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スマイルケア食/ユニバーサルデザインフード試験(食感試験機 TEXシリーズ 測定事例③)

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 / 2023年12月20日 /  試験・分析・測定

スマイルケア食/ユニバーサルデザインフード(食感試験機 TEXシリーズ 測定事例③)



スマイルケア食/ユニバーサルデザインフード

スマイルケア食やユニバーサルデザインフード試験

 

日本介護食品協議会で規格されているユニバーサルデザインフード(UDF)の区分を、 実際に市販されているUDF商品を用いて測定しました。 えん下困難者用食品(消費者庁提示)や、スマイルケア食(農林水産省提示)についても 同区分(「食べやすさ」の目安となる基準)を用いています。

 

  • 試料

    容易にかめる食品(マカロニグラタン)
    歯ぐきでつぶせる食品(魚とや野菜のかきたま)
    舌でつぶせる食品(かぼちゃの含め煮)
    かまなくてよい食品(にんじんとタマネギのペースト)
    ※試料名称は商品名ではありません。

  • 使用治具

    ① φ20mm圧子
    ② φ40mm 深さ15mm 容器(すりきりで条件を満たす)

  • 試験種類

    テクスチャー試験 

  • 測定条件

    01. 試験速度 : 試験速度 : 600mm/min
    02. 開始位置 : 設定しない
      (下降ボタンで試料上面から約25mmの高さまで下げてから、STARTを押す)
    03. 試料高さ : 15mm (初期に原点検出が必要。)
    04. スマートゼロ : 1.0mm
    05. 圧縮深さ測定範囲 : 10mm
    06. もろさ検知 : 5.0%
    07. 出力単位 : Pa (= N/mm² )
    08. 治具面積 : 314.15mm²
    09. 荷重上限 : 100N
    この試験条件であれば、「テクスチャー試験」を選択するだけで、条件詳細の変更は必要ありません。

  • 結果

    UDFで規格化されている項目は硬さだけですが、凝集性、咀嚼性にも差異が見られました。硬さ項目は、全区分の商品が余裕をもって規格をクリアしていました。区分1、区分2は見た目が通常の食品に近く、固形の具材が多く、均一でないために測定値のバラツキが大きいです。区分3、区分4はペースト状で均質なため測定値が安定しています。
    えん下困難者用食品や、スマイルケア食では硬さの他、付着性、凝集性が規格化されています。下図は、区分1~4物性を視覚的に比較できるよう、重ね書きしたグラフです。(TEX-100標準付属ソフト使用)

 

 

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