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近赤外分光装置(NIR)によるハーブの分類

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近赤外分光装置(NIR)  / 2024年01月25日 /  医療・バイオ 食品・機械 試験・分析・測定

フーリエ変換近赤外分光法(FT-NIR)は特定の化合物に起こる特徴的な分子振動に敏感な特性があり、化学物質や混合物を分類できるため、原材料の同定に適しています。多くの有機化合物は通常、近赤外領域で吸収の高い官能基(アルキル基、フェニル基、アミン基、チオール基、ヒドロキシル基、酸、エステルなど)を含むため、数秒で明確な同定が可能で、製薬業界などで多く活用されています。Thermo Scientific™ Antaris™ II 近赤外アナライザー(図1)は、製薬、栄養補助食品、その他関連産業で使用される純粋な化学物質や複雑な生物学的サンプルの原料同定に最適です。

 

ハーブやその抽出物は化粧品や栄養補助食品によく使われますが、製薬産業でも原料として使用されることがあります。多くの場合、これらのハーブの有効成分やその中間体は、抽出やクロマトグラフィーの分析技術を用いて原料から単離されます。医薬品に使用されるハーブは、製造施設において他の原材料と同様に扱われ、同じ医薬品規制上の要求を全て満たさなければなりません。


IREL, spol. s.r.o.(チェコ共和国、ブルノ)の研究者たちは、栄養補助食品、化粧品、医
薬品に含まれるエキスの製造に使用されるハーブを迅速に同定する手段として、FT-NIR
法を研究しました。多くのハーブがセルロース、タンパク質、糖のような類似した成分を
含むため、類似したスペクトルになる傾向があります。

 

当ページでダウンロードできるアプリケーションノートでは、FT-NIR法を用いることで、複雑なハーブ原料を従来の技術よりもはるかに迅速に正しく分類できることを紹介します。

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