シロキサンによる接点障害を防止します
シロキサン接点障害に関する、原因解析、シロキサンガスの発生源特定、発生量測定シロキサンガス暴露試験(再現試験)など一連の分析、解析、再現試験等をワンストップで実施します。
■低分子シロキサンとは
シロキサンとは(-Si-O-Si-)を分子骨格に持つ、けい酸有機化合物の総称です。
その分子骨格の中にO-Si-Oの構造がn個あるものをn量体といい、量体の数字が大きくなると沸点が高く、逆に量体の数字が小さいと沸点が低くなります。一般環境中で影響をおよぼすとされる量体は3量体~9量体程度といわれており、常温・常圧で気化し、雰囲気中を浮遊する可能性があります。
■低分子シロキサン接点障害とは
電子部品に対してシロキサンが不具合を誘発する例としてはリレーの接点不良があります。密閉された部品の中に低分子シロキサンを発生させるシリコーンを使用していると、
部品の動作熱により、シロキサンが発生します。リレー接点の開閉時に発生するアークにより接点近傍のシロキサンが分解されてSiO2となり接点上に堆積して接点障害を引き起こすというものです。
■シロキサン接点障害の分析例
シロキサンガス雰囲気中でON/OFFを繰り返した接点に付着した異物の元素分析(面分析)を実施しました。Si・Oは異物と同じ分布がみられますが、Cは全体に分布していることから、異物はSi・Oだけで構成されるSiO2と推定されます。
化学分析や成分分析に関するお問い合わせ
RoHS指令の規制物質、REACH規則で定められた高懸念物質(SVHC)のスクリーニング分析から精密分析まで、成分分析については、OKIエンジニアリングまでお気軽にお問い合わせください。
お見積りのご依頼や試験可否については、製品や部品の品名情報、詳しい試験や分析の条件についてお知らせいただけるとスムーズです。
- サイト内検索
- オフィシャルサイト
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMAに出展 (2025年04月21日)
- REACH規則SVHC 第31次 1物質分析サービス開始 (2024年07月12日)
- EMI要求事項を定めた規格「CISPR 11:2024(第7版)」に対応 (2024年07月02日)
- 医療機器のEMC試験に関するWEBページ新設 (2024年04月11日)
- 界面活性剤を含んだ試験液による落下水滴試験(IP試験) (2024年02月16日)