| イベント名 | 中長期R&D戦略の策定、研究開発テーマの発掘と進め方 |
|---|---|
| 開催期間 |
2026年02月12日(木)
9:00~16:15 |
| 会場名 | Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません |
| 会場の住所 | 東京都 |
| お申し込み期限日 | 2026年02月11日(水)15時 |
| お申し込み |
|
<セミナー No.602504>
【Live配信】
中長期R&D戦略の策定、
研究開発テーマの発掘と進め方
★どのように未来ビジョンを描き、R&Dテーマに落とし込むのか!
★中長期を見据えた未来研究テーマをどのように評価・管理するか!
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■講師
【第1部】ハイケム(株) 貿易本部 営業支援室
技術コンサルティング担当部長 横田 博氏
【第2部】(株)オキサイドパワークリスタル 取締役
量産開発本部長 中西 秀夫氏
【第3部】メルクエレクトロニクス(株) 薄膜ソリューションズ
SOD開発部 部長 宗像 基浩氏
【第4部】ハリマ化成(株) 研究開発カンパニー 研究企画部長
兼 企画課長 小畑 裕作氏
■聴講料 :
1名につき66,000円(消費税込み、資料付)
1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくはお問い合わせください。
プログラム
【9:00~10:30】
【第1部】中長期を見据えた研究開発テーマの発掘と具体的な進め方
ハイケム(株) 貿易本部 営業支援室 技術コンサルティング担当部長 横田 博氏
【講師略歴】
東京理科大学理学部応用化学科卒業後、磁性材料、セラミックス、炭素材料、電気化学を専門分野とし、博士(工学)、技術士(化学部門)を取得。1991年に入社した電気化学工業(現デンカ)(株)ではHDD用磁性材料、放熱材料、LiB用カーボン系新素材の研究開発、工場での量産化に従事。同社イノベーションセンター新規材料研究部長を経て、2017年にNexeon Japanで代表取締役としてLiB用Si負極材開発を統括、2018年に入社した阿波製紙株式会社では執行役員として研究開発・事業開発を統括して車載向けTMB、音響素材などの新規事業立上げを行った。現在はハイケム(株)で技術コンサルティングを担当。
【講演趣旨】
素材メーカーのサプライチェーンにおける立ち位置が川上から川中にあることが多く、川下のマーケットから遠い。加えて、マーケットや顧客からのニーズは変革の時代の中でムービングターゲット化しており、従来の研究開発マネジメントでは市場要求とその変化に俊敏に対応することが難しくなりつつある。本セミナーでは、長年様々な素材系企業の研究開発、新規事業部門で技術戦略立案を行ってきた現役コンサルタントが、新規R&Dテーマの発掘と具体的な運用方法について事例を示しながら経営戦略、事業性、技術戦略からなる全体最適によるテーマ発掘とその運用にあたってのポイントを解説する。
【講演項目】
1.素材メーカーを取り巻く環境とR&Dの構造的課題
1.1 市場から遠い構造的課題(川上・川中の立ち位置)
1.2 ムービングターゲット化する顧客ニーズ
1.3 従来型R&Dマネジメントの限界
1.4 中長期視点の欠如がもたらす問題
2.研究開発テーマの「発掘プロセス」と着眼点
2.1 事業ロードマップ・製品ロードマップ・技術ロードマップの三位一体設計
2.2 未来市場・社会課題(バックキャスト)の捉え方
2.3 顧客起点のテーマシーズ抽出(マーケットイン)
2.4 技術資産・強みの棚卸し(プロダクトアウト)
3.新規R&Dテーマの評価枠組み
3.1 戦略適合性:中期経営計画・長期ビジョンとの整合
3.2 技術可能性:成熟度・実現性の評価(TRL活用)
3.3 市場性・顧客価値・収益性の評価
3.4 定量評価 × 定性評価のバランス設計
4.テーマ選抜・推進の実務
4.1 「Go/No-Go/条件付きGo」の判断基準設計
4.2 アジャイル・ステージゲート導入による俊敏化
4.3 R&Dテーマの可視化とポートフォリオ管理
4.4 意思決定の質を高める仕組み(経営関与と外部視点)
5.まとめ・質疑応答
5.1 中長期R&Dの鍵:三位一体ロードマップ×明確な評価軸×俊敏な検証プロセス
【質疑応答】
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【10:45~12:15】
【第2部】中長期研究開発テーマの発掘と進捗管理のポイント
(株)オキサイドパワークリスタル 取締役 量産開発本部長 中西 秀夫氏
【講師略歴】
1985 東芝セラミックス株式会社(現クァーズテック合同会社)入社
セラミックス焼成炉の設計に従事
1995 JSTシリコン融液動態PJに出向、シリコン融液物性研究に従事
1998 研究開発所研究部長 研究開発管理に従事
・技術開発センター開発研究所長
・技術開発センター技監
2021 株式会社オキサイド新事業推進部室長 酸化物結晶事業開発を担当
2024 株式会社オキサイドパワークリスタル取締役量産開発本部長(現職)
溶液法によるSiC結晶開発に従事
【講演趣旨】
企業経営の根幹を成すビジョンやミッションは各社各様であり、中長期テーマについての考え方も様々である。しかし、共通した認識は、企業経営にとって研究開発は大きな投資の一つであり、企業発展の源泉となる活動である。 一方、中長期に渡る研究開発では、当初の目的を貫徹させるべくブレないテーマの選定が理想であるが、社内外の環境変化に即してそのターゲットやビジネス像を適時修正する必要も起り得る。 本講演では、中長期にわたる研究開発活動を事業へと結び付けるための方法について、具体的な例も踏まえて考えていきたいと思う。
【講演項目】
1.コーポレートR&Dのミッション
1.1 研究開発に於ける3つのミッション
1.2 ポートフォリオマネジメント
1.3 2つのロードマップとテーマの選定
2.研究開発テーマの発掘と創出
2.1 技術ロードマップの目的と意義
2.2 技術の棚卸
2.3 時代の先読みと意志ある研究開発
2.4 未来カタログの作成と効用
3.開発テーマの選定と進捗管理
3.1 ステージゲートの目的
3.2 ステージゲートモデル
3.3 研究開発のステージ管理・評価
4.研究開発から事業創生へ
4.1 研究開発とマーケッティング
4.2 テーマの効率と事業性判断
4.3 インキュベーションプロジェクトによる死の谷越え
5.まとめ
【質疑応答】
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【13:00~14:30】
【第3部】バックキャスティングによる中長期R&D戦略の立案とその進め方
メルクエレクトロニクス(株) 薄膜ソリューションズ SOD開発部 部長 宗像 基浩氏
【講師略歴】
1968年4月奈良県生まれ。1994年3月 京都大学大学院 工学研究科 石油化学専攻(現 物質エネルギー化学専攻)修士課程修了後、三菱化成(株)(現 三菱ケミカル(株))に入社してポリエステル樹脂の開発に従事。2008年 4月 米国の関係会社勤務を経て、開発グループマネジャー。2010年 5月、三菱樹脂(株)に出向し、R&Dの企画管理業務を担当後、2012年 4月より新規事業部門の企画管理シニアマネジャー。その後、研究開発戦略および次世代事業企画のシニアマネジャーを経て、2016年12月からポリエステルフィルム開発センター長。2020年4月 三菱ケミカル(株) 大阪研究所長。2023年6月三菱ケミカル(株)を退職し、同年7月にメルクエレクトロニクス株式会社に入社し現職。
【講演趣旨】
経営戦略策定の一環として中長期R&D戦略を策定することは様々な企業で一般的に行われている。 その策定は既存のビジネスを起点としたいわゆる積み上げ(フォアキャスティング)での策定が多いと思われる。 しかしながら不確実性が増している中で、既存ビジネスといえどもフォアキャスティングでの戦略策定は困難になってきている。 また、新規ビジネスを構築するためにはフォアキャストでは十分に意味のある戦略の策定が困難となる。 そこで、演者の経験を基にバックキャスティングを活かした中長期R&D戦略の立て方について述べたいと思う。
【講演項目】
1.経営戦略と研究開発戦略
2.企業における研究開発
3.フォアキャスティングとバックキャスティングの違い
4.バックキャスティングのポイントと具体的な進め方
5.研究開発ロードマップの策定
【質疑応答】
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【14:45~16:15】
【第4部】中長期R&Dテーマ創出に向けた研究運営のポイント
ハリマ化成(株) 研究開発カンパニー 研究企画部長 兼 企画課長 小畑 裕作氏
【講演趣旨】
ハリマ化成の新事業開拓や製品開発の事例を振り返りながら、中長期の研究開発テーマを創出し、 機能性材料の未来を切り拓くための方策を検討します。本講演では「進取の気性 × 科学的アプローチ × DX文化 × 技術マーケティング」を軸に、考え方・事例・実体験を交えながら、研究開発を加速 させるヒントを提示します。さらに、科学的手法・統計解析・自動化による効率化を組み合わせた 当社独自の概念SA CubedRを解説し、数学に強くない研究員でも統計解析を容易に理解し活用できる よう工夫した勉強会を紹介します。またデータ解析による支援で技術課題をともに解決する活動に触れ、 研究開発リーダーが自ら新しいテーマを生み出すための視座を提供します。
【講演項目】
1.研究開発の基本思想とハリマ化成の特徴
1.1 SA Cubed
・Scientific Approach(科学的手法)
・Statistical Analysis(統計解析)
・Simple-work Automation(自動化)
1.2 MI推進課の役割とDX文化
・伴走支援(MI支援、自動化支援)
・情報共有と文化醸成(メルマガ、Webサイト)
・ITリテラシー向上(社内勉強会)
2.ハリマ化成での新規事業・テーマ創出事例
2.1 過去の新事業開拓の取り組み
2.2 現在の製品・技術開発
2.3 成功・失敗から得られた教訓
3.実体験からの学び:技術マーケティングの重要性
3.1 当初の思い込み:「技術を作れば事業になる」
3.2 現実の壁:事業会社からの問い(市場・顧客・スペック)
3.3 発想の転換:外部発信による顧客発見(講演、記事、Web)
3.4 技術マーケティングは新規事業創出の起爆剤
4.まとめ+展示会案内
4.1 進取の気性 × 科学的アプローチ × DX文化 × 技術マーケティング
4.2 新機能性材料展の出展製品・技術
【質疑応答】
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