強度
    3.5.4 表面硬度
    3.5.5 摩耗抵抗,スクラッチ性
  3.6 耐久性
    3.6.1 耐クリープ性
    3.6.2 耐疲労性
  3.7 その他性質
    3.7.1 ヒンジ特性
    3.7.2 比熱,熱伝導率
    3.7.3 電気的性質
    3.7.4 耐薬品性,耐ストレスクラッキング性

 

4.ポリプロピレンの劣化と機能化
  4.1 劣化の全体像
    4.1.1 外的な要因
    4.1.2 内的な要因
  4.2 ポリプロピレンの劣化機構
    4.2.1 自動酸化反応
    4.2.2 β切断による分子量の低下
    4.2.3 劣化による構造物性の変化
  4.3 安定性を付与する添加剤
    4.3.1 酸化防止剤
    4.3.2 光安定剤
    4.3.3 中和剤
    4.3.4 分散剤
    4.3.2 架橋剤,分解剤,発泡剤
    4.3.3 難燃剤
  4.4 機能を付与する添加剤
    4.4.1 造核剤
    4.4.2 帯電防止剤
    4.4.3 滑剤
    4.4.4 防曇剤
    4.4.5 離型剤
    4.4.6 アンチブロッキング剤
    4.4.7 抗菌剤
    4.4.8 蛍光増白剤
  4.5 分析法,試験法
    4.5.1 前準備
    4.5.2 定性分析
    4.5.3 定量分析

 

5.調色とコンパウンド
  5.1 調色
    5.1.1 色材
    5.1.2 凝集と分散
    5.1.3 工業的な混合方法
  5.2 コンパウンド
    5.2.1 二軸押出機
    5.2.2 フィラー充填
    5.2.3 ガラス強化
    5.2.4 エラストマー変性
    5.2.5 反応混練

 

6.ポリプロピレンの加工法
  6.1 延伸加工
    6.1.1 無配向と延伸による構造形成
    6.1.2 キャストフィルム
    6.1.3 BOPP
    6.1.4 インフレーションフィルム
    6.1.5 溶融紡糸
    6.1.6 延伸テープ
  6.2 射出成形
    6.2.1 射出成形品の構造形成
    6.2.2 構造と物性
  6.3 その他
    6.3.1 中空成形
    6.3.2 不織布
    6.3.3 シート成形
    6.3.4 回転成形

 

7.ポリプロピレンの用途
  7.1ポリプロピレンの性質
    7.1.1 ポリプロピレンのプラスチックの中における位置
    7.1.2 他樹脂との比較
    7.1.3 カタログ,使用銘柄の選定
    7.1.4 グレード群毎の成形性
  7.2 使用例
    7.2.1 家庭用品
    7.2.2 電気産業関係
    7.2.3 自動車関係部門
    7.2.4 化学工業用
    7.2.5 包装,輸送用資材
    7.2.6 建材
    7.2.7 農,畜,水産業用資材
    7.2.8 衣料
    7.2.9 医療用
    7.2.10 その他の用途

 

【質疑応答】

 

※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前

までに 「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ

頂けましたら,講演中に対応させて頂きます。

 

※セミナーの詳細についてお気軽にお問い合わせください。

※なお,「2名以上同時にお申込される場合、2人目以降の方の情報は

【弊社への連絡事項がございましたら、こちらにお書きください】欄に

ご入力をお願いいたします」

 

 

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