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【新製品】計測スピード業界最速の50m秒/ch。導通信頼性テスター RTm-100シリーズ
製品・技術

【新製品】500Vで試験可能なマイグレーションテスター、ECM-500シリーズが新登場

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絶縁抵抗測定器  / 2016年10月20日 /  化学・樹脂 電子・半導体 試験・分析・測定

マイグレーションテスターに新しいシリーズが登場しました。

最大500Vの印加電圧でマイグレーション試験が行え、カーエレクトロニクス関連の電子材料、プリント基板の絶縁信頼性評価に最適です。

J-RASテスターの特徴である自社による専用設計により、小型軽量、優れた操作性、トラブルフリーを実現しています。

 

1V500Vのワイド電圧印加レンジ

50m秒/CHの高速スキャン処理

CH毎に異なる電圧出力可能

100n秒の瞬時リーク電流検出機能

・トライアキシャル&アクティブガードケーブルでノイズレス計測

・小型ボディに最大100CH搭載

・専用ソフトウェアは最新Windows10対応で簡単操作

 

■高抵抗計測能力(10TΩ計測データ)

計測サンプル:抵抗器(公称値10TΩ)

試験環境:常温常湿

印加電圧:100V

計測時間:1時間15分(収録間隔1分)

電流レンジ:オート

 

抵抗器10TΩをシールドボックス内(常温常湿)に配置し、長さ2.5mの標準計測ケーブルを用いて測定したデータです。印加電圧=100V、抵抗値=10TΩより、計測電流はわずか10pA相当ですが、ECM-500の専用設計回路はノイズを効果的に減衰し信号成分を確実に抽出、安定した計測を実現します。

 

 

 

■瞬時リーク電流検出機能と抵抗値計測

計測サンプル:くし形パターン

試験環境:85℃、85

印加電圧:50V

収録間隔:1

電流レンジ:オート

  

くし形パターン基板の抵抗値を計測したデータです。瞬時リーク電流検出機能をONにして計測しました。下のグラフは試験スタートから30時間までのグラフデータです。

前半部分の▲マークは、CH個別搭載の瞬時リーク電流検出機能による計測データです。約25時間経過時点の絶縁劣化データは通常のスキャン処理による計測結果です。

ECM-500では、リーク検出機能は特別なモードではなく、通常の抵抗値計測を実行しながら使用でき、しかも抵抗値データとして同一グラフ上に表示できます。

 

下のグラフは瞬時リーク検出部の拡大表示です。ハードウェアの高速検出回路により、CHスキャンの間に発生した瞬間的な絶縁劣化をとらえました。(太いラインは電圧データ)

 

下のグラフは約25時間経過時点に発生した絶縁劣化部分を拡大したものです。

およそ30秒にわたり絶縁抵抗値が低下し、その後復帰しています。

サンプルの焼損を避ける電流リミット回路(約700uA)の働きにより、電圧(太いライン)も低下しています。

 

このように、ECM-500は通常通りの絶縁劣化データ計測を行いながら、瞬時リーク検出機能を併用し、リークタッチ現象も計測することができます。

 

 

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