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対応試験の紹介

構造試験-樹脂材料の評価試験

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構造試験-樹脂材料の評価試験

構造試験とは、機械的強度、絶縁距離、表示、色等を確認する試験です。
樹脂材料の評価試験では、機器の樹脂材料の熱に対する耐性を成形ストレスの開放試験、ボールプレッシャー試験、グローワイヤ試験で確認します。

・成形ストレスの開放試験
 医療機器の成形された樹脂材料に対し、高温加熱槽(IEC60601-1:温度70℃または装置による規定の温度で実施)に7時間置いた後に、変形や収縮、ゆがみ等がないかを確認します。

・ボールプレッシャー試験
 樹脂材料にボールプレッシャー試験機を載せ(直径5mmの鋼球を20Nの力で表面に押し付ける)、恒温槽(温度75℃または装置による規定の温度、IEC60601-1/IEC61010-1/IEC60950-1等規格により異なる)に1時間入れた後に鋼球を取り除いてできた凹みの直径を測定し、2mm以下であることを確認します。

・グローワイヤ試験
 樹脂材料の難燃性を確認する試験(IEC60695-2)で、この試験により火災の危険がないか、熱による危険がないか(火傷の恐れがないか)の安全性を確認します。650℃(電気用品安全法、IEC60335-1、IEC60950-1等規格により異なる)のグローワイヤ(熱源)を試料に近づけて試料の燃焼もしくは赤熱が起きないか、またはグローワイヤを引き離した後、試料の燃焼又は赤熱が30秒以内に消え(規格により異なる)、かつ使用した包装用ティッシュが着火しないかどうかを確認します。

対象材料・部品・装置

  • 電子・電気機器
  • 医療機器
  • 自動車・輸送機器

試験所所在地

  • 埼玉県本庄市