No.1051 2010年03月31日
● 自動車のエアバッグ類は、火薬類として輸送が必要?
化学物質やそれを含む製品の燃焼性や爆発性に関する正確な情報を知るため
には、危険性評価の専門知識を有する試験者により、適切な方法で試験を行
うことが必要です。日本カーリット株式会社様は、昭和58年に民間として初
めて危険性物質の総合的な試験委託機関として発足。以来、経験と実績に裏
打ちされた、質の高い「危険性評価試験」をはじめ、物質を海外輸送する際
に必要な「国連勧告試験」などを実施しています。
※※※※※※※※【 ここにフォーカス 】※※※※※※※※
物質を海外輸送する際に必要な試験、大丈夫ですか?
日本カーリット「外部火災試験」
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■ 自動車のエアバッグ類にも必要な外部火災試験
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例えば、自動車のエアバッグ類を航空輸送する場合、国連勧告に規定された
外部火災試験に合格していないものは、クラス9の有害性物質(UN3268)で
はなく、クラス1の火薬類(UN0503)として輸送しなければなりません。
エアバッグ類は「外部火災試験」を実施し、規定された安全性が確認できた
場合にのみ、クラス9の危険物として適用されるからです。このように物質
(物品)を海外輸送する際のクラス分け(UN No.の決定)をするための「国
連勧告試験」(UNオレンジブック)を実施しているのが同社です。
■ 新規に合成された物質などの潜在的危険性を調査
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化学物質には熱・着火・衝撃などにより分解・発熱したり、場合によっては
爆発したりするものが数多く存在します。研究開発(R&D)時における未知
物質の評価をはじめ、その物質の危険性を十分に把握しないで取り扱うと、
衝撃や温度変化により思わぬ事故が起こることがあります。
予期せぬ事故やトラブルなど、不測の事態を避けるために、化学物質やそれ
を含む製品の燃焼性や爆発性などの正確な情報を調べるのが「危険性評価試
験」です。同社では、新規に合成された物質など、その潜在的危険性を調べ
る各種危険性評価試験を実施。もし事故が起こってしまった場合でも、その
原因調査が可能となります。同社では、ほかにも消防法危険物確認試験、密
閉試験、屋内・屋外試験なども行なっています。
燃焼性や爆発性に関する正確な情報を知るためには、危険性評価の専門知識
を有する試験者により、適切な方法で試験を行うことが必要です。外部火災
試験、国連勧告試験、危険性評価試験など、お気軽にご相談ください。
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