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イベント

【Live配信セミナー 10/10】AEM水電解装置と構成材料の開発動向、今後の展望

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セミナー情報  / 2025年08月01日 /  環境 エネルギー 化学・樹脂
イベント名 AEM水電解装置と構成材料の開発動向、今後の展望
開催期間 2025年10月10日(金)
10:30~16:10
会場名 ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
会場の住所 東京都
お申し込み期限日 2025年10月09日(木)15時
お申し込み

<セミナー No.510412>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

AEM水電解装置と構成材料の
開発動向、今後の展望

 

★AEM水電解の基礎から、構成材料への要求、アニオン交換膜材料の設計指針を解説

 

■ 講師
1.東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 准教授 博士(工学)  田中 学 氏

2.東京科学大学 物質理工学院 応用化学系 教授 博士(工学)  冨田 育義 氏

 

■ 聴講料 :

1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくはお問い合わせください〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

 

■ プログラム                                 
<10:30~12:00><13:00~14:30>

1.アニオン交換膜(AEM)型水電解:背景・基礎および研究開発動向

東京都立大学 田中 学 氏

 
【講演ポイント】
 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、水素、特に製造時に二酸化炭素の発生を伴わない「グリーン水素」の需要が高まっています。再生可能エネルギー由来の電力を用いた水電解(水の電気分解)は有力な水素製造技術ですが、従来の水電解技術であるアルカリ水電解やプロトン交換膜型水電解は、効率や安全性が低い、あるいは製造コストが高いなどの課題がありました。
このような背景のもと、近年世界的に注目を集めているのが、「アニオン交換膜(AEM:Anion Exchange Membrane)型水電解技術」です。
 本講座では、水素エネルギーに関連する背景・社会情勢から、AEM型水電解の基礎、アニオン交換膜・電極触媒・多孔質輸送層(ガス拡散層)など要素技術の研究開発動向、今後の展望まで、最先端の研究開発や講師の研究成果なども交えながら解説します。

 

【習得できる知識】
・水素エネルギーを取り巻く最近の社会情勢
・グリーン水素製造の基礎知識
・アニオン交換膜(AEM)型水電解技術の特徴と近年注目されている理由
・AEMの現状と課題、最近の研究動向
・各種要素技術の要求特性と課題
・AEM型水電解の今後の展望

 

【プログラム】
1.カーボンニュートラルと水素エネルギー
 1.1 カーボンニュートラルに向けた水素エネルギーの意義
 1.2 水素エネルギー関連技術(燃料電池ほか)
 1.3 水電解技術の必要性
2.水電解技術の基礎
 2.1 水電解の理解を助ける電気化学の基礎
 2.2 水電解の種類・構造
 2.3 アルカリ水電解とプロトン交換膜型水電解
3.アニオン交換膜(AEM)型水電解
 3.1 原理と特徴
 3.2 研究開発の歴史と最近の動向
 3.3 電解セルの構成と要素技術の概要
4.アニオン交換膜(AEM)の現状と課題
 4.1 市販AEMおよびAEMの設計指針
 4.2 AEMの合成・作製・評価方法
 4.3 AEMの劣化・分解プロセス
 4.4 最近の研究開発動向
5.電極触媒・多孔質輸送層の要求特性と課題
 5.1 電極触媒の要求特性と課題
 5.2 触媒層用アイオノマーの必要性と研究例
 5.3 多孔質輸送層の要求特性と課題
6.まとめ
 6.1 AEM型水電解技術の将来展望
 6.2 カーボンニュートラルの実現に向けて

【質疑応答】

 

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<14:40~16:10>

2.AEM水電解に向けた高ロバスト性アニオン交換膜材料の設計と合成

東京科学大学 冨田 育義 氏

 
【講演ポイント】
 アニオン交換膜は、AEM型の水電解システムの重要な部材であり、その高ロバスト化は極めて重要な課題であります。
 本講演では、アニオン交換膜材料の安定性の向上を目的として、特にアニオン交換膜材料を構成する有機高分子の繰返し単位に含まれるカチオン官能基の高耐久化を分子設計により推進するとともに、同構造をもつポリマーの設計・合成を行った結果を中心に解説を行います。

 

【プログラム】
1.はじめに
2.AEM型水電解システム実現に向けたアニオン交換膜の現状と課題
3.カチオン官能基の重要性およびその開発動向
4.カチオン官能基構造最適化による耐アルカリ性能の向上
5.カチオン官能基をもつポリマーの設計・合成
6.アニオン交換膜の成膜技術および基本性能評価
7.今後の展望

【質疑応答】

 

 

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