製造業関連情報総合ポータルサイト@engineer
WEB営業力強化支援サービスのご案内
高精度・超精密放電加工の橋川製作所
精密に追加工を施すのは至難の業とされている、24種の導電性セラミックスへの放電加工にも対応します。
事例

放電加工技術|自動車用スピードメーター用導光板金型

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • @engineer記事クリップに登録
精密放電加工事例  / 2015年05月08日 /  自動車 セラミックス 先端技術

自動車スピードメーター用導光板金型

放電加工機上で自動補正機能を有した切削加工システムを構築

 

金型となる素材はSTAVAX(スターバックス)材で加工硬化が特に大きいため、研削や切削では苦労する素材です。

ダイヤモンド工具で切削を行いますが、ダイヤモンド工具も切削を続けるうちに刃先が丸くなり削れなくなってきます。当然丸くなれば、精度も出ません。

刃先が丸くなったダイヤモンド工具は再成形しますが、何度も繰り返すため手間がかかり、時間も要します。

そこで橋川製作所では、放電加工機上で切削を行いながら工具の刃先が丸くなれば、自動で工具先端部の成形が可能な切削加工システムを構築しました。

 

 

■放電加工技術|自動車用スピードメーター用導光板金型

  金型加工中の様子  ↑逆放電によるダイヤモンド工具の放電自動成形機能を有した放電加工機上に増速スピンドルをセットし、6万回転にて超音波加振浸漬装置で周波数26kHz、出力70w、振幅4μmの超音波援用モードで切削加工中の様子

 

  ↑拡大画像

 

寸法精度:±0.005mm 面粗度:0.32μmRa

 

■ダイヤモンド工具

ダイヤモンド工具はずっと切削していれば刃先が丸みを帯びてきます。

 

 ↑ダイヤモンド工具を成形している様子

 

CVDダイヤ先端拡大  半割り焼結ダイヤ側面

↑先端拡大図           ↑側面図

 

 なのでこのように成形を終えた後、切削し始めます。この工程を繰り返し完成させます。

 
 
 
 
 
 
■「微細化」へのあくなき探求

幅広い分野で活用可能な「放電加工」は、複雑微細形状に必要不可欠な技術であり、要求精度0~-0.00005mmを満足させることも可能です。

放電加工をコア技術とした微細加工技術で付加価値の高いモノづくりを実現致します。

 

参加ポータル
航空機産業ポータル
セラミックス.com