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事例

SKH51(粉末ハイス鋼)へ放電加工で人工クラック作製事例

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精密放電加工事例  / 2015年06月10日 /  航空・宇宙 自動車 先端技術

【SKH51(粉末ハイス鋼)へ人工的にクラックを作製】

幅0.075、長さ3.0、深さ0.35mmも放電加工で可能に


超音波探傷器のようなマイクロクラック検出装置で、本当にクラック(傷)が検知できるのかを検査するため、人工的に幅0.075mm、深さ0.3mm程度のクラックを放電加工で作れないか。と依頼がありました。

近年はパーツ精度の要求水準が高まり、クラックの検出レベルもどんどん上がっています。

 

SKH51(粉末ハイス鋼)歯車

小さなクラックを作製するのに最も大変なのは、クラックを放電する(作る)電極を製作することです。

 

幅0.075mmのクラックの場合、それより小さな幅の電極を製作しなければなりません。

しかし、それは極めて難しく、あまり実用化のレベルには達していませんでした。

 

放電加工機へパーツセット中 放電加工機へ試料と治具(電極)をセット オリジナルの電極

 ※画像はクリックすると拡大できます

 

そこで、我々の出番となります。橋川製作所では、他社にはない経験と今まで培った技術で電極を製作し、放電加工による0.075mmのクラック作成に成功しました。

 

SKH51(粉末ハイス鋼)への放電加工 型彫り放電加工
 (歯車へのクラック)


 材料:SKH51(粉末ハイス鋼)
 クラック幅:0.075mm(75μm)
 クラック長さ:3mm
 クラック深さ:0.35mm

 

橋川製作所では、進化する機械の精度に加え、他社にはない放電加工のプログラミングノウハウや材料の特性を熟知し、お客様の高い要求にお応えします。

 

工具電極も自作し、他社ではできなかった加工もお応えできる自信があります。お気軽にお問い合わせください。

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