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【技術書籍】超撥水・超撥油・滑液性表面の技術(第2巻)

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表面科学:接着・コーティング  /  化学・樹脂 先端技術

超撥水・超撥油・滑液性表面の技術(第2巻)

~実用的な超撥液表面の実現を目指して~
~高耐久、簡便・高生産性、液滴除去性など機能的な表面処理技術の最前線~

 

発刊日 2021年3月26日
体裁 B5判並製本  227頁
価格(税込)
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
 定価:本体50,000円+税5,000円
 E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
アカデミー価格 38,500円(本体35,000円+税3,500円)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

備考  送料は当社負担
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水に加え油・有機液体のような低表面張力液体に対し超撥液性を発現する
さまざまな表面処理技術の研究・開発事例を豊富に解説

 

  ◎摩耗に耐えられる凹凸構造、傷がついても内部から超撥水構造が露出
  ◎従来の樹脂・金属成形や塗装・コーティングプロセスで超撥水性付与を可能
   とする手法
  ◎加硫ゴム・シリコーンゴム表面への微細凹凸構造・超撥水性付与
  ◎スマートテキスタイル等への応用も期待される繊維表面の超撥水・超親水化処理
  ◎疎水化処理を必要とせず、微細凹凸構造のみで超撥水・超撥油性を実現する表面構造
  ◎長鎖有機フッ素化合物によらない超撥水・滑液性表面技術
  ◎親水材料と疎水材料が均一に分散した水系処理剤による親水滑水性処理技術

  ◎これまでの撥液化技術とは異なるアプローチで、潤滑の概念を導入した
   高機能性滑液表面
  ◎平滑表面でありながら微細凹凸超撥水表面並みの転落速度を持つ新規フッ素樹脂塗膜
  ◎アルミニウム表面の超撥水・親水化、滑落性・吸着性の高度な制御技術

など、先端的な研究開発例、それらの表面構造と機能発現のメカニズムを解説します

 

著者

 

 穂積 篤   (国研)産業技術総合研究所
 内藤 昌信  (国研)物質・材料研究機構
 中野 万敬  名古屋市工業研究所
 山中 基資  名古屋市工業研究所
 吉田 裕安材 奈良先端科学技術大学院大学
 中野 涼子  福岡大学
 八尾 滋   福岡大学
 大津 康徳  佐賀大学
 梅田 章広  パナソニック(株)
 中島 伸一郎 日本航空電子工業(株)
 平井 悠司  千歳科学技術大学
 大越 昌幸  防衛大学校
 寒川 誠二  東北大学
 後藤 景子  奈良工業高等専門学校
 柳澤 憲史  長野工業高等専門学校
 和泉 麻由佳 日本ペイント・サーフケミカルズ(株)
 森田 正道  ダイキン工業(株)
 鈴木 一子  (株)KRI
 福井 俊巳  (株)KRI
 菊地 竜也  北海道大学
 小野田 文哉 北海道大学
 近藤 竜之介 北海道大学
 中島 大希  北海道大学
 鈴木 亮輔  北海道大学
 夏井 俊悟  東北大学
 天神林 瑞樹 (国研)物質・材料研究機構

 

目次

 

第1章 固体表面のぬれの理論と超撥液性表面の研究動向
 1. これまでのぬれ性の評価指標
 2. 固体表面におけるぬれを説明する理論
 3. 動的ぬれ性の重要性
 4. 超撥液性を示す表面と最近の研究開発動向

第2章 超撥水性表面を形成する材料と表面処理技術
 第1節 ハリセンボンに倣ったタフでしなやかな超撥水材料の開発
  1. 超撥水:現象から材料へ
  2. タフでしなやかな超撥水材料:その戦略
  3. 今後の展望
 第2節 植物由来のゲル化剤・脂肪酸を用いた超撥水コーティング技術の開発
  1. 超撥水化の方法
  2. 超撥水表面の形成と表面構造
  3. 摩耗した超撥水表面
 第3節 ポリアミノ酸を用いた生分解性を有する超撥水性材料の開発
  1. 研究開発の背景
  2. 超撥水性ポリアミノ酸不織布の開発
  3. 本技術の応用展望
 第4節 側鎖結晶性ブロック共重合体を用いた化学的修飾による

    ポリエチレンフィルム・不織布への強撥水性付与
  1. 実験
  2. 実験
  3. 結果および考察
 第5節 スパッタ法による超撥水性薄膜合成と最新の研究動向
  1. スパッタ法の原理とその特徴
  2. スパッタ法による超撥水性膜合成技術における最新の研究動向
  3. スパッタ法による次世代自動車窓材の撥水化
 第6節 射出成形によるポリプロピレン樹脂への表面凹凸構造の形成と

    超撥水性付与および樹脂製品への適用
  1. 表面凹凸構造の撥水性の理論
  2. 表面凹凸構造による超撥水性
  3. 表面凹凸構造の耐摩耗性
  4. 表面凹凸構造を付与した樹脂製品
 第7節 サンドブラストによる金型表面への微細構造形成とそれを用いた

    プレス転写による超撥水性表面形成
  1. 設計指針
  2. 実験結果
 第8節 熱加硫プレスによるゴム表面への微細構造転写と超撥水性付与
  1. 加硫ゴム表面への熱プレスによる微細構造転写と撥水性評価
  2. 延伸による微細構造制御
  3. 加硫ゴム微細構造表面の動的な濡れ性評価と制御
  4. 微細突起加硫ゴムの摩擦特性と形状記憶効果
 第9節 真空紫外レーザーによるシリコーンゴム表面への微細隆起構造形成と

    超撥水性付与
  1. 真空紫外レーザー誘起光化学反応に基づく微細隆起構造形成
  2. 周期的微細隆起構造の形成と超撥水性発現
  3. 微細隆起構造へのAl薄膜形成と超撥水性の向上
  4. 円柱状の微細隆起構造の形成
 第10節 超微細加工技術を用いた無欠陥ナノ構造の作製と高耐久撥水表面形成
  1. バイオテンプレート極限加工技術による無欠陥ナノ構造作製
  2. バイオテンプレート極限加工クオーツナノピラー構造による表面界面物理化学制御
 第11節 大気圧プラズマジェット処理による繊維表面への超撥水性・超親水性の付与
  1. 大気圧プラズマジェットによる繊維集合体の表面処理
  2. 大気圧プラズマジェット処理による繊維のぬれ性変化
  3. 大気圧プラズマジェット処理による繊維表面の構造変化
  4. 大気圧プラズマジェット処理による防汚性の付与

第3章 撥油性・滑液性表面を形成する材料と表面処理技術
 第1節 滑液性表面のメカニズムと近年の研究例
  1. 滑液性に優れたLiquid−like(低接触角ヒステリシス)表面
  2. Liquid−like(低接触角ヒステリシス)表面の研究事例
 第2節 カーボン材料と微細凹凸加工による滑水性固体表面の開発とその評価方法
  1. 滑水性の産業的なニーズと滑水性表面の開発の経緯
  2. 滑水性シート表面のライン状パターンと添加したVGCFによる撥水性と滑水性
  3. 滑水シートのライン状パターンと添加したVGCFによる滑水性メカニズム
  4. 滑水シートの滑水性能評価方法の構築
 第3節 水滴の除去性能に優れた親水滑水処理剤の開発
  1. 熱交換器向け親水化処理剤と液滴除去性
  2. 親水滑水とは
  3. 親水滑水のメカニズム
  4. 各種性能
 第4節 超滑落性を有する新規フッ素樹脂の発現機構―第4世代撥液表面を目指して―
  1. 撥液表面の設計の変遷
  2. 超滑水塗膜
  3. 超滑水塗膜の各種撥液性の膜厚依存性
  4. 転落速度測定の標準化
  5. 超滑水塗膜の耐浸水性
  6. 超滑水塗膜の各種撥液性の経時変化
  7. 超滑水塗膜の発現機構
  8. 転落角に関する課題と提案
 第5節 滑落性に優れるフッ素フリー撥水撥油材料の開発
  1. フッ素フリー撥水撥油材料の作製
  2. フッ素フリー撥水撥油材料の特徴
 第6節 陽極酸化による滑落性制御型超撥水・超撥油アルミニウム表面の創製
  1.アルミニウムの表面化学
  2.アルミニウムの陽極酸化によるアルミナナノファイバーの形成
  3.ナノファイバー形成アルミニウム表面の超撥水性
  4.ナノ形状の制御による滑落性・密着性超撥水アルミニウムの作製
  5.滑落性制御型超撥水アルミニウムにおける水滴の挙動
  6.工業用アルミニウム合金への展開と超撥油アルミニウムの作製
 第7節 高機能性滑液表面(SPLASH)の開発とその応用
  1. 研究の背景
  2. SPLASHの開発
  3. SPLASHの完全撥液現象 (θs=180°) 
  

 

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