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微量金属成分の分析などに。同じ質量数の成分が存在しても微量分析が可能[日立協和エンジニアリング]

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メールマガジン  / 2012年02月02日 /  食品・機械 化学・樹脂 試験・分析・測定

No.1375 2012年2月2日

● ICP-MS単体では測定が困難なときの測定法とは?

高周波誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)は、微量金属不純物成分を
測定する際に多用されますが、目的成分と同一質量数の成分が存在すると、
微量分析が難しくなります。日立協和エンジニアリング株式会社様では、
そのような分析にも「LC-ICP-MS分析装置」で対応しています。


  ※※※※※※※※※※【 ここにフォーカス 】※※※※※※※※※※

       同一質量数の成分でも、それぞれの定量を可能に
   日立協和エンジニアリング「LC-ICP-MS分析装置を用いた受託分析」

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■ あらかじめ高速液体クロマトグラフ装置で化学種を分離
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LC-ICP-MSは、ICP-MSと高速液体クロマトグラフ装置(HPLC)を合わせた
測定手法です。ICP-MSの前段に、HPLCで化学種を分離することで、
同一質量数の成分もそれぞれ定量可能になります。

その測定の一例をご紹介します。
酸化ガドリニウム(Gd2O3)中の微量イッテルビウム(Yb)の測定では、
Yb はガドリニウムの分子イオンである GdO と質量数が同一であることから
ICP-MS単体では測定が困難ですが、あらかじめHPLCで Yb と Gd を分離する
ことで測定が可能となります。


■ 価数別・形態別分析においてもLC-ICP-MS分析が可能
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食品等に含まれる微量金属化合物は、その価数・形態により毒性が異なるこ
とが知られています。このような価数別・形態別分析においてもLC-ICP-MS
による定量分析が可能です。


その他、材料中の微量化学種の分離定量など、さまざまな応用測定も可能。
同社では、多様な測定条件に対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
高度な技術と新鋭機器を駆使して、経験豊かなスタッフが品質向上・生産管
理をお手伝いします。

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