太陽電音株式会社

太陽電音株式会社の事業概要

どうすれば「二酸化炭素」を出さなくてすむのでしょうか。さまざまな方策がありますが、二酸化炭素排出の大きなパーセンテージを占める火力発電をクリーンなエネルギーを使用する発電システムに転換していくことが喫緊の課題です。たとえば、クリーンエネルギーの本命といわれる風力発電や太陽光発電では二酸化炭素は、まったく発生しません。
風力発電システムは「風の力」を利用し、その回転運動を発電機に伝えて「電気」を起こします。風力エネルギーの約40％を電気エネルギーに変換できますから、抜群の効率といっていいでしょう。
「風車」の歴史は紀元前にさかのぼることができます。当時の先進国家エジプトで、灌漑用に風車が使用されたとの記録が残っています。
「風力発電」となると、ずっと時代は下って、19世紀末になってやっと登場しました。基礎をつくったのはデンマークのＰ・ラクールで、1891年、最初の「風力発電装置」を設置したほか、1897年には直径22.8ｍの大型の風力発電装置を完成させました。
わが国では1976年にスタートした「サンシャイン計画」(1993年から「ニューサンシャイン計画」)で、風力発電システムの研究が進められてきました。三宅島の「100キロワット級風力発電プラント」の研究、「離島用風力発電システム」などの技術開発も行われてきましたが、導入実績は2006年3月末現在で●●基、出力約100万キロワットを超える程度しかありません。
こと風力発電に関しては「風力発電大国」の後塵を拝しています。