製品・技術
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高電圧テスターが大幅改良を受けて新登場!!Electro Chemical Migration Tester ECMrシリーズ
高電圧テスターが大幅改良を受けて新登場!!
Electro Chemical Migration Tester
ECMr シリーズ2kVの高電圧で試験ができるテスターです。
- 高電圧テスターは既にHVUαシリーズがありこちらは4kVまで対応しているので電圧だけで比較すると見劣りしますが、また違った魅力のある製品となっておりますので、是非比べてみてください。
筐体1台で100CHまで搭載可能。(HVUαは50CHまで)
- また、計測スピードが16m秒/100CHとなりHVUαの数秒/50CHと比べて圧倒的な高速化となりました。
PCが無くても装置側だけで計測が継続できる!
- 他社と比較しても計測スピード、小型筐体に100CHの点において、追従を許さない仕様になっています。
2kVまでで十分なお客様に対しては魅力的な商品
- 既に海外の会社から引き合い多数となっています。
受注開始は2023秋ごろの予定!
- ■ワイド印加電圧レンジ
- 5V~2kVまでの幅広い試験電圧で通常の試験から高電圧試験まで1台で対応
- ■圧倒的な使い勝手の良さ
- ハイサイド計測により、はんだ付け工数の大幅削減(約半分)が可能になります
- 簡単操作のソフトウェアにより、直感的な操作で試験設定はとても簡単です
- ■高性能&高機能
- 1ch/1電源/1計測回路/1AD回路で16mS/chの計測間隔を達成
- ch毎の個別試験電圧設定でさまざまな試験用途に対応します
- ■高い信頼性
- 装置単体で計測可能でパソコンのトラブルで試験が中断する心配はありません
- 試験データはC.F.カードに記録するため、もしもの場合でもダイレクトにデータを抽出可能です
Windows11対応 最新PCでの快適動作を保証
- ■全CH同時サンプリング処理
- 電流計測用ADC、電圧計測用ADCを各CHに搭載し、全100CHを16m秒間隔で同時サンプリング処理します。NG判定処理もサンプリング毎に行われるため、短時間の絶縁劣化も見逃しません。
- ■低ノイズ計測
- トライアキシャル構造の計測ケーブルはアクティブガードで微弱信号をノイズから守ります。ノイズは更に専用設計のアナログ回路とデジタル処理で低減され、 困難な高抵抗データもクリアに計測します。
- ■はんだ付け作業の低減
- ハイサイド計測はGND共通パターンの試験サンプルに対応します。従来1つのサンプルに対しプラス極、マイナス極の2か所のケーブル接続が必要でしたが、マイナス極の代わりに共通GNDになりはんだ付け点数が大幅に低下します。
- ■PCレス計測
- ECMrシリーズは装置に組み込まれたソフトウェアにより単独で計測とデータ収録が可能です。PC側のソフトウェアに依存しない仕組みは動作安定性を大きく向上します。更に、長時間の試験中にPCをOFFにしたままに出来るので、PC動作不良による試験中断などのトラブルはありません。PCの寿命も大幅に延び省エネにも貢献します。
- ■楽々移動
- 最大2kVの高電圧仕様でありながらフル実装の100CHシステムでも小型軽量。弊社従来相当品との容積比で約61%もの小型化を実現しました。設置スペースに悩むことが無いばかりか、空きチャンバーへの移動も容易で稼働率も高まります。
- ■ソフトウェア画面
- ECMrシリーズのソフトウェア操作はとても簡単です。
誰でもすぐに使用できるよう必要な機能が各画面にグラフィカルに配置されています。 - 試験を実行するためのソフトウェアとは別に、計測済みデータを表示するためのソフトウェアをご用意しています。
データ表示ソフトウェアはライセンスフリーでどのPC でもご利用可能です。
事務所のパソコンにインストールすれば快適な環境でデータ閲覧、CSVデータファイル出力、印刷作業などを行えます。
項目 仕様・性能・その他 筐体 型式 ECMr-1000-n
(n : チャンネル数)ECMr-2000-n
(n : チャンネル数)筐体タイプ 100CHタイプ
(最大10計測ユニット)筐体寸法 540W×330.3D×375H
(突起部除く)消費電力 約300VA(10計測ユニット実装時) 重量 約25kg (10計測ユニット実装時) 使用電源 AC100V 50/60Hz チャンネル数 10CH 計測抵抗範囲 10kΩ~500TΩ 本製品は開発中のため仕様は予告なく変更の可能性があります。
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【新製品】500Vで試験可能なマイグレーションテスター、ECM-500シリーズが新登場
マイグレーションテスターに新しいシリーズが登場しました。
最大500Vの印加電圧でマイグレーション試験が行え、カーエレクトロニクス関連の電子材料、プリント基板の絶縁信頼性評価に最適です。
J-RASテスターの特徴である自社による専用設計により、小型軽量、優れた操作性、トラブルフリーを実現しています。
・1V~500Vのワイド電圧印加レンジ
・50m秒/CHの高速スキャン処理
・CH毎に異なる電圧出力可能
・100n秒の瞬時リーク電流検出機能
・トライアキシャル&アクティブガードケーブルでノイズレス計測
・小型ボディに最大100CH搭載
・専用ソフトウェアは最新Windows10対応で簡単操作
■高抵抗計測能力(10TΩ計測データ)
計測サンプル:抵抗器(公称値10TΩ)
試験環境:常温常湿
印加電圧:100V
計測時間:1時間15分(収録間隔1分)
電流レンジ:オート
抵抗器10TΩをシールドボックス内(常温常湿)に配置し、長さ2.5mの標準計測ケーブルを用いて測定したデータです。印加電圧=100V、抵抗値=10TΩより、計測電流はわずか10pA相当ですが、ECM-500の専用設計回路はノイズを効果的に減衰し信号成分を確実に抽出、安定した計測を実現します。
■瞬時リーク電流検出機能と抵抗値計測
計測サンプル:くし形パターン
試験環境:85℃、85%
印加電圧:50V
収録間隔:1分
電流レンジ:オート
くし形パターン基板の抵抗値を計測したデータです。瞬時リーク電流検出機能をONにして計測しました。下のグラフは試験スタートから30時間までのグラフデータです。
前半部分の▲マークは、CH個別搭載の瞬時リーク電流検出機能による計測データです。約25時間経過時点の絶縁劣化データは通常のスキャン処理による計測結果です。
ECM-500では、リーク検出機能は特別なモードではなく、通常の抵抗値計測を実行しながら使用でき、しかも抵抗値データとして同一グラフ上に表示できます。
下のグラフは瞬時リーク検出部の拡大表示です。ハードウェアの高速検出回路により、CHスキャンの間に発生した瞬間的な絶縁劣化をとらえました。(太いラインは電圧データ)
下のグラフは約25時間経過時点に発生した絶縁劣化部分を拡大したものです。
およそ30秒にわたり絶縁抵抗値が低下し、その後復帰しています。
サンプルの焼損を避ける電流リミット回路(約700uA)の働きにより、電圧(太いライン)も低下しています。
このように、ECM-500は通常通りの絶縁劣化データ計測を行いながら、瞬時リーク検出機能を併用し、リークタッチ現象も計測することができます。
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【新開発】高性能導通信頼性テスター、RTm-100シリーズが新登場!
プリント基板のパターン、はんだ接合部などの導通信頼性試験に最適!
本システムは多チャンネル導通信頼性評価装置で、主にヒートショック試験槽内に設置された試験サンプルの抵抗値をモニタリングするものです。
高温環境、低温環境の環境変化(試験サイクル)に同期して抵抗値が自動的に計測され、専用ソフトウェアにてグラフデータやテキストデータで表示されます。また、あらかじめ設定されたNG判定値(絶対値、または変動率)を検出することにより、サンプルの導通信頼性評価を行います。
オプション機能で温度データも記録する事が出来ます。
本システムはサイクル連動計測の他、設定された時間間隔で定期的に抵抗値を計測する機能も備えており、幅広い用途にお使いいただけます。
50m秒/CHの高速スキャン
サイクル時間の短いヒートショック試験にも余裕を持って計測を実行します。
高精度データ計測
専用設計の計測回路は機械式リレーが無く熱起電力により計測データのシフトを低減。
高性能計測回路
サンプルに印加される電流データ、電圧データを個別ロックインアンプで同時計測し、真の微小抵抗値の計測が可能。
ノイズを徹底的に排除
ツイストペアケーブル採用で計測ケーブルに伝搬するノイズを効果的に低減。
AC/DC計測機能を標準搭載
印加電流はAC、DCを試験単位で切り替えて出力し計測できます。試験の要求に応じて使い分ける事が出来ます。
小型軽量
筺体タイプは、96CH、240CHの2種類をラインナップ。持ち運び自由自在で試験槽横のせまいスペースで直ぐに試験が実行可能。
本システムは、標準ケーブル3.5m先端においても微小抵抗をノイズの影響を抑え、高精度で安定して計測することができます。以下に実測データを掲載します。
■計測条件など
・計測サンプル 5mΩ(チップ抵抗)
・試験環境 常温、常湿
・印加電流 AC電流(オートレンジ)
・データ収録 定期収録(1分間隔)
・標準ケーブル 3.5m先端にて
製品概要 多チャンネル導通信頼性試験装置 特徴 高速スキャン、高精度計測 製品名・型番等
シリーズ名RTm-100シリーズ -
【高電圧】絶縁信頼性テスターに「静電容量計測オプション」機能が登場!
高電圧絶縁信頼性テスター HVUαシリーズに便利なオプション機能が登場!
1台2役 静電容量データの計測も可能に。
高耐圧コンデンサの信頼性評価試験に最適!
・絶縁信頼性データと静電容量計測が1台でOK
ハードもソフトも1台だから導入、オペレーション、データ整理など、全てが簡単です。
・計測モードの切り替え操作や計測ケーブルの繋ぎ替え不要
作業時間の短縮や作業ミスの低減に効果的です。・完全自動制御の槽内連続モニタリングを実現
より信頼性の高いデータを取得する事ができます。・専用ソフトウェアで簡単操作&データ表示
2種類のデータ比較や編集も簡単で、結果をよりわかりやすく表示する事が可能です。本オプション機能により、絶縁信頼性データ(R、I)と、静電容量データ(F)が、1台で計測できます。(絶縁抵抗データを常時モニタリングし、定期的に静電容量データを計測)
しかも、恒温槽からのサンプルの取り出しや、計測ケーブルの付け替え作業は一切不要で、全ての計測は自動的に行われます。
本オプション機能は、特に高耐圧コンデンサの信頼性評価試験に最適な機能として提案するものです。もちろん、絶縁信頼性データ(R,I)のみの試験の実行も可能です。
計測データは専用ソフトウェアがインストールされたパソコン画面で、計測パラメータ毎にテキストおよびグラフで表示されます。また、CSVファイル出力機能も備え、表計算ソフトなどでの編集も可能です。
5個のフィルムコンデンサの信頼性試験データの実例を示します。
○主な試験条件
印加電圧:450V
試験環境:85℃、85%
○静電容量データ・・・いずれのコンデンサも静電容量は劣化
○絶縁抵抗値データ・・・絶縁抵抗値は横ばい
3000Vを超える印加電圧のカスタマイズなども承ります。
■製品に関するお問合せや、カスタマイズのご相談などお気軽にお問合せください。製品概要 高電圧絶縁信頼性試験装置
静電容量計測にも対応特徴 最大4000Vの高電圧印加により絶縁信頼性試験が可能。
各CH個別電源搭載で、個別電圧を設定しての試験が可能。
オプション機能で静電容量計測も実現。
最小5CH~最大50CHまで、5CH単位でニーズに合わせて構成。製品名・型番等
シリーズ名HVUα -
高電圧絶縁信頼性試験装置 HVUαシリーズ 実測データのご紹介
高電圧絶縁信頼性試験装置 HVUαシリーズ 実測データのご紹介
■高電圧絶縁計測+100n秒以下の高速イベント収録
- ⾼電圧デバイスの絶縁信頼性評価
- パワーモジュールの連続耐圧評価
- プリント基板の耐マイグレーション性能評価
- その他⾼電圧部品の絶縁信頼性評価
■高速イベント検出機能
HVUαには計測電流の急速な変化(100n秒以下)を捉える高速イベント検出機能をチャンネル個別に搭載しました。この機能は、従来の多チャンネル高電圧テスターでは検出が困難であった抵抗値の急激な変化や部分放電等による電流変化の記録を可能にします。
高速イベントが検出されると△マークで電圧データグラフ上に表示され、抵抗値・電流値データとの比較も容易です。
従来のテスターは計測スピードが遅く、更に設定されたNG判定抵抗値を下回らない限り、定期的な時間間隔のデータしか残せませんでしたが、HVUαはこの新しい計測機能により、高抵抗の領域においても効果的にデータを記録し、サンプルの信頼性を判断するための要素をより多く提案します。
■実測データ
3つの実測データを掲載します。
実測データ① 高速イベント検出あり
試験開始直後に3回の高速イベントが検出されました。その後、12時間程度経過したのち、絶縁抵抗が徐々に低下しています。
実測データ② 高速イベント検出あり
試験開始直後から多数の高速イベントが検出されました。絶縁抵抗値は全体的に不安定です。
実測データ③ 高速イベント検出なし
高速イベントの検出は無く、絶縁抵抗値は安定しています。
■主な機能・仕様
・4000Vの高電圧印加が可能
・高速イベント検出機能搭載
・チャンネル個別印加電圧設定
・最大200CHまで1台のPCで制御可能
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エレクトロケミカルマイグレーションテスター ECM-100 計測データ<実測>
ECM-100で実際にエンドユーザー様にて計測されたデータをご紹介します。
左の資料は、HASTと組み合わせたデータです。
<試験条件>
・槽内環境:130℃、85%
・印加電圧:3.3V
HASTとの組み合わせの場合は、HASTの槽内にテスター付属の計測ケーブルを直接入れられず、中継やケーブル延長があるため、ノイズの影響を受けやすくなります。
特に、サンプルが高抵抗であり、かつ印加電圧が低い場合に影響が大きくなります。
ECM-100シリーズは、このような条件であってもノイズを効果的に除去します。
また、独自のハイサイド計測方式による極めて安定した電圧印加回路と正確な電圧モニタリング、高精度な電流計測回路により、僅かな抵抗値の差も正確かつ安定的に計測します。
掲載しました実測データでは実際に次の事が確認できます。
■L/S=15μm、18μmの2種類のサンプルの抵抗値の違いが表現される
■10乗程度の高抵抗であるがノイズやデータの乱れが皆無である
⇒3.3Vの印加電圧は安定している
⇒電流計測回路は微弱電流を安定して計測している
⇒各CH独立設計によりCH間の影響が全く発生しない
今までのテスターでは計測が難しい条件下でも、信頼性試験結果として十分にご活用できる計測データを取得します。
ECM-100シリーズについての詳細につきまして、弊社サイトの製品ページ(下記の関連リンク)を是非ご覧ください。
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