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イベント

【Live配信 or アーカイブ配信】接触角測定の注意点と表面自由エネルギー解析への応用

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化学・エレクトロニクス:セミナー  / 2025年06月02日 /  化学・樹脂 試験・分析・測定
イベント名 接触角測定の注意点と表面自由エネルギー解析への応用
開催期間 2025年08月05日(火) ~ 2025年08月19日(火)
■Live配信日時: 2025年8月5日(火)10:30~16:30
■アーカイブ配信日程:2025年8月19日(火)まで申込み受付(視聴期間:8/19~8/28)
※お申し込み時には、Live配信、アーカイブ配信いずれかのお申込みであるかを、お申込みフォームの【弊社への連絡事項がございましたら、こちらにお書きください】欄欄に明記ください。
会場名 【Live配信受講】もしくは【アーカイブ配信受講】いずれかのみ
会場の住所 オンライン※会場での講義は行いません
お申し込み期限日 2025年08月19日(火)15時
お申し込み

<セミナー No.508231(Live配信)>

<セミナー No.508281(アーカイブ配信)>

 

接触角測定の注意点と

表面自由エネルギー解析への応用

 

★ 表面ぬれ性 と『接着性』『離型性』『防汚性』『洗浄性』などの関係を詳解!
★ 動的表面張力を上手に測定するヒントが得られる!

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■講師

FIA 代表 福山 紅陽 氏【元 協和界面科学】

 

■聴講料

1名につき55,000円(消費税込/資料付き)

1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。


■セミナーの受講について
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催数日前または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
 ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
・開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
 お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・アーカイブ配信セミナーの視聴期間は延長しませんので、視聴期間内にご視聴ください。

 

プログラム                     

 

1.ぬれと接触角

 1.1 接触角とは
 1.2 ぬれ性と接触角との関係
 1.3 接触角から何がわかるか
 1.4 接触角測定の表面感度 – 膜厚と表面被覆率

 

2.表面張力

 2.1 表面張力とは
 2.2 液体の表面張力が大きくなるとぬれ性はどうなるか
 2.3 表面張力から何がわかるか

 

3.ぬれ現象の理解

 3.1 界面張力とは
 3.2 固体の表面張力の意味
 3.3 固体の表面張力が大きくなるとぬれ性はどうなるか
 3.4 Youngの式~接触角と表面張力との関係
 3.5 ぬれ性を制御するにはどうすればよいか

 

4.表面張力の理解

 4.1 表面張力の定義
 4.2 表面自由エネルギーとは
 4.3 表面張力は何に由来するか
 4.4 表面張力と水素結合との関係
 4.5 表面張力とフッ素との関係
 4.6 液滴はなぜ丸くなるか
 4.7 表面張力と温度との関係

 

5.表面粗さと接触角

 5.1 Wenzel理論
 5.2 Cassie理論
 5.3 親水表面を撥水化するにはどうすればよいか

 

6.接触角の測定方法と測定上の注意点

 6.1 接触角の測定方法
 6.2 接触角は10°ばらついてアタリマエ
 6.3 接触角は何回測定すればよいか
 6.4 接触角と表面汚染 – 大気曝露時間、汚染量
 6.5 各種洗浄による接触角の変化
 6.6 接触角の定義をどうするか~液量依存性と経時変化
 6.7 固体表面の帯電の影響
 6.8 試液として蒸留水は使えない?

 

7.表面自由エネルギー解析

 7.1 表面自由エネルギーの成分分けとは
 7.2 表面自由エネルギー解析から何がわかるか
 7.3 付着・分離と表面自由エネルギー: Dupreの式
 7.4 どんなときにどんな分子間力がはたらくか
 7.5 Fowkesの理論と検証
 7.6 解析の実際 – Kaelble理論の例
 7.7 なぜエネルギー成分に注目するのか
 7.8 界面の作りやすさとエネルギー成分との関係
 7.9 付着性・接着性・離型性・防汚性とエネルギー成分との関係
 7.10 表面張力が同じでも,ぬれは異なる

 

8.表面自由エネルギー解析の注意点

 8.1 解析理論の未確立
 8.2 液体の組み合わせによって解析結果が異なる
 8.3 接着性評価に表面自由エネルギー解析を適用できるか

 

【習得できる知識】
・接触角,表面張力,表面自由エネルギーの基本概念
・接触角測定の注意点
・表面自由エネルギー解析の方法

 

【講座の趣旨】
材料表面のぬれ性は,親水化や撥水化の技術だけでなく接着性,離型性,防汚性,洗浄性等にも密接に関連しています。ぬれ性を評価するための代表的な手法の1つが接触角測定です。接触角は,測定そのものは簡単ですが,材料の表面特性をきわめて鋭敏に反映します。ぬれ性の良否を決めるのは,液体,固体の表面張力(表面自由エネルギー)です。表面張力は分子間力に由来します。分子間力にはいくつかの発現機構がありますが,その機構に応じて,表面張力をいくつかの成分に分解しようというのが成分分けの概念です。これによって,ぬれ性をはじめとする界面現象をより深く理解することができます。そして,ある理論に基づいて,表面張力の成分を計算で求めようというのが表面自由エネルギー解析といわれる手法です。
本講義では,ぬれ性評価の基本となる接触角と表面張力の概念について説明したのち、これまでの相談事例などを踏まえ,接触角の測定上の注意点を解説します。さらに応用として,表面自由エネルギー解析の手法と注意点について解説します。

 

セミナーの詳細についてお気軽にお問い合わせください。
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