【超高精度ワイヤー放電加工事例】
寸法公差 R-2/1000 マイクロべローズポンプ
高品質・高精度が求められる、国際宇宙ステーション(宇宙空間)で使われる、非常に小さなポンプ(マイクロべローズポンプ)の部品をA5052(アルミニウム合金)を使い、ワイヤー放電加工で作製しました。
A5052(アルミニウム合金)は、耐食性、成形性、溶接性などに優れ、軽量化を図る上においても良く利用されます。
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ワイヤー放電加工をした箇所は、 角穴 10箇所になります。
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角穴が非常に近い間隔で並んでおり、一般的な機械加工で行うと穴と穴の距離が近いため、加工中に材料に力がかかり変形が起こってしまいます。
放電加工によるワイヤカット加工法は、非接触の加工法のため、せまい間隔で穴をあけても、変形や破損なく、キレイに加工することが可能です。
インコーナーのRの精度:
ゼロマイナス2/1000というきわめて厳しい公差のため、油加工機かつ細線ワイヤ(ワイヤ径:0.15)によって、インコーナーのRを8/100程度に抑える事に成功しました。精度も±1μmを達成しております。
通常、油を使った放電加工機は水よりも加工速度が遅いと言われますが、橋川製作所では最新の放電加工機を導入し、水と変わらないほど、細線ワイヤでの加工速度を向上しています。
放電加工による A5052のマイクロべローズポンプ部品はおおよそ2日で納品しました。
他社よりも高品質・高精度な放電加工を、短時間・低価格で対応します。
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