No.1320 2011年10月13日
● 薄板・軽量化特許技術「ハニカム・エンボス」改め「embrella」へ
国内で初めて、正六角形のハニカム(蜂の巣)配列でのエンボス成形技術を
確立した株式会社深井製作所様。同社では、この薄板・軽量化のための特許
技術「ハニカム・エンボス」を2011年11月以降、新ブランド「embrella」と
して展開。注目が集まっています。
※※※※※※※※※【 ここにフォーカス 】※※※※※※※※※
幅広く活用できる汎用的な加工技術として注目
深井製作所の新ブランド「embrella(エンブレラ)」
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■ 「embrella」なら、材質・剛性そのままで"薄板・軽量化"
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"軽量化"と"コストダウン"の両立を実現した同社の特許技術がハニカム・
エンボスです。このエンボス形状には、平面視六角形の最密充填であること
と、対角線を結ぶ縦断面が円弧状であるという特徴があります。
そのカタチが、ちょうど6本骨の傘を伏せた形状と似ていることから、
「umbrella」と「emboss」を組み合わせた造語「embrella」が誕生しました。
「embrella」の特筆すべき点は、剛性です。素材を30%薄くしても、元板と
ほぼ同等の剛性を維持・確保。性能を犠牲にすることなく、材質も変更せず
に、30%の軽量化を達成することができるのです。
■ スズキ新型スイフトの遮熱板にも「embrella」採用
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以下のように量産車両への採用を皮切りに「embrella」の実績も増えてきて
います。
・スズキの世界戦略車、新型「スイフト」の遮熱板に採用
・学生フォーミュラレーシング車両(クラッシュBOX、ファイアーウォール)
・EVバスのフロアに「embrella」適用のアルミパネル採用
「embrella」は、元々は自動車の薄板・軽量化を目的に開発された技術です
が、自動車以外の分野でも幅広く活用できる汎用的な技術としての可能性を
秘めています。
これまでにもアルミ以外に、チタンや銅、ステンレス、マグネシウムといっ
た金属の軽量化を確認。また、金属以外の様々な材質にも応用可能です。
そのため、航空機・宇宙機器、電気製品、船舶、建設機器、家電製品など、
幅広い分野・製品での活用が期待されます。
同社は、中小企業発信の特許技術「embrella」による"省資源化"を普及さ
せ、技術の地産・地消、国全体の共通課題"省資源化"解決の糸口にしたい
と考えています。
「embrella」に関するご質問、製品化のアイデア、サンプル請求など、お気
軽にお寄せください。
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