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第一回デモ加振見学会 開催報告

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耐震試験 貨物輸送振動試験 輸送機器振動試験 輸送課題解決 振動試験  / 2023年07月02日 /  エネルギー 繊維・紙・パルプ 建設・プラント

2023年6月29日に一般参加者43名、他試験場3名、マスコミ関係者7名、計53名の方に参加頂き、第一回のデモ加振見学会を開催させて頂きました。

 

この見学会では弊社が所有している

・モーションキャプチャ(特殊カメラ画像による変位検出)

・レーザー変位計

・震度計

・輸送振動試験用20ftコンテナ

・試験動画収録システム

の紹介の他、下記に記載する各種デモ加振を実施しました。

【デモ加振内容】

・デモ加振1 共振点探査
 正弦波掃引, X方向1~30Hz 3.27oct/min,112sec
 ランダム加振, Y方向0.5Hz~50Hz
・デモ加振2 実地震波(3 軸)
 兵庫県南部地震JMA 神戸 最大変位200mm Y方向最大
 新潟県中越小千谷 X方向最大
 東北地方太平洋沖地震築館 Y方向最大
・デモ加振3 人工地震波
 (単軸)NEBS Zone4 Z方向
 (3 軸)NTT ドコモR12
・デモ加振4 輸送振動規格(単軸加振)
 JIS Z 0232 Z方向
・デモ加振5 輸送振動再現(3軸)
 首都高トレーラ1.5倍 
 北米ダブルスタックトレイン
 自動車専用船動揺
・デモ加振6 その他
 正弦波掃引(設備能力最大)X方向0.2~40Hz
 衝撃波 Y方向2G
     Z方向3G
 傾斜状態での正弦波加振(傾斜角12 度) Y方向 0.9Hz 0.4G
 ローリング試験(最大傾斜±18 度)

 

さらに、アンケートでは回収33枚(回収率62%)において、予想通り3、大変良かった5、大いに予想はずれ1とした場合の平均値が4.72(3が2名、4が4名、5が23名)と大変好評でした。

 

以下、アンケートに記載されていた主なコメントを抜粋します。

 

【他試験場様の感想】

・スケールの大きな試験ができる設備で驚いた

・普段使用しない波形を見学でき、大変勉強になった。改めて日本海洋科学(以下JMS)の技術力に感銘を受けた

・多くの加振条件が確認でき、また、資料の事前送付も内容がそろっていて非常に良かった

 

【他試験場様から評価頂いている弊社の良いところ】

・東日本築館を再現できる、実地震波の再現性が優れている、担当者の知識・対応力・技術力が優れている

・搬出入がしやすそう、試験機の立ち上がりが早い、試験時の動作音(騒音)が小さい

 

【一般のお客様の感想】

・試験場からも信頼される試験場で有る事、データ可視化の状況、充実した試験設備を拝見し、より信頼度が高まりました

・従来は単軸で試験していたが、JMS では複雑な3 次元運動で実際に近い動きが再現できるのが魅力的

・限られた時間で共振点探査・実地震・人工地震の加振を交えた説明がわかりやすかった。ローリング試験や傾斜状態で加振できる技術は凄い

・短時間に効率よく連続しての加振と特徴の丁寧な説明で各地震波の違いが分かり知見を広めることができた

・試験の具体的なイメージや流れを認識することができ、また、持ち込み地震波の再現も可能な事が分かり良かった

・細かい説明を元にデモ加振が実施され、とても分かりやすかった

・装置の動きと波形モニターを同時に見れ有益だった

・分かりやすい説明で大変参考になった

・様々な振動試験を見ることができ興味深く、大変良い機会を得られたことに感謝します

・実地震に恐怖を感じた。身の引き締まるデモだった

・大きな設備であることから、いろいろな試験ができると思った

 

【他試験場をご利用されたことのある、一般のお客様からの弊社の評価】

・加振機の能力が高い、モーションキャプチャーなどデータ解析が充実している、液体が扱える

・振動台サイズ、振幅が大きく、3軸同時加振が可能。ランダム波地震の再現ができる

・加振できる試験体と地震条件に自由度が有る(他社は小型で試験体サイズや加速度に制限がある)

・様々な状態での試験が可能。振動台が大きいため一度に複数の機器の試験の実施で試験時間の短縮につながる

・製品重量が2トンを超えるが他社は3軸同時加振ができない

 

このように本見学会が大変好評だった事と、第一回見学会の申し込み期間が1週間程度で定員一杯となってしまいましたので、第二回見学会を8月9日(水)14時~行います。

 

「振動試験 耐震試験 日本海洋科学 第二回見学会」で検索できるように致しますので、ご興味のある方はご検索の上お申し込みください。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。