ブリッジインパクト　ASTM D5265 （【輸送試験】ASTM D4169 評価試験）

【輸送試験】ASTM D4169は輸送中の10のハザード要因別対応試験が規定されており、実輸送環境に合わせそれら試験を組合わせて全体試験を構成しています。

Schedule A のブリッジインパクト（ASTM D5265）についてご説明します。

ASTM D5265 は、パッケージの落下耐性を評価するための試験規格です。

この試験は、製品が出荷時や取り扱い中に意図せず落下した場合に、パッケージや中身がどのように耐えるかを検証します。

■試験の目的

ブリッジインパクト試験の主な目的は、製品や梱包が不用意な落下、衝撃に耐えられるかどうかを評価することです。梱包設計の強度や耐久性を確認するために実施されます。

試験によって、破損や損傷のリスクを低減し、製品を安全に輸送するための適切な梱包方法を導き出すことができます。

■試験の実施方法

梱包を特定の高さから落下させ、衝撃を受けさせる方法で実施されます。

■試評価基準と測定項目

試験後の評価は、主に製品の損傷や梱包の破損状況を基に行います。
梱包が破損していないか、製品に深刻な損傷（ひび割れ、凹み、破損など）がないか、製品の機能が正常であるかどうかを検査します。

■規格と基準

ブリッジインパクト試験は、ASTM（米国試験材料協会）規格にて、試験方法や評価基準が定められています。

• 長尺、細長いもので規定の寸法比の供試品は、規定の仕様でブリッジインパクトの上に落下させます。
• 供試品の取り扱いが「機械的な手法のみ」の場合に用います。

お気軽にお問い合わせください

医療機器の包装試験に関するご相談・ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

• お問い合わせ
• 資料ダウンロード