SPACECOOL株式会社

▼商品名

放射冷却素材「SPACECOOL」を活用したフィルム（白・銀）

▼商品特徴

大阪ガスが5年の開発期間を経て開発した放射冷却技術を活用した新素材です。放射冷却技術とは、太陽に温められた熱を宇宙に赤外線の形で意図的に移動させる技術で、日常生活の中でも耳にする現象を技術として応用しています。 これまでの熱対策として利用されてきた断熱や遮熱の技術と異なり、熱を宇宙まで放射させて、表面温度を下げながら内部温度も下げることが可能です。実際にこの素材を使用したテントと一般的なテントを冷却性能で比較すると、テント内部の体感温度はマイナス10度の違いを確認できました。トラックの荷台、膜建造物やコンテナ倉庫での利用で、あらゆる熱課題の解決が見込まれます。

▼解決できる問題

国などの場所も選ばず、屋外で使用されている分電盤などの機器、工場の屋根など幅広い熱課題を解決することができます。分電盤の温度上昇を回避することで、内部に格納されている電気品の故障や蓄電池の劣化といったトラブルを回避することが可能です。また、工事現場用のユニットハウスに採用した場合は、9:00〜18:00の消費電力を20%抑える効果が期待できます。 現在開発途中ですが、パラソルや日傘、カーシェードなどが制作できれば、機械だけでなく地球に暮らす人々を日常的に熱から守ることが可能となります。

▼既に開発済で実証実験中

・屋外に設置された機器の温度上昇による破損の防止

・トラックや船舶など、温度上昇がある状況下での運搬物の劣化防止

・熱中症対策

・空調電力削減

・高圧ガスボンベの直射日光下での保管温度維持

▼現在商品開発中

・日傘やカーシェード

・パラソル

・空調服

▼スペック情報

サイズ（幅×長さ）： 1,250mm × 25m

厚み（代表値）　　： 110μm（粘着剤含む）

重量（代表値）　　： 145g/m2

太陽光反射率　　　： ＞95%

放射率（8-13μm）： ＞95%

▼販売開始 2022年5月