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独自技術で窒化アルミの面粗度が向上。セラミックスへの材質変更によるメリットとは?[大塚精工]

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メールマガジン セラミックス(素材/加工)  / 2012年03月15日 /  鉄/非鉄金属 セラミックス 電子・半導体

No.1402 2012年3月15日

● 熱伝導率の高い窒化アルミの面粗度を向上

大塚精工株式会社様は、各種セラミックスの精密加工技術に定評があり、
幾何公差1μm以下といったミクロンオーダーが可能です。特に注力している
のが、既存のプラスチック・金属などの部材やその一部だけをセラミックス
に置き換える提案です。

さらに今回、窒化アルミの面粗度向上が実現。今までラップ盤で対応可能で
あった面粗度が、同社独自の研磨技術により平面研削での加工で実現可能に
なりました。


  ※※※※※※※※※【 ここにフォーカス 】※※※※※※※※※

    ラップ工程を省くことで納期短縮・コストダウンを実現
      面粗度の向上に「窒化アルミ(ALN)研削加工」

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■ うねりのない面で、ダレや加工歩留まりも解消
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同社の研削加工では、従来に比べて、窒化アルミの面粗度(Rmax)が向上し
ます。加工精度としては、従来の面粗度がRy1.2Sであれば、加工後は
Ry0.3Sに。平行度/平坦度は、1μm~2μmの精度を保証します。

平面研削加工のため、若干の研削痕が発生することがありますが、ラップ加
工を省けるので、納期短縮・コストダウンを実現。また、うねりのない面と
なり、ダレが抑えられ加工歩留まりも向上します。

窒化アルミは素材の特性上、加熱性・放熱性など熱特性に優れております。
セラミックス素材の特性を活かした、耐摩耗性・耐熱性の向上やコスト削減
をご検討してみてはいかがでしょうか。


■ セラミックスと金属の接着や同時仕上げにも対応
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同社は、セラミックスと金属の接着技術や同時仕上げにも対応。金属・セラ
ミックス共に、米粒大の大きさの物でも加工できる技術があります。
材質変更により、品質アップ・コストダウンを実現した豊富な事例の中から、
ご好評いただいた改善例をご紹介しましょう。

製品検査装置のワークホルダのワークに接触する部分のみ、ジルコニア
セラミックスへの材質変更を提案。部品の精度向上、低背化・軽量化・コス
ト削減を実現しました。

微細チップの吸着位置決め部品の吸着ツメの加工では、チップ接触部のジル
コニアセラミックスへの材質変更と接合加工・形状を提案。ランニングコス
トと加工コストを低減させました。


同社では、単品試作から量産まで、短納期でミクロンオーダーのセラミック
スや金属の精密加工に対応。ロットでバラつきの無い加工が可能です。


セラミックス素材の指定、他社では難しいと言われた仕様にも応じます。
公差±1μmなど精密な加工を要する製品や、耐熱性の向上などを目的に
セラミックス特性を活かしてみたいというご要望がありましたら、
まずはお気軽にお問い合わせください。

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