イベント名 | 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 |
---|---|
開催期間 |
2024年11月26日(火)
~ 2024年12月10日(火)
【Live配信】2024年11月26日(火)13:00~15:30 【講義120分 + Q&A】 【アーカイブ配信】2024年12月10日(火)まで受付 (視聴期間:12/10~12/24) ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【Live配信(Zoom使用)受講】もしくは【アーカイブ配信受講】 |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2024年12月10日(火)16時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
|
塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際
塗膜の外観品質に大きく影響する塗料/塗装条件の理解
外観不良の原因追究:上塗り塗膜の肌(平滑性)、光沢、メタリック色調、レオロジー
\ 業務の合間に受講できる120分セミナー(講義2時間+Q&A:13:00~15:30) /
【受講のしやすさ】
・午前中とセミナー終了後に業務時間等が確保できるため、スケジュール調整の負担が軽減できます。
・フレックスタイム制、時短勤務の方も受講しやすい15:30終了!
・それでも都合がつきにくい方には【アーカイブ受講】(録画視聴 12/10~12/24) がおすすめです。
【セミナー内容】
・肌(平滑性)、光沢(艶)、メタリック塗膜の色調、そして外観品質を支配する上塗り塗料のレオロジー、ますます複雑になる塗料の配合設計 × スプレー時、焼付乾燥時などの塗装条件が及ぼす影響
・さまざまな要素が絡み合いすぎて、何が外観不良を引き起こすのかが見えなくなってきた方に。
【講師について】
・豊田中研で、塗装技術/塗料設計どちらの研究もされてきた経験豊富な講師。
・自動車塗料の一般的な塗膜構成/塗装工程や変遷を含めた体系的な解説が◎
講師 |
舘塗装技術研究所 舘 和幸 氏 【専門】 自動車の塗料・塗装技術
1974年 (株)豊田中央研究所入社、自動車用上塗り塗料・塗装技術の研究開発に従事
2014年 (株)豊田中央研究所退社、同年舘塗装技術研究所設立、現在に至る。
【受賞】
1987年 | 色材協会賞論文賞 「塗料の微粒化と塗膜の形成に関する研究」 |
1999年 | 色材協会賞論文賞 「酸性雨によるアクリルメラミン塗膜のエッチングに関する研究」 |
2002年 | スガウェザリング技術振興財団賞技術功労賞 「塗膜の高速耐候性試験技術の開発」 |
R&D 100 Awards “Laboratory Accelerated Weathering Machine with Aqueous | |
Hydrogen Peroxide Solution Spraying” | |
2003年 | 色材協会賞論文賞 「粉体クリア/水性ベース積層塗膜の肌形成に関する研究」 |
色材協会賞技術賞 「過酸化水素水を用いた高速耐候性試験技術」 | |
2008年 | 色材協会賞論文賞 「水性メタリック塗膜の色調変動に関する研究」 |
2009年 | 東海化学工業会賞技術賞 「熱硬化塗料の硬化解析技術」 |
セミナー趣旨 |
塗装において、重要な外観品質である肌(平滑性)や光沢(艶)を支配する凹凸の二つの形成機構(塗着機構、転写機構)、およびメタリック塗膜の色調が同一塗料を用いても使用する塗装機や塗装条件によって変動する機構について解説する。さらにこれらの外観品質の形成過程において重要な役割を果たす上塗り塗料のレオロジーについて、測定方法を含め解説する。
塗着機構は肌のような比較的長波長の凹凸を形成するもので、スプレー時に形成された凹凸が乾燥・焼付け時に完全にレベリングせずに残存するというものである。転写機構はあらゆる波長の凹凸を形成するもので、乾燥・焼付け時に最上層塗膜(多くの場合、クリア塗膜)が流動しなくなると、基材面や界面の凹凸、顔料の偏在が最上層塗膜の表面にそれぞれ転写されるというものである。
メタリック塗膜の色調変動は、塗膜中のメタル片の配向のみでなく、塗膜中のメタル片の組成(サイズ、濃度)の変動にも起因する。塗膜中のメタル片は、スプレー時に塗料粒子が基材面そのものに衝突することによって配向し、乾燥・焼付け時にはウェット塗膜の収縮によって配向する。この結果として、メタリック塗膜の明度(ハイライト方向)が上昇する。また、塗膜のメタル片の組成は、スプレー時における塗料粒子へのメタル片の不均等な分配と基材面への塗料粒子の選択的な塗着によって変動する。このため、塗着効率が向上すると、メタリック塗膜の明度(ハイライト方向)は低下する。
上塗り塗料のレオロジーとしては、スプレー時の微粒化の良し悪しを左右する粘度のせん断速度依存性、乾燥時のウェット塗膜の流動を支配する粘性回復(せん断速度の急減に伴う)と粘度の濃度依存性、焼付け時の流動停止のタイミングが非常に重要である。
これらの研究結果を詳述し、上塗り塗膜の重要な外観品質である、肌(平滑性)、光沢(艶)、メタリック塗膜の色調の形成機構、および外観品質を支配するレオロジーに対する理解を促し、塗料・塗装技術の効率的な開発改良に役立つ知見を提供する。
セミナー講演内容 |
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 2/18 Computer Software Assurance セミナー (2025年01月24日)
- 2/18 XPSの基礎と測定・解析テクニック (2025年01月24日)
- 2/20 【非臨床領域のメディカルライティング講座】 PMDA審査官から高評価が得られる 非臨床領域のメディカルライティング ~講義とケーススタディで学ぶスキルアップ講座~ (2025年01月24日)
- 2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 (2025年01月22日)
- 2/17 【GMP担当者教育キャンペーン】 具体的データ事例を用いた 安定性試験の統計解析と 開発段階に応じた規格設定 (2025年01月22日)
- 2/27 自動車産業における高分子材料の”これから”を考える (2025年01月22日)
- 2/21 化学分析・機器分析の 実践的な進め方と業務への活かし方 (2025年01月22日)
- 2/21 製造/ラボにおける 監査証跡の具体的な運用方法・管理と 効率的なレビュー手順・頻度(どこまですべきか)・ 記録の残し方 (2025年01月22日)
- 2/28 DMFの登録・作成・変更・照会対応 入門講座 (2025年01月22日)
- 2/27 申請をふまえCMCレギュレーション対応と CTD作成入門講座 (2025年01月22日)