【Live配信セミナー 1/29】各種分子シミュレーションを用いた高分子研究,材料解析の考え方,その選び方と使い方
| イベント名 | 各種分子シミュレーションを用いた高分子研究,材料解析の考え方,その選び方と使い方 |
|---|---|
| 開催期間 |
2026年01月29日(木)
9:50~17:10 |
| 会場名 | Zoomを利用したLive配信 |
| 会場の住所 | 東京都 |
| お申し込み期限日 | 2026年01月28日(水)15時 |
| お申し込み |
|
<セミナー No 601209>
【Live配信】
各種分子シミュレーションを用いた高分子研究,材料解析の考え方,その選び方と使い方
★どのソフトウェアを導入するのか? その必要スペック,データ人材の確保
★「時間・空間スケール」,「求めたい物性・現象」に応じた使い分け,複数手法の組み合わせのコツ
★重合・劣化反応,界面の物性予測,破壊・変形の挙動解析 ブレンド相構造などへの応用のポイント
■ 講 師
【第1部】京都工芸繊維大学 材料化学系 教授 博士(理学) 藤原 進 氏
【第2部】(株)JSOL エンジニアリング事業本部 材料技術部 部長 博士(工学) 小沢 拓 氏
【第3部】慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 荒井 規允 氏
【第4部】(株)リガク X線研究所 先端解析技術研究部 構造可視化グループ
博士(人間・環境学) 田原 大輔 氏
【第5部】住友重機械工業(株) 技術本部技術研究所 ソリューション技術部 小林 義崇 氏
■ 開催要領
日時:2026年1月29日(木) 9:50~17:10
会場:Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料:1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕
〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせ下さい〕
■セミナーの受講について
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test
・開催数日前または配信開始日までに視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時またはアーカイブ配信開始日に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・出席確認のため、視聴サイトへのログインの際にお名前、ご所属、メールアドレスをご入力ください。
ご入力いただいた情報は他の受講者には表示されません。
・開催前日または配信開始日までに、製本したセミナー資料をお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日または配信開始日までに資料の到着が間に合わないことがあります。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
プログラム
【9:50~11:50】
第1部 分子シミュレーションを用いた高分子研究の概要
●講師 京都工芸繊維大学 材料化学系 教授 博士(理学) 藤原 進 氏
【講座の趣旨】
高分子のもつ特徴の一つとして,凝集構造の階層性を挙げることができます。本講座では,階層的な構造をもつ高分子の構造形成に焦点を当て,その基礎概論を述べたあと,高分子のモデリング,ソフトウェアの特徴,及び利用時のポイントを解説します。
【セミナープログラム】
1.高分子構造形成の基礎
1.1 高分子の結晶化と配向構造
1.2 ブロック共重合体のミクロ相分離
2.高分子のモデリング
2.1 高分子凝集構造の階層性
2.2 高分子シミュレーションの階層性
2.3 全原子モデル
2.4 粗視化モデル
3.ソフトウェアの特徴と利用時のポイント
3.1 OCTA(COGNACなど)
3.2 LAMMPS
3.3 NAMD
3.4 AMBER
3.5 Gromacs
【質疑応答】
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【12:40~13:40】
第2部 高分子シミュレーションの概要および 粗視化分子動力学法の仕組み,その応用について
●講師 (株)JSOL エンジニアリング事業本部 材料技術部 部長 博士(工学) 小沢 拓 氏
【講座の趣旨】
高分子材料の多階層構造を俯瞰し,量子化学から分子動力学,粗視化,メソスケールモデルまでの役割を整理する。 さらに,粗視化分子動力学法のモデル化手順とパラメータ決定法, 応用事例,データ駆動型設計(Materials Informatics : MI)との連携の考え方を,実務に即した観点から解説する。
【セミナープログラム】
1.高分子材料の多階層構造とシミュレーションの位置づけ
1.1 高分子材料に特有な長さ・時間スケールの整理
1.2 分子鎖構造・高次構造・マクロ物性の関係
1.3 実験・シミュレーション・データサイエンスの役割分担
2.高分子シミュレーション手法の概要
2.1 全原子モデル
2.2 粗視化&メソスケールモデル
2.3 マルチスケールモデリング&シミュレーションの考え方
2.4 データ駆動型設計との連携
3.粗視化分子動力学の仕組みと応用
3.1 背景理論と計算手法
3.2 粗視化ポテンシャル
3.3 モデルの検証とスケール連携
3.4 応用事例
3.5 実務で利用する際の留意点と今後の展望
【質疑応答】
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【13:50~14:50】
第3部 散逸粒子動力学(DPD)法の基礎から応用まで~ソフトマターの分子シミュレーション~
●講師 慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 荒井 規允 氏
【講座の趣旨】
近年,界面活性剤や高分子から構成される機能性材料の開発では,分子シミュレーションを活用した効率的な物性予測が求められている. 本セミナーでは,散逸粒子動力学法の基礎とその発展の経緯を解説し,講演者の研究事例を交えながらその応用について紹介する.
【セミナープログラム】
1.はじめに
1.1 講演の目的と概要
1.2 分子シミュレーションの必要性
1.3 シミュレーションの種類と位置付け
1.4 分子シミュレーションで何ができるか?
1.5 ソフトマターとは,ソフトマター製品
1.6 機能性の発現と材料の内部構造(階層性)
2.ソフトマターの分子シミュレーション
2.1 巨大分子(高分子,ナノ粒子,液晶)の特徴
2.2 種々の計算手法: 分子動力学法(全原子,United atom, bead-spring), primitive chain networkなど
2.3 散逸粒子動力学法(DPD)法
2.4 粗視化ポテンシャルの作り方の紹介
3.DPD法を用いた材料設計~研究事例を中心に~
3.1 分子シミュレーションによる実験の可視化
3.2 機械学習を組み合わせた予測技術
【質疑応答】
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【15:00~16:00】
第4部 X線散乱データによる高分子高次構造解析:リバースモンテカルロ法の応用
●講師 (株)リガク X線研究所 先端解析技術研究部 構造可視化グループ 博士(人間・環境学) 田原 大輔 氏
【セミナープログラム】
1.高分子の階層構造とX線散乱
1.1 広角X線回折・小角X線散乱
1.2 高分子結晶の階層構造について
1.3 従来の研究手法とその問題点
2.リバースモンテカルロ法
2.1 基本原理
2.2 X線回折データへの適用について
3.高分子構造解析への適用
3.1 広角X線回折
3.2 小角X線散乱
3.3 実測データへの適用例
【質疑応答】
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【16:10~17:10】
第5部 くりこみ群分子運動法を用いた高分子シミュレーションとその応用
●講師 住友重機械工業(株) 技術本部技術研究所 ソリューション技術部 小林 義崇 氏
【講座の趣旨】
分子運動に起因する現象を再現できる強力な手法であるMD法において, 問題となる粒子数をくりこみ群の考え方を用いて削減を試みた。 本手法の紹介と応用についてご説明します。
【セミナープログラム】
1.くりこみ群分子動力学法について
1.1 MD法への適用方法
1.2 実例紹介
1.3 高分子MD法への適用
2.高分子特有の現象
2.1 管内の流れ
2.2 バラス効果
3.混錬機シミュレーション
【質疑応答】
※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前
までに 「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)や 「Eメール」 を御寄せ
頂けましたら,講演中に対応させて頂きます。
※セミナーの詳細についてお気軽にお問い合わせください。
※なお,「2名以上同時にお申込される場合、2人目以降の方の情報は
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