株式会社太洋

ＪＦＥスチール様・トヨタ自動車様・当社(太洋)と共同開発で高強度鋼管(５９０メガパスカル以上の鋼管の曲げ加工の自由度と生産効率を大幅に向上させた)にも適用可能な高効率曲げ加工技術「ＰＲＢ法」を開発致しました。これは鋼管の円心方向に圧力を加えて絞りながら加工を行うという既存のプッシュロータリーベンダからの発想によって誕生したもの。「ＰＲＢ法」は曲げ加工時の局部的な減肉の発生を抑制し、高強度化に伴う延性低下の影響をミニマイズし、従来技術である「回転引き曲げ加工」では困難だった高強度鋼管の小半径の曲げ加工を可能にする。特徴として 1.マンドレル及びワイパーの省略によるサイクルタイム短縮と金型費用削減が可能 2.複合Ｒ曲げ加工がワンプロセスで可能 3.三次元形状の曲げ加工が可能 4.鋼管の両端を絞った部品の曲げ加工が可能 5.部分的な外径制御や断面の扁平加工が可能(プレス成形行程省略が可能)などが挙げられる。　　　　　　　　　　　　同技術の開発は自動車の軽量化を目指す鋼管採用の可能性を大きく広げるものとなり、同技術によって７８０メガパスカル電縫鋼管の曲げ加工を高能率・低コストで行うことが可能になった。　※日刊工業新聞・日本経済新聞より転用した文章が有ります。