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【技術書籍】環境対応型塗料・塗装技術

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環境対応型塗料・塗装技術

環境負荷低減に貢献する、塗料設計/塗装技術開発と研究動向
VOC/CO2排出量削減、塗料・塗装系廃棄物の適切処理と減量、天然由来成分利用

 

発刊日 2022年3月23日
体裁 B5判並製本  233頁
価格(税込)
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
 定価                       :本体50,000円+税5,000
 E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
 

アカデミー価格 38,500円(本体35,000円+税3,500円)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

備考  送料は当社負担
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低炭素社会の実現/大気汚染対策等、環境問題への対応が急がれる今、
環境負荷の少ない製品・技術の開発と拡充に向けて考えるべきこと、すべきこと

原材料の調達から廃棄・リサイクルまで
トータルで環境負荷を見つめ直すための、塗料・塗装関連技術を解説


▼​水性塗料 [溶剤型塗料からの置き換えが加速]
○ 水性塗料の更なる高機能化
  塗装作業性の向上や添加剤による塗料安定性への影響
○ 有機溶剤から水に溶媒を変換することで直面する問題とその解決方法をおさらい
○ 水性塗料用樹脂の水性化技術と硬化塗膜に関係する架橋反応

▼粉体塗料 [VOC削減以外のメリットも多数]
○ 回収粉の再利用、耐久性に優れた塗膜形成を叶える粉体塗料
○ 粉体塗料の課題と言われてきた色変え・清掃/小ロット対応などへの解決

▼塗装技術 [ゼロカーボンへの対応]
○ VOCとCO2排出量の削減を叶える乾燥技術と適合する塗料開発への指針
○ 塗装ラインの省エネルギー化:排熱回収システムと自動車塗装工程での採用事例

▼廃棄・3R [廃棄コストの削減も、環境対応も]
○ 塗料・塗装系廃棄物の適切な分類と処理方法
○ 作業環境の改善と衛生管理に:塗装ブースの臭気軽減策
○ 部品メーカ工場が実践した水性塗料廃棄物減量への挑戦事例
○ 塗装リユースシステムの開発と普及への課題と展望


▼天然由来成分の利用、生態系への配慮
○ 漆がもたらす美観に再注目。バイオ原料塗料開発が加速する中、学びが多い漆とその工業利用
○ 水性塗料でも人体への影響が。新築校舎における空気汚染例とその調査結果
○ 水性塗料の不適切な処理による河川の汚濁、水質事故分析事例
○ 海洋生物の生態系への配慮と船底防汚塗料開発:防汚剤の探索と塗料への採用

 

著者

 

日本塗装機械工業会          平野 克己                            佐賀県工業技術センター 田栗 有樹
(一社)東京環境経営研究所 松浦 徹也             

日本ファシリティ・ソリューション(株)               産業ES推進室
小林分散技研                     小林 敏勝                      東和酵素(株)                  内山 貴識
郷司技術士事務所               郷司 春憲                      東和酵素(株)                  魚谷 英未
日本ペイントホールディングス(株) 石田 聡                KYB(株)                        早川 義敬
大日本塗料(株)                  福田 訓之                     (株)源兵衛                      佐々木 健一
旭サナック(株)                  栁田 建三                      明治大学                        宮腰 哲雄
メトロ電気工業(株)     倉田 征治                      北海道立衛生研究所         小林 智
メトロ電気工業(株)     筒井 健     

横浜市環境創造局政策調整部 環境科学研究所  猪俣 好美
日本ペイント・インダストリアルコーティングス(株) 斎藤 洋       北海道大学     沖野 龍文
日本ペイント・インダストリアルコーティングス(株) 八田 崇史                          坪田 実

 

目次

 

 第1章 工業塗装における環境負荷とSDGsを目指す対策
 はじめに
 1. 塗料・塗装の環境負荷の歴史
 2. LCAによる塗料・塗装の環境負荷評価
 3. VOCへの対応の結果と教訓
 4. 国際的テーマとなったゼロカーボンへの対応
 5. 産業廃棄物
 6. 塗膜の環境負荷
 7. SDGsを目指す塗料・塗装面での主テーマ
 おわりに


第2章 日米欧中におけるVOC規制の概要と差異
 1. 日本のVOC規制
 2. アメリカのVOC規制
 3. EUのVOC規制
 4. 中国のVOC規制

第3章 塗料設計・塗装プロセスからの環境対応策
 第1節 水系化技術とトレードオフ関係の解消に向けて
 〔1〕溶剤としての水のふるまい,その特異性
   はじめに
   1. 溶剤としての水の特異性
   2. 水を溶剤として用いる際の注意点
   おわりに
 〔2〕塗料用樹脂の水性化技術と架橋反応
   1. 水性塗料とは,どのような塗料か
   2. 水性塗料の技術課題
   3. 塗料用樹脂の水性化手法
   4. 水性塗料の架橋反応
   おわりに
 〔3〕水性塗料開発における増粘剤の利用と塗料安定性への副作用
   1. 水性塗料の構成と製造方法
   2. 水の特性と添加剤の利用
   3. 増粘剤が塗料安定性に及ぼす副作用
 〔4〕ローラー塗装における塗装感と塗料飛散抑制の両立
   はじめに
   1. 実験および考察
   まとめ
 第2節 粉体塗料と更なる高性能化と技術課題への取り組み
 〔1〕粉体塗料の開発動向と今後の展開
   はじめに
   1. 粉体塗料の種類
   2. 機能性・意匠性粉体塗料
   3. 長期耐久性粉体塗料 二層分離形ふっ素粉体塗料
   4. 今後粉体塗料に期待されること
   おわりに
 〔2〕粉体高速色替塗装システムの開発
   はじめに
   1. 粉体高速色替塗装システムの概要
   2. パウダーステーション(塗料供給装置)
   3. 粉体塗装ブース
   4. 粉体高速色替塗装システムの導入効果
   おわりに
 〔3〕粉体原色調色システムによる小ロット,短納期対応の実現
   はじめに
   1. 開発背景
   2. 粉体原色調色システムの構成
   3. ドライブレンド調色用原色塗料設計
   4. 粉体原色調色用CCM(Computer Color Matching)
   5. 計量機,混合機,塗装機系
   おわりに
 第3節 塗装/塗膜形成過程と省エネルギー化
 〔1〕水性塗料乾燥における赤外線放射加熱の効果
   はじめに
   1. 熱風加熱と放射加熱の違い
   2. 赤外線式ヒータの種類
   3. 蒸発に必要なWhの考え方
   4. 赤外線乾燥の実際
   5. オレンジヒートの特徴
   6. 活用方法例
   7. 今後の展望
 〔2〕紫外線硬化型水性塗料のUV-LED硬化に対する適用検討
   はじめに
   1. 塗料の調整及び各波長による塗膜の硬化実験
   2. 結果及び考察

         おわりに
 〔3〕自動車塗装工程における排熱回収システム導入を中心とした省エネルギーへの取り組み
   はじめに
   1. 取り組みの背景・経緯
   2. 取り組みの基本方針
   3. 新エネルギーセンター棟の概要
   4. システム導入後の省エネルギー効果
   おわりに
 第4節 塗料・塗装時に生じる廃棄物の適切処理と3R
 〔1〕塗装工場から排出される産業廃棄物の分類及び処理方法
   はじめに
   1. 廃棄物を取り巻く海外,国内の現状
   2. 塗装事業者に求められる対応
   3. 廃棄物処理法
   4. 塗装工場内で発生する産業廃棄物の分類と具体例
   5. 塗装工場から排出される廃棄物の環境に優しい適正処理
   6. 排出別の具体的な処分例
   7. これからの塗装工場と産業廃棄物
 〔2〕微生物製剤を用いた湿式塗装ブースの臭気・産業廃棄物の軽減技術
   はじめに
   1. 塗装ブースを運用するうえでの問題点
   2. ブース水の臭気発生の要因
   3. 微生物製剤の特徴と効果
   4. 使用方法
   5. 塗装ブースの軽メンテナンスと大型清掃作業
   6. 導入の効果
   おわりに
 〔3〕水性塗料廃棄物減量への挑戦
   はじめに
   1. 当社および背景の紹介
   2. 塗装工程から排出される産業廃棄物
   3. 「環境配慮型」の盲点
   4. 対策で次なる問題発生
   5. 「遊び心」にヒント
   6. 廃棄物で廃棄物を減量
   おわりに
 〔4〕塗装リユースシステムの開発背景と普及に向けた課題
   はじめに
   1. 開発の背景
   2. リユースシステムの概要
   3. 現在の運用状況と今後の課題
   おわりに
 第5節 自然由来の原料,生態系への配慮
 〔1〕漆の工業塗装への応用
   はじめに
   1. 漆液の成分組成
   2. 漆液の乾燥硬化のメカニズム
   3. 漆塗りと漆工芸
   4. 漆塗料の改質法
   5. ナノオーダーの金コロイドや銀コロイドを用いた漆塗料
   6. ナノ漆の開発と応用
   おわりに
 〔2〕水性塗料成分による新築小学校の室内空気汚染に関する調査結果
   はじめに
   1. 問題の経緯
   2. 原因の究明
   3. 対策
   4. 校舎使用開始時点での汚染物質濃度の推定
   おわりに
 〔3〕横浜市環境科学研究所における水質事故分析事例
   はじめに
   1. 水質事故で採水された試料
   2. 水質事故分析事例
   おわりに
 〔4〕船底防汚塗料設計に向けた付着阻害物質の探索と研究動向
   はじめに
   1. 防汚剤の開発の歴史
   2. 海洋生物由来の付着阻害物質の初期の研究例
   3. 最近上市された防汚剤
   4. 最近報告された海洋生物由来の付着阻害物質
   おわりに

 

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