| イベント名 | フッ素フリー表面処理材料の開発動向とその特性評価 |
|---|---|
| 開催期間 |
2026年01月28日(水)
10:15~16:00 |
| 会場名 | ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません |
| 会場の住所 | オンライン |
| お申し込み期限日 | 2026年01月27日(火)15時 |
| お申し込み |
|
<セミナー No.601405>
フッ素フリー表面処理材料の
開発動向とその特性評価
~撥水・撥油性、摺動性、レベリング性~
★PFAS規制の現状を認識し、代替材料開発の考え方や実際の開発事例を紹介
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■講師
1.(株)KRI スマートマテリアル研究センター/先進技術調査部担当 エグゼクティブフェロー 福井 俊巳 氏
2.日本化学産業(株) R&Dセンター 研究部 基礎研究グループ 三嶋 恵太 氏
3.DIC(株) ケミトロニクス事業本部 ケミトロニクス技術2グループ 研究主任 植野 純平 氏
■聴講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
・セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
プログラムあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
<10:15~12:15>
1.PFAS規制の動向と撥水・撥油・滑落特性を有するフッ素フリー材料の開発
(株)KRI 福井 俊巳 氏
【本講座で学べること】
・PFASとは(PFASと有機フッ素化合物は異なる)
・PFAS規制の内容(何が問題なのか)
・PFAS規制の現状認識(組成、分野など規制範囲はどうなるのか)
・PFAS規制への対処の考え方(捕集技術、分解技術など)
・フッ素フリー材料、代替技術の動向(半導体、エネルギー分野)
・フッ素フリー撥水撥油材料の可能性(滑落性をキーワードに)
【講座概要】
長年材料研究を行っている立場から今回のPFAS規制について議論します。本講座の目的は、(1)PFAS規制の現状がどのような状態にあるのかを把握し、今後のPFAS規制を考慮した材料開発の考え方・方向性を理解、(2)半導体やエネルギー分野での現状材料技術の状態の理解、更には、(3)撥水・撥油・滑落特性を有するフッ素フリー材料の開発指針を一つの例としてPFAS代替え材料開発の考え方を理解する事です。また、欧州での議論の遅れや規制制限の考え方の変化などにも触れ、フッ素フリー材料開発がもつインパクトの大きさ、ゲームチェンジャーになりうる可能性について私見を含めて触れさせて貰います。
1.PFAS規制
はじめに
1.1 フッ素化合物とは
1.2 フッ素規制の置かれた状況
1.3 PFASはどこまで規制されるのか
(1)歴史的な流れ
(2)欧州化学品庁(ECHA)規制
(3)日本
(4)アメリカ
(5)WHO
1.4 企業動向と関連記事
2.PFAS規制対応への取り組み
2.1 フッ素化合物捕集技術
2.2 フッ素化合物分解技術
2.3 フッ素分析技術
3.フッ素フリー材料、代替技術の動向
3.1 半導体関連
(1)チラー用冷媒
(2)フォトマスク用防塵フィルム「ペリクル」
(3)高周波対応基板材料
3.2 エネルギー関連
(1)二次電池:バインダー・電解質・表面処理
(2)燃料電池:電解質膜
(3)EV熱マネージメント
3.3 撥水撥油材料
3.3.1 撥水撥油材料の現状
3.3.2 KRIでのフッ素フリー素材への取り組み
3.3.3 ハイブリッド系撥水撥油材料
(1)撥水撥油性と滑落特性
(2)ナノ相分離構造
(3)機械特性、耐熱性
(4)プライマリーフリー
(5)ハイブリッド材料のフィルム化
3.3.4 シリコーン系の新規撥水撥油材料
3.3.5 撥油系素材
3.4 フッ素フリー水系撥水撥油材の可能性について
4.まとめと今後の展望
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<13:10~14:20>
2.PFASフリーの無電解複合めっき技術の開発
日本化学産業(株) 三嶋 恵太 氏
【本講座で学べること】
・PFASの規制動向と産業界への影響
・複合めっきの基本的知識
・PFASフリー(PTFE代替)複合めっきの考え方と開発状況
【講座概要】
PTFE(フッ素樹脂)などに代表される有機フッ素化合物(PFAS)は、その優れた特性から産民問わず広く利用されている。一方で、化学的安定性が極めて高いことから環境汚染や人体への影響が懸念され、近年、利用を制限する方向で規制強化が進められており、表面処理業界でも対応を迫られている。本講座では、摺動部品などで利用されるPTFE複合めっきを取り上げ、複合めっきの基礎知識と、PFASフリー化のための検討指針と代替技術の開発状況について解説する。
1.PFAS規制について
1.1 PFASとは
1.2 PFAS規制動向
1.3 めっき業界への影響
2.複合めっきの基礎
2.1 複合めっきとは-通常のめっきとの比較
2.2 共析メカニズム
2.3 複合めっき浴設計のポイント
3.PFASフリー(PTFE代替)複合めっきの開発
3.1 従来PTFE複合めっきについて
3.2 PFASフリー化の基本戦略
3.2.1 アプローチの分類
3.2.2 設計指針
3.2.3 代替候補粒子の特性
3.2.4 想定される課題
3.3 開発例:PFASフリー複合無電解ニッケルめっき
3.3.1 シリコーン樹脂複合めっき
3.3.2 マイカ複合めっき
3.3.3 その他 検討事例
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<14:30~16:00>
3.PFASフリーレベリング剤の開発とその特性、応用展開
DIC(株) 植野 純平 氏
【本講座で学べること】
・DICの界面活性剤ができること
・DIC界面活性剤の機能発現(平滑性発現)のメカニズム
・PFASフリー界面活性剤の展開状況
・レベリング剤+αの特性
【講座概要】
ディスプレイ構成部材には、表面平滑性(レベリング性)が求められ、フッ素系レベリング剤が使用されている。しかし昨今、その使用にあたり環境への潜在的リスクから欧米を中心にPFAS規制の議論が進行され、代替品が強く求められている。当社は、世界的に高まるサステナブルニーズへの先行対応として、PFASフリーレベリング剤の開発に着手しており、本発表ではその取り組みを紹介する。
1.機能発現のメカニズム
1.1 DIC界面活性剤ができること
1.2 平滑性(レベリング性)発現の仕組み
1.3 DICフッ素系界面活性剤の代表構造
1.4 DIC界面活性剤の構造設計
1.5 精密重合の活用
1.6 UV硬化型表面改質剤 MEGAFACE RSシリーズ
2.PFASフリー界面活性剤への展開 MEGAFACE EFSシリーズのご紹介
2.1 MEGAFACE EFSシリーズの性能(代表例)
2.2 MEGAFACE EFSシリーズの量産品リスト
2.3 MEGAFACE EFSシリーズの溶剤溶解性
2.4 PFASフリー界面活性剤の特性マップ
3.レベリング性+αの付加価値のご提供
①:消泡性の付与
②:UV硬化塗膜に撥水・撥油性、防汚性の付与
③:重ね塗り適性(リコート性)の付与
④:顔料昇華異物抑制能の付与
4.応用製品のご紹介
潤滑油向けオイル消泡剤
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