【通信講座】
ぬれ性の測定・評価の入門講座
~接触角・表面張力・表面自由エネルギーの基本概念からぬれ性を理解する~
界面・表面に携わっている技術者・研究開発・品質管理等の皆様に必須の講座
新任の方、化学がバックグラウンドではない方、専門外の方も理解できるよう学べます
接触角・表面張力・表面自由エネルギーの基本概念からぬれ性を理解しよう
あいまいだった「ぬれ性」をこの講座ですっきり理解
本講座を通して、ぬれ性の本質を根本から理解し、
一旦身についた知識・考え方は業務に末永くお役に立つと考えております
まず全体を見通すために、ぬれに関わる各種概念を概観し、それらがどのような関係にあるのかについて説明します。
次に物理量を表現したり測定・解析を行ったりする際に必要となる基礎知識を説明します。
◎習得できる知識
・ぬれ性に関する概念の全体像 ・量の表現と単位 ・基本統計量 ・実験の3原則 ・数値の取り扱い
■第2講『理論編』
ぬれ性は表面張力に由来し、表面張力は分子間力に由来します。第2講ではまず分子間力と表面張力について説明したうえで、それらと接触角がどのように関係するかを説明します。
◎習得できる知識
・分子間力の発現機構 ・表面張力、表面自由エネルギーの概念 ・接触角と表面張力との関係
・ぬれを制御するための指針
■第3講『測定編』
接触角、表面張力、表面自由エネルギーの実際的な測定・解析方法や注意点について説明します。
◎習得できる知識
・接触角、表面張力、表面自由エネルギーの測定方法と注意点
開講日 | 2024年6月19日 (水) | ||||||||||||||||||||
講座回数 |
3回コース(6月19日~11月下旬) |
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1口の受講者数 |
1口3名まで受講可能 |
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受講料(税込 |
1口 62,700円 ( E-Mail案内登録価格 59,565円 )
定価:本体57,000円+税5,700円 会員:本体54,150円+税5,415円
[1名受講も可能です] 定価:本体32,000円+税3,200円
金額追加で受講可能です
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スケジュール |
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受講条件 |
(1) PC の環境が必須です。 |
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教材 |
■製本版テキスト:各受講者1冊 Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone、iPadなど) PDF(コンテンツ保護のためアプリケーション「bookend」より閲覧) |
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備考 |
□受講期間
お申込み後、お申込み受理の自動返信メールが届きます(申込期日:開講日当日まで)。 |
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【講師への質問】 |
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お申込み |
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講師 |
FIA 代表 福山 紅陽 氏
※元三菱マテリアル(株)、元協和界面科学(株)
【講師紹介】
趣旨 |
超親水・超撥水・超撥油など、表面のぬれ性を制御する技術が目覚しく発展しています。一方、ぬれ性は、接着性、離型性、防汚性、耐指紋性、洗浄性、分散性等、工業的に重要な各種特性にも密接に関連していることが知られています。
本講座では、まず準備編で、ぬれに関わる概念の全体像を概観するとともに、測定・解析を行ったりする際に必要となる基礎知識を説明します。理論編では、ぬれ性を支配する表面張力や分子間力を説明します。測定編では、接触角、表面張力、表面自由エネルギーの実際的な測定・解析方法や注意点について説明します。
プログラム |
第1講:準備編 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム> 1. ぬれの関わる概念の概観
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第2講:理論編 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム>
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第3講:測定編 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム>
1. 測定の一般的な注意点 1.1 測定値の信頼性 1.2 測定器の調整と校正 1.3 測定値の確認と再測定 1.4 表面評価に関する注意点 2. 接触角測定 2.1 接触角の解析方法 2.2 静的接触角の測定方法 2.2.1 液滴法 2.2.2 V-r法 2.2.3 そのほかの方法 2.3 動的接触角の測定方法 2.3.1 拡張収縮法 2.3.2 Wilhelmy法(垂直板法,プレート法) 2.3.3 滑落法(転落法) 2.3.4 動的撥水性の評価方法(動的滑落法) 2.4 接触角測定の特徴 2.5 接触角測定の注意点 2.5.1 接触角のばらつき 2.5.2 表面汚染の影響 2.5.3 表面帯電の影響 2.5.4 自重による潰れの影響 2.5.5 液量の影響 2.5.6 接触角解析方法の選択 3. 表面張力測定 3.1 表面張力の測定方法 3.1.1 Wilhelmy法(垂直板法,プレート法) 3.1.2 du Nouy法(輪環法,リング法) 3.1.3 懸滴法(ペンダントドロップ法) 3.1.4 最大泡圧法 3.2 表面張力測定の特徴 3.3 表面張力測定の注意点 4. 表面自由エネルギー解析 4.1 表面自由エネルギー解析の概要 4.2 表面自由エネルギー解析で何ができるか? 4.2.1 固体の表面張力の推定 4.2.2 表面自由エネルギー成分に基づく界面現象の理解 4.2.3 表面自由エネルギー成分に基づく材料設計 4.2.4 表面自由エネルギー解析の問題点 4.3 分子間力に基づく成分分けの概念 4.4 Fowkesの理論と検証 4.5 表面自由エネルギー成分分けの各種理論 4.5.1 Kaelble,Owens,北崎の理論 4.5.2 Wuの理論 4.5.3 酸-塩基理論 4.6 界面における相互作用 4.6.1 界面自由エネルギー 4.6.2 ぬれ性 4.6.3 付着仕事 4.7 固体の表面自由エネルギー成分の解析方法 4.8 プローブ液体の選択 4.8.1 プローブ液体の条件 4.8.2 Kaelble-Uyの理論で連立方程式を解くことの意味 4.8.3 接触角が解に及ぼす影響とプローブ液体の組み合わせとの関係 4.9 表面自由エネルギー解析による評価事例 4.10 表面自由エネルギー解析の注意点 4.10.1 解析理論の選択 4.10.2 表面自由エネルギーの成分数 4.10.3 プローブ液体の組み合わせの影響 4.10.4 プローブ液体のエネルギー値 4.10.5 液体のぬれ広がり 5. 付録 5.1 Young-Laplace曲線の導出 5.1.1 懸滴最下点OにおけるYoung-Laplaceの式 5.1.2 懸滴の輪郭曲線上の任意の点PにおけるYoung-Laplaceの式 5.1.3 懸滴の輪郭曲線の算出 5.1.4 静滴の輪郭曲線 5.2 ds/de法における補正係数1/Hの導出 演習問題 文献 |
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