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数百度の高温ガスを完全蒸発で200℃まで冷却!液だれやダストトラブルを防ぐ排ガス冷却システム

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排ガス冷却システム  / 2026年08月25日 /  環境 化学・樹脂

数百度以上の高温ガスを200℃程度まで完全蒸発で冷却
排ガス冷却システムのご紹介

排ガス冷却

水噴霧式で壁面を濡らさない
排ガス冷却システム

廃棄物の焼却炉や溶融炉、鉄鋼の各工程から発生する高温ガスを冷却。
燃焼負荷増大への対応や液だれ対策、ダストトラブル改善に適しています。

排ガス冷却システムは、廃棄物の焼却炉や溶融炉、鉄鋼の各工程から発生する高温ガスを冷却する排ガス冷却システムです。数百度以上の高温ガスを、後段の集塵装置(バグフィルター)に到達するまでに耐熱温度である200℃程度まで冷却することが可能です。その際霧を完全蒸発させ、冷却塔内壁面が濡れないよう綿密な設計を行います。

排ガス冷却用のスプレーノズル選定だけでなく、制御装置など一式、また冷却塔(クーリングタワー)一式など、ご要望に合わせた形でご提供可能です。

システムの特長

排ガス冷却システム4つ特長

1.完全蒸発で壁面濡れ防止

液だれやダストトラブルを解消
微細な水粒子を噴霧し完全蒸発させることで、冷却塔内壁面の濡れや未蒸発ドレンを防ぎます。これによりクリンカの堆積などのダストトラブルを防止します。

2.CFDシミュレーション

最適なノズル選定とレイアウト
冷却塔形状やガス性状などの条件から熱流体解析(CFD)を実施。水粒子の軌跡や温度分布を可視化し、現場ごとに最適なレイアウト構成を提案します。

3.出口温度の高精度制御

制御装置を含めたシステム提案
ノズルの選定だけでなく、制御装置(タッチパネル)やバルブスタンド、自動ダスト排出装置など、システム一式を最適化し、出口温度の高精度制御を実現します。

4.新規建設・改善設計に対応

既存設備の改善から新設まで
入口ダクトの影響による偏流の改善など既存のガス冷却塔の課題解決はもちろんのこと、新規のガス冷却塔の設計から建設まで幅広く対応いたします。

気水比130の省エネ設計ガス冷却2流体ノズル GSIMⅡシリーズ

ガス冷却2流体ノズル GSIMⅡシリーズは、気水比130の省エネ設計により、空気消費量を減らしコストを削減(当社製品比較で空気量約15%削減)。大噴量でも優れた微粒化性能を発揮し、噴霧流量500L/hrで最大粒子径150μmを実現します。

  • 省エネ設計
     空気消費量を減らしコスト削減。
  • 幅広いターンダウン
     高水量から低水量まで安定して噴霧。
  • コンパクト設計で軽量化
     シンプルなノズル構造でメンテナンス時間・費用を削減。

導入事例

[事例]ゴミ焼却施設減温塔での排ガス冷却|水噴霧の完全蒸発で内壁の濡れとクリンカ堆積を防止

ユーザーの課題

あるゴミ焼却施設では、他社製スピルバックノズルを使用して水噴霧による排ガス冷却を行っていましたが、減温塔の内壁が濡れて、クリンカ※が堆積していました。これにより、排ガスの流れが妨げられ、設備の運転に悪影響を与えていました。
問題の原因は、噴霧粒子の粒径が大きく、水が完全に蒸発しなかったことに加え、スプレーがガスの流れにあおられ、内壁に付着したことでした。

※クリンカ:塔内壁面が濡れた際に、有機物、金属成分、鉱物質の微粒子や溶融物が堆積してできる硬い塊。

いけうちからのご提案

エアーを使用して従来型ノズルよりも霧の粒子径を小さくすることで、未蒸発の問題を解消しました。従来型ではザウター平均粒子径130μmでしたが、エアーアシスト型では約97μmまで微粒化されています。
さらに、エアーによって霧の流速が速くなり、霧が分散せず、内壁を濡らさずに排ガスを効率的に冷却できるようになりました。

導入効果

クリンカの堆積を解消し、より微粒化された水噴霧により排ガス冷却プロセスの最適化を実現しました。これにより、運転中のトラブルを減少して安定した操業を実現しました。
噴霧量を適切にコントロールすることで、より効率的な冷却を可能にしました。また、無駄な水の使用を抑えることで、環境負荷の軽減にも寄与しています。

[事例]ゴミ焼却施設減温塔でのガス冷却用水噴霧ノズルの改良|メンテナンス性の向上

お客様の課題

あるゴミ焼却施設メーカーでは、減温塔内で排ガス冷却に使用している水噴霧ノズルに、以下の課題を抱えていました。
ガス冷却用リターンノズル(スピルバックノズル)を用いて排ガスを冷却していましたが、近年、焼却熱の高温化に伴い排ガス温度が上昇していました。その結果、高温ガスにさらされたノズル先端からノズル配管にも熱が伝わり、損傷を引き起こしていたのです。ノズル部は定期的に交換できるものの、ノズル配管の頻繁な交換には多大な手間とコストがかかってしまいます。
そこで、配管部の損傷を軽減し、さらにメンテナンス性に優れた製品を求めて、当社にご相談いただきました。

いけうちからのご提案

まず、ノズル部周辺をスリーブで覆い、熱によるノズル配管へのダメージを軽減する構造を検討しました。しかし、この方法では、ノズルに加えてスリーブの交換時期の管理も必要となり、現場でのメンテナンス性が低下する懸念がありました。
そこで、ノズル部とスリーブを溶接して一体化し、両方を同時に交換できるユニット設計を提案しました。この構造により、ノズルとスリーブの間に隙間がなくなり、ノズル配管の保護性能がさらに向上しました。

導入効果

ノズル部とスリーブを別々に管理する必要がなくなり、メンテナンス性が大幅に向上しました。現場から非常に好評を得ており、他のプロジェクトでも同様の仕様を希望する声が上がっています。
ノズル配管がしっかりと保護され、このゴミ焼却施設では安定した操業が続いています。

主な導入事例と納入実績

鉄鋼
転炉排ガス冷却溶銑炉・予備処理後のガス冷却・溶解炉の排ガス冷却
 
セメント・産廃炉
スタビライザー・サイクロン
排ガス冷却

納入実績

工程ガス量冷却温度
(入口→出口)
納入機器
【鉄鋼】溶解炉の排ガス冷却 120,000Nm³/hr 400℃ → 200℃ ・冷却塔一式
【産廃炉】排ガス冷却 45,000Nm³/hr 950℃ → 200℃ ・冷却塔一式
【セメント】スタビライザー 163,000Nm³/hr 340℃ → 130℃ ・ノズル

上記以外の納入実績は、資料ダウンロードいただけるリーフレットにてご紹介しています。

現場の環境や用途に合わせて柔軟に対応いたします

ご相談・お見積りは、お気軽にお声がけください

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