「製造業エンジニアにおける"技術研修・人材育成"」について実務者・管理職者各300人に実態調査を実施。最も効果があった外部サービスの研修形態は「集合型研修(対面/外部機関)」と回答

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • @engineer記事クリップに登録
 / 2025年07月09日 / 

「製造業向け技術研修サービス」を展開する株式会社ティーネットジャパン(代表取締役:木本 泰樹)は、製造業の機械系/電気・電子系/生産技術・製造技術のエンジニアの管理職者300人に「技術研修・人材育成に関する実態調査」を実施しました。

 

■調査内容 ※現在の所属企業・所属部署における回答

【実務者編のみ】  

 ●年間の技術研修の受講時間

 ●技術的な成長環境とキャリアアップの関係性

【管理職者編のみ】

 ●配属先との関連性が高い人材を採用できているか

 ●新卒エンジニアの技術研修期間

【共通】

 ●社員育成・成長環境の満足度

 ●社員育成/成長環境が整っていないと感じる点

 ●受講経験のある外部サービス研修形態

 ●外部サービスの研修形態で最も効果があったもの/なかったもの 

 ●外部サービスの受講に関する失敗・不安要素  

 

 

■調査結果(一部)

●年間の技術研修の受講時間【実務者編】

 直近1年間で、OJT・新人研修・日常業務を除き、社内外問わず実施した技術研修の受講時間で最も割合の高かった回答は10時間未満の42.0%、次点で10~30時間未満の34.0%。企業規模別にみても大きな差は見当たりませんでした。

●新卒エンジニアの技術研修期間【管理職者編】

 所属部署における新卒エンジニアの技術研修期間で最も割合の高かった回答は3ヶ月以上の23.3%、次点で3週間~1ヶ月未満の19.3%。企業規模別にみると、規模の大きい企業の方が比較的長い期間技術研修を実施していることがわかりました。

 

●社員育成/成長環境の整っていないと感じる点 【実務者編】

 所属企業において社員育成/成長環境が整っていないと感じる点の上位3つは

『育成に割ける時間が不足している(27.3%)』『OJTに依存しすぎている(24.3%)』

『講師の人数が不足している(22.0%)』となり、共通して人手不足という課題が背景にあると考えられます。

 

●外部サービスの研修形態の最も効果があったもの/なかったもの【管理職者編】

 自身及び部下の方が受講して最も効果があったと感じた外部サービスの研修形態は

『集合研修(対面/外部機関)26.6%』次点で『集合型研修(対面/自社への講師派遣型)22.8%』

 自身及び部下の方が受講して最も効果がなかったと感じた外部サービスの研修形態は

『特にない36.0%』次点で『eラーニング(録画データ再生24.6%)』

 一方で、実務者アンケートでは『eラーニング(録画データ再生)』が最も効果があったと回答した割合が19.3%の2番目に大きい割合であったことからeラーニングに対する評価は二分していることがわかりました。

 

■調査概要

 ①実務者対象調査 

  対象者:機械系/電気・電子系/生産技術・製造技術エンジニアの主任・リーダー・一般社員※2025年6月現在時点

  サンプル数:300名(一部280名)

 ②管理職者対象調査

  対象者:機械系/電気・電子系/生産技術・製造技術エンジニアの部長・課長・係長クラス    ※2025年6月現在時点

  サンプル数:300名(一部289名)

 調査期間:2025年6月16日~2025年6月18日

 調査方法:第三者機関を活用したインターネットによるアンケート調査

@engineer