アイシン軽金属株式会社

アイシン軽金属の製品はアルミダイカスト製品とアルミ押出製品を主体として、自動車分野から住宅産業分野、建築用材料など幅広い用途に使われています。
　自動車分野のアルミダイカスト製品ではエンジン、トランスミッションなど機関系、駆動系部品を中心に約800種類、アルミ押出製品ではバンパリィンホース、レールなど車体部品が主体で約4,500種類もの生産を行っています。
　住宅産業分野ではアルミサッシ、電動シャッターなどの生産を行っています。
　またこの他にも信号機、熱交換器に使用される部品、車庫、パーテーション、事務機器に使われる部材など、多岐にわたった製品を生産しています。
　素材から加工・完成品に至るまでアイシン軽金属の品質管理体制がお客様のニーズにきめ細かくお応えします。

ダイカスト鋳造は、アルミ合金の溶湯を高圧で鋳込むため、複雑な部品成形を可能にし、生産性の高い工法です。アイシン軽金属では、真空・スクイズ・層流といった技術の確立とともに、海外のダイカストメーカーとの技術交流も行い、革新的な高品質・低コストの製品作りに取り組んでいます。これら技術の複合的採用は、強度と気密性に飛躍的な向上をもたらし、従来、ダイカスト化が困難であったブレーキやステアリングなどの制動系部品や操舵系部品の製品化を実現しました。今後も世界トップレベルのダイカスト製品を供給していきます。

自動車部品としてアルミ押出材を生産しているアイシン軽金属は、アルミ業界において特徴ある存在です。自動車用部品は要求品質が厳しく、従来はアルミ押出材の自動車部品への応用は少なかったのですが、アイシン軽金属は新材料の開発に取り組み、アルミ押出材の高強度化と耐蝕性を向上させ、また、曲げ・溶接などの加工技術によって、高精度・複雑形状の自動車用の押出製品を可能にし、１９７８年には自動車分野での商品化に成功しました。住宅用サッシの生産からスタートした私たちは、その後様々な分野に様々な製品を送りだしています。
　１９９９年からはカチオン電着ラインも導入し、素材の押出から加工・表面処理（アルマイト・塗装）・組み立ての一貫生産体制をつくり、品質・コスト・納期の面でお客様のご要望にお応えしています。