| イベント名 | 分析におけるスペクトル解析の基本から応用テクニック |
|---|---|
| 開催期間 |
2024年07月29日(月)
10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
| 会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
| 会場の住所 | オンライン |
| お申し込み期限日 | 2024年07月29日(月)10時 |
| お申し込み受付人数 | 30 名様 |
| お申し込み |
|
分析におけるスペクトル解析の基本から応用テクニック
~ 分光分析における前処理・同定・解析の基礎知識とテクニック ~
基本的な考え方から前処理、同定や解析方法まで、実際の様々な事例を交えて詳説します
セミナーに受講して名刺交換をさせて頂いた方への特典サービスとして、初回限定で限定特別料金にてコンサルティングをご利用いただけます。技術的な相談はもちろん、戦略相談、オンサイトセミナーなど、依頼条件を満たす限り原則として実施内容、方法に制限はありません。
技術コンサルティングには興味があるが利用したことがないので、どのようなものか良くわからず正式依頼に踏み切れない、決裁を取るために一度ディスカッションしたいという方は、是非この機会に、JRLのコンサルティングを御体験ください。限定特典ではありますが、必ず満足のいただける内容でお応えします。
<依頼条件>
・初回1回のみ
・セミナー実施日より3カ月以内に依頼が成立
・費用:内容によらず定額の限定特別料金
・スペクトルの正しい解釈(定性・定量)とそのためのデータ処理
・良いスペクトルを得るコツ、ノウハウ
・潜在情報を引き出す応用解析法
・データベースの利用
・研究開発部門、研究機関の担当者、リーダー等
・その他、技術部門全般
大変申し訳ございませんが、講師とご同業(経営・人事研修・技術コンサルタント、またはこれに類する事業を手掛けている等)の方のご参加はお断り申し上げます。
| 講師 |
ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 氏
| 趣旨 |
FTIRやXPSなどのいわゆる分光分析は、材料やプロセスの解析・評価、トラブル解決において必要不可欠なものとなっています。近年は装置の進歩で誰でも簡便にスペクトルを取得できるようになった一方で、スペクトルは得られれば目的が達成できるわけではなく、解析して初めて必要な情報を得て問題解決などの目的達成をすることができます。また、その解析に用いることができるスペクトルであるかということを判断できることも重要です。
しかし、装置の進歩だけでなく、コンピューターやソフトの進歩もあり、現在では解析も多くの部分で自動化が進んでいます。これは言い換えれば、ブラックボックス化されているということであり、解析を理解せずに利便性だけで頼ってしまうと間違った結果が導かれてしまっても判別できないということが起きています。ところが、残念ながら書籍や講習会等でも、各手法の原理的なスペクトルの解説はあっても、共通するスペクトル解析に関する解説は教科書的であり、現場での解析実務についてはほとんど触れられていないと言えます。
本講では、スペクトル解析の基本的な考え方から、現場実務でのスペクトル解析のテクニック、ノウハウとして、前処理、同定や定量から数学的アプローチなどの解析、実際の様々な事例や手法による分析例などを詳細に解説します。
| プログラム |
1.スペクトル解析の基本
スペクトルの基本としての縦軸横軸の意味や見方といった基本から、正否判断となる信頼度評価、スペクトルの中に含まれる情報などのスペクトル解析の基盤知識について解説します。
・分析の基本フロー
・正確なデータを得るために
・AccuracyとPrecision
・信頼度要因
・横軸、縦軸の意味
・基本ピーク形状
・ピーク変化(位置、半値幅)の意味
・スペクトル解析の分類
・スペクトルから構造・状態へ
・ピーク? ノイズ? ほか
2.スペクトルの前処理
スペクトル解析において欠かすことのできない様々なスペクトル前処理について、その内容や特徴、使い方、注意点などについて解説します。
・スペクトル前処理の分類
・ベースライン補正
・スムージング
・補間
・自動処理の注意点 ほか
3.解析的前処理(FT-IRを例に)
スペクトル前処理の実例として、最も利用されている分析手法であるFTIRを例として実際の前処理プロセスを解説します。
・大気成分(CO2、H2O)補正
・スペクトル補正
・スペクトル変換 ほか
4.スペクトルの解析(同定・定性)
スペクトル解析の基本かつ代表である同定・定性について、その考え方、手順を解析プロセスに沿って解説すると共に、広く一般に利用されているスペクトルサーチについてアルゴリズムの特徴から使い方、落とし穴などの活用テクニックを解説します。
・同定と定性
・ピーク帰属
・ピーク帰属の裏ポイント
・スペクトルデータベース
・スペクトルサーチ
・代表的検索アルゴリズム
・検索アルゴリズムの限界
・ヒットスコアの罠
・検索結果の間違い例
・スペクトルサーチのコツ
・混合解析
・オープンライブラリ ほか
5.スペクトルの解析(定量)
同定、定性と共にスペクトル解析では欠かすことのできない定量解析について、その手順、方法から注意点、誤差要因のコントロールなどについて解説します。
・ピーク高さと面積
・ベースラインの引き方
・より正確な定量値を得るために
・スペクトルのピーク分離
・ピーク分離における条件設定
・検量線法による定量
・定量値に対する影響要因
・誤差要因 ほか
6.数学的アプローチによる物理意味の導出
スペクトル解析においては基本となる同定・定性・定量以外の、より詳細で複雑な解析において必要となる数理解析手法について解説します。
・相関解析
・相関解析の注意点
・本来のスペクトル解析 ほか
7.各種測定法の例
スペクトル解析の対象となる代表的な分光分析手法について、実例やそれぞれの分析手法特有の解析なども含めて解説します。
7.1 フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)
・赤外分光法(IR)の原理
・吸光度スペクトルと透過スペクトル
・主な吸収帯
・系統解析
・帰属の考え方
・検量線法
・ピーク強度比法
・誤差要因
・差スペクトル
・標準スペクトルとの比較
・高度な構造解析 ほか
7.2ラマン分光法
・ラマン散乱
・レーザー波長と散乱強度
・ラマンスペクトル
・ラマンスペクトルの解析
7.3 X線光電子分光法(XPS,ESCA)
・XPSの原理
・ワイドスキャンとナロースキャン
・元素同定
・化学状態の同定
・化学構造変化解析
・定量評価
・XPSにおけるベースライン
・オージェピークの利用
・サテライトピークの利用
・価電子帯の利用
・角度変化測定解析
7.4 オージェ電子分光法(AES)
・AESの原理
・AESスペクトル例
・界面拡散の分析
・チャージアップの影響
7.5 飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)
・TOF-SIMSの原理
・マススペクトルの解析
・TOF-SIMSによる化学構造解析 ほか
8.実例
実際の測定、解析例を示しながら、実務での解析プロセスについて解説します。
9.まとめと質疑
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 3/23 実験の実務: 効率的、確実に目的を達成できる実験内容の考え方 (2025年12月24日)
- 3/26,4/22 バイオ医薬品分析コース 【分析法バリデーション】【超遠心分析】 (2025年12月24日)
- 3/26 ICH Q2(R2) /Q14・AQbDをふまえた バイオ医薬品の分析法バリデーションと 判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 (2025年12月24日)
- 3/31 CTD M2.5,M2.7作成および照会事項対応の 実務的なテクニック (2025年12月24日)
- 4/17 因子ごとの最適条件を少ない実験回数で見つける 統計的手法『実験計画法』& 汎用的インフォマティクス『非線形実験計画法』 (2025年12月24日)
- 3/13 開発・生産現場で諸課題を解決に導くデータ駆動型手法 ディープニューラルネットワークモデル/ MTシステムの基礎と応用 (2025年12月24日)
- 3/27まで申込み受付中 【オンデマンド配信】 化学物質管理におけるリスクアセスメント手法の 合理的選択と実態に即した実施の要点 (2025年12月24日)
- 3/27まで申込み受付中 【オンデマンド配信】 化学物質のリスクアセスメント支援ツール CREATE-SIMPLE活用によるリスク低減策とケーススタディ (2025年12月24日)
- 3/27まで申込み受付中 【オンデマンド配信】 改正安衛法「自律的」化学物質管理への転換に学ぶ 実情に即した管理手法と考え方 (2025年12月24日)
- 3/19 ステージゲート・プロセスの基本、 本質の理解、全体像の把握と 研究開発テーママネジメントでの有効な運用方法 (2025年12月24日)


![足で稼ぐ営業を見直しませんか?[営業支援サービスのご案内] 足で稼ぐ営業を見直しませんか?[営業支援サービスのご案内]](https://www.atengineer.com/pr/science_t/color/images/btn_wps.png)