製品・技術
HAAKE MiniLab 3 は、バイパスフローチャンネルを持つコニカルスクリュー式二軸コンパウンダーです。わずか5 gまたは7 cc程度の少量の材料での混錬押出ができ、高価な添加剤や量に限りのある新素材などの試験や材料開発に理想的です。
HAAKE MiniLab 3(マイクロコンパウンダー)
このマイクロコンパウンダーは少量サンプルのバッチ混錬だけでなく、さまざまなオプションによる高い拡張性も備えており、以下のような場合にお役に立てます。
- 材料混合比や混錬温度など、たくさんのコンパウンディング(混錬)条件を試したい。
- ポリマーアロイや固体分散体を少量試作したい。
- 少量のマスターバッチを作りたい。
- 試作時に発生する廃棄物を大幅削減したい。
- 高価な材料を無駄なく使いたい。
- コンパウンディングからISOやJIS規格試験片の作成までを効率的に行いたい。
- コンパウンディング時のパラメーターを記録したい。
- 粘度測定も行いたい。
- コンタミネーションやキャリーオバーを徹底的に排除したい。
- 装置の洗浄にかかる手間を減らしたい。
- 省スペースで実験しなければならない。
- ドラフトチャンバーやグローブボックス内に設置したい。
- 誰もが安全性に使用できる混錬機が必要。
■ HAAKE MiniLab 3 マイクロコンパウンダーの特長
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ラボの実験台に設置できるコンパクトなサイズ
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循環/ワンパスの自動バイパス切り替え操作
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上下開閉式バレルによる容易なクリーニング
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空圧式サンプルフィーダー
- 不活性ガスパージ機能
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同方向回転スクリュー(標準)、異方向回転スクリュー(オプション)の切り換え可能
優れた拡張性(オプション)
- マニュアルフィーダー
さまざまな形状のサンプルやかさ密度の極めて低い材料の投入に最適 - 異方向回転スクリュー
ユーザーによる切替可能、同方向回転よりも低せん断、高圧力 - 粘度測定(HAAKE PolySoft OSオプション)
バイパス経路の2か所の圧力センサーにより粘度を測定 - 連続投入フィーダー
ワンパスでの連続コンパウンディング - 射出成形機(MiniJet Pro)
コンパウンディングしたサンプルを直接射出成形機で回収、試験片作成
優れたクリーニング性
- 上下開閉式バレルにより上部および下部のバレルやスクリューを取り外しての洗浄が可能。細部に至るまできれいに洗浄できるのでロット間での異物混入や、熱による劣化材料の混入などの問題を排除。
ユーザーフレンドリーな設計
- タッチパネルタブレット端末と直観的に使えるソフトウェアデザインにより、誰もが簡単に操作可能。タブレット端末と装置本体はBluetoothで無線接続されます。
データを継続的に記録(オプション)
- PolySoft OSオプションを使って測定データを継続的に記録可能
省スペースでの設置
- 幅66 cm、奥行47cmのコンパクト設計
- 本体重量は約60 kg、コンパクト設計でも強力で安定した混錬性能を実現
万全の安全管理
- 装置前面のわかりやすい位置に非常停止ボタンを装備
- 異常なトルクや圧力を常にモニタリング
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バレルが開いた状態ではスクリューが動作しない安全機構を採用
★エクストルーダーのアプリケーション(食品、ポリマー、製薬、電池など)に関する多くのオンデマンド・ウェビナーを公開しています。是非ご覧ください!(※ご視聴には登録が必要です)
■マイクロコンパウンダーに関するお問い合わせ
ポリマー、食品、製薬、バッテリーなど、多くの分野でのラボスケール溶融混錬押出やスケールアップの技術に関して、当社はさまざまなノウハウを保有しております。技術に関心のある方、導入を検討されている方はお気軽にお問い合わせください。
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