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【技術書籍】狙いどおりの触覚・触感をつくる技術

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狙いどおりの触覚・触感をつくる技術

~製品に触覚・触感を付与&再現するための技術集~

 

発刊日 2017年11月28日予定
体裁 B5判上製本  約500頁
価格(税込)

81,000円(本体75,000円+税6,000円)

S&T会員価格 76,950円(本体71,250円+税5,700円)

アカデミー価格 56,700円(本体52,500円+税4,200円)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

発刊日までのご注文がお得です★

早割価格(発刊日まで):71,280円 ( S&T会員価格 67,635円 )

 定価:本体66,000円+税5,280円

 会員:本体62,625円+税5,010円

備考  送料は当社負担

 

 

「触る」にまつわる、多種多様な技術分野の研究・開発事例を集約した1冊

総勢60名以上の豪華執筆陣が解説!

 

◆ なぜ人は皮膚感覚を知覚できるか?神経回路、皮膚構造などから説くメカニズム
└ 複雑かつあやふやなプロセス― 「触覚」の理解と、「触覚」が切り拓く世界
└ 受容器(感覚器)の構造、諸個人で異なる触知覚の内的特性
└ 脳が皮膚感覚から知覚を生じる神経回路とそのメカニズム
└ デバイス構造の簡便化、更なる高臨場感をもたらす触錯覚とクロスモーダル効果

 

◆ 好触感を形成する材料技術と物理的パラメータの相関
└ なぜ、人は「つい触れてみたくなる」のか。素材によって誘引される触れ方の理解
└ プラスチック材料、成形品:表面テクスチャ、精密切削加工、自動車内装材
└ ゴム材料:握り心地、ベトつき、振動特性
└ 化粧品:レオロジー、摩擦係数と使い心地
└ 紙製品:ティシューペーパーと肌触り、高級印刷紙とその風合い
└ テキスタイル:かたさ・しなやかさ、接触温冷感と布構造
└ 塗料:しっとり感をもたらす添加剤技術
└ 加飾技術:フロック加工(静電植毛)のパイル特性

 

◆ 高臨場感伝達に向けた触覚呈示技術の原理と触覚センサ・デバイス開発事例
└ 現在開発されている触覚センサの原理を徹底解説。
  ロボティクス分野への応用等をふまえた、技術要件を詳述。
└ 触覚ディスプレイの開発に。多種多様な触覚呈示技術をまとめて解説。
  超音波、電気刺激、形状記憶合金ワイヤ、
  機械的変位刺激+静電気摩擦刺激、風覚、硬軟感、痛覚・温冷覚
└ センサ開発事例:柔軟、薄型、MEMS、電子皮膚、小型 他
└ デバイス開発事例:額への触覚呈示デバイス、触感記録ツール、VR用触覚デバイス 他
└ 触覚提示技術で強い特許をもっている海外企業の出願動向

 

◆ 科学的妥当性・高い再現性をもつ触感の定量化・官能評価法
└ 多様な触感を微細に表現するオノマトペ
└ 対象者の世代による触知覚の差異を検証:専門家、幼児、若年者、高齢者
└ 熟練者の技能を継承する風合いの客観評価式
└ 官能評価法の注意点:各検査法の特徴比較、使いどころ
└ 触感定量化のための評価用機器と測定時に知っておきたいコツ

 

 

 

著者

 

野々村 美宗 山形大学   下条 誠 東京大学
宮岡 徹 静岡理工科大学   篠田 裕之 東京大学
村山 正宜 (国研)理化学研究所   鳴海 拓志 東京大学
大石 康博 (国研)理化学研究所   山本 晃生 東京大学
田中 由浩 名古屋工業大学   木村 文信 東京大学
西田 政弘 名古屋工業大学   梶本 裕之 電気通信大学
大岡 昌博 名古屋大学   坂本 真樹 電気通信大学
岡本 正吾 名古屋大学   渡邊 淳司 日本電信電話(株)
永野 光 東北大学   五味 裕章 日本電信電話(株)
昆陽 雅司 東北大学   岩崎 健一郎 H2L(株)
堀切川 一男 東北大学   玉城 絵美 早稲田大学
山口 健 東北大学   澤田 秀之 早稲田大学
柴田 圭 東北大学   柳田 康幸 名城大学
萬 秀憲 大王製紙(株)   中野 拓哉 名城大学
保井 秀太 大王製紙(株)   橋口 哲志 立命館大学
山本 洋紀 京都大学   丸山 尚哉 タッチエンス(株)
八坂 一彦 高知医療学院   水島 昌徳 (株)オーギャ
椛 秀人 高知大学   高尾 英邦 香川大学
望山 洋 筑波大学   石塚 裕己 香川大学
嵯峨 智 筑波大学   竹井 邦晴 大阪府立大学
宮本 圭介 (株)アントンパール・ジャパン   菅野 米藏 (株)アイプラスプラス
佐伯 光哉 兵庫県立工業技術センター   髙嶋 一登 九州工業大学
相澤 淳平 長野県工業技術総合センター   池野 慎也 九州工業大学
川堰 宣隆 富山県工業技術センター   石田 謙司 神戸大学
橘 学 日産自動車(株)   堀江 聡 (株)センサーズ・アンド・ワークス
暮沼 侑士 特種東海製紙(株)   南澤 孝太 慶應義塾大学
米田 守宏 奈良女子大学   竹村 研治郎 慶應義塾大学
西垣 智之 京都パイル繊維工業(株)   甲斐 祐樹 (株)Cerevo
若原 章博 ビックケミー・ジャパン(株)   舩山 俊克 大阪大学
野村 俊夫 (株)トリニティーラボ   川崎 和男 大阪大学
大越 誠 京都府立大学   西松 豊典 信州大学
山﨑 栄次 三重県工業研究所   井上 真理 神戸大学
(順不同、敬称略)

 

趣旨

 

 私たちは「触る」ことを通じて、意識せずとも様々な物事を判断しています。鞄の中を見なくても、触覚をたよりに探しているものだけを取り出すことができます。一方で、触れずとも判断をすることもあります。棘があるものや先端が鋭利なものには、視覚情報からその危険性が高いと判断し、「触らない」という行動を選択することが可能です。そして、生卵のように強い力を加えると壊れる恐れがあるものは、無意識のうちに物体へ加える力を制御していることでしょう。

 人はなぜ「触れる」という行為から、物事を判断できるのでしょうか。また、なぜ視覚などの他の感覚から「触覚」を予測できるのでしょうか。

 本書では、これらのメカニズムをご解説いただくとともに、「触り心地の良い製品」、「触覚をとらえるセンサ」や「高臨場感を与える触覚デバイス」を開発するためにお役立て頂けるような技術情報を掲載いたしました。

 

 具体的には、専門家の皆様に以下のような方向性でそれぞれをご解説頂きました。

  ・ 化学材料、製品開発のための 「触り心地と物理的パラメータの解明」
  ・ 人の皮膚感覚を再現し、触覚情報取得や更なる臨場感付与のための

   「触覚センサ・デバイス開発」
  ・ 高い再現性、科学的妥当性を目的とした「触覚の定量化・評価法の確立」

 

 多種多様な技術分野の「触覚・触感」に関する研究成果を相互に吸収し合える、そしてニーズやシーズをも会得できるような一冊であれば幸いです。本書籍の発刊は、ご多用ながらも快くお引き受けいただいた執筆者の皆様のご理解とご協力のおかげでございます。

ここに感謝の意を表します。(書籍企画担当)

 
目次(抜粋)

 

第1章 触覚:このあやふやな世界
  1. 触覚の複雑さとあいまいさ
  2. 触覚のサイエンス
  3. 触覚のセンシングとディスプレイ
  4. 触覚研究は世の中に何をもたらすのか?

第2章 ヒトが触感をとらえるメカニズム
 1節 受容器が捉える触覚
 2節 皮膚感覚を形成する神経回路とそのメカニズム
 3節 諸個人が持つ触知覚の内的特性
 4節 触覚の錯覚
 5節 多感覚情報を圧縮する感覚間相互作用(クロスモーダル効果)
 6節 眼で触り手で見る表面質感
 7節 触覚刺激の違いによる触覚記憶の特性
 8節 誰も知らない好触感をつくる

第3章 狙いどおりの触感をつくるための材料特性との相関
 1節 触れてみたくなるテクスチャの理解と設計
 2節 レオロジー測定による化粧品の摩擦力と物理特性の評価
 3節 グリップ用ゴム材料の握り心地の客観評価と粘着特性の測定
 4節 樹脂表面テクスチャにおける粗さ感評価と決定要因
 5節 精密切削加工を利用したプラスチック成形品の触感制御
 6節 “人を科学した”高触感内装材の開発
 7節 発泡ビーズの特性がクッションの触感に与える影響
 8節 ティシューペーパーの紙質・摩擦特性と肌触り感の相関
 9節 高級印刷用紙の風合い評価
10節 (調整中)
11節 布・糸構造、熱吸収最大値と接触冷温感の相関
12節 静電植毛におけるパイル太さや長さで変化する風合い
13節 心地よい手触り・肌感覚をもたらす添加剤技術

4章 狙いどおりの触覚・触感をつくるための触覚センサ・デバイスの原理と技術要件
 1節 触覚センサの検出機能と動作原理
  1. まえがき
  2. ユーザが触覚に期待する分野・技術
  3. 触覚センサの難しさ
  4. 触覚センサに求められる検出機能と特性,種類
  5. 触覚センサの基本構成
  6. 触覚センサの動作原理
  7. すべり覚センサの動作原理
  8. 近接覚センサの動作原理:近接情報検出方式
  9. これまで開発されてきた触覚センサの例
10. 触覚センシングで解決すべき問題

 2節 触覚デバイスのための触覚呈示技術とその原理
  1. 空中の任意の位置に振動触覚をもたらす空中超音波触覚呈示技術
  2. 電気刺激を用いた皮膚感覚神経刺激による触覚提示技術
  3. 形状記憶合金ワイヤの微小振動を利用した触覚呈示技術
  4. タッチパネルのための機械刺激と摩擦刺激による触覚提示機能
  5. 熱放射を利用した形状提示技術
  6. 人間の風向知覚特性を考慮した風覚提示技術
  7. 多様な硬軟触感を提示する表面触感制御技術
  8. 複合現実空間における痛覚・温冷覚提示技術

 3節 触覚をとらえるセンサ、触感をもたらすデバイス開発事例
  1. 三次元方向の変位検出が可能な柔軟触覚センサ
  2. 曲面への実装を叶えるしなやかな薄型触覚フィルム
  3. 柔軟な材料表面を高精度で測定するMEMS触覚センサ
  4. 大面積印刷技術による触覚・摩擦・温度分布が計測可能な電子皮膚
  5. 視覚情報を額への触覚呈示に代替する視覚障害者用歩行補助具
  6. 力感覚の大きさ・方向をダイナミックに変化させる携帯デバイス
  7. 低侵襲手術への応用を目的とした小型触覚センサ
  8. 磁気粘性流体を用いた高解像度な硬さ触覚ディスプレイ
  9. 指先による仮想能動触を利用した疑似力覚提示インタフェース
10. デジタル触感表現の可能性を広げる触感の記録・再生・拡張ツールキット
11. VRの世界をより深く体感するシューズ・グローブ型触感フィードバックデバイス
12. 仮想空間・現実空間の手指の動きと触覚を連動させる触感型ゲームコントローラ
13. 触覚インタフェースにおける特許・ライセンス動向

   ~Immersion Corporationの取り組みを中心に~

5章 狙いどおりかを確かめるための定量化・官能評価法
 1節 多様な触感を微細に表現するオノマトペによる質感評価システムと個人差把握への応用
 2節 専門家と幼児の触感覚における感性評価の差異
 3節 高齢者および若年者の手の平性状が接触感判断に及ぼす影響
 4節 熟練者の感覚技能を継承する風合いの客観評価
 5節 官能検査法の特徴比較と実施時における留意点
 6節 機械受容器の発火状態の定量化と触感の推定
 7節 幾何学的指紋パターンを施した触覚接触子による肌触り・質感の数値化と波形分析
 8節 使用感の官能評価に近いデータを機器測定で得るための工夫

 

 

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