イベント名 | 高分子膜のガス透過メカニズムと 高分子CO2分離膜の技術動向 |
---|---|
開催期間 |
2024年12月06日(金)
13:00~16:30 【アーカイブの視聴期間】 2024年12月7日(土)~12月13日(金)まで ※このセミナーはアーカイブ付きです。 セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | 【ZoomによるLive配信セミナー】アーカイブ(見逃し)配信付き |
会場の住所 | オンライン |
お申し込み期限日 | 2024年12月06日(金)13時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
|
高分子膜のガス透過メカニズムと
高分子CO2分離膜の技術動向
■膜によるガス分離の基礎■ ■ミクロ孔多孔質無機膜との比較■
■膜モジュールと膜分離プロセス■
■促進輸送膜も加えた高分子膜のガス透過分離メカニズム、最近の研究開発動向を解説■
★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 二酸化炭素の分離回収技術に期待される分離膜を用いたガス分離法!
【Live配信受講者 限定特典のご案内】
当日ご参加いただいたLive(Zoom)配信受講者限定で、特典(無料)として
「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。 |
講師 |
山口大学 大学院創成科学研究科 教授 田中 一宏 氏
<経歴>
1988年 山口大学 工学部 助手
1998年 山口大学 工学部 助教授
2021年 山口大学 創成科学研究科 教授
<研究内容・専門>
膜分離工学、ガス分離用高分子膜、ガス分離炭素膜
<活動>
化学工学会、高分子学会、日本膜学会
<主な受賞>
Outstanding Paper Award of 2006, Journal of Chemical Engineering of Japan 化学工学会
<WebSite>
https://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~tnkkzhr/
セミナー趣旨 |
分離膜を用いたガス分離法は低炭素社会の構築に必要な二酸化炭素の分離回収技術の一つとして期待されている。原理的に消費エネルギーが少ないためであるが、実用化には十分な性能を有する分離膜の存在が不可欠である。膜の素材は高分子と無機材料に大別できる。分離性能は無機膜の方が高いが、コストなどの理由から未だ普及はしていない。
一方、高分子膜は特定の分野では利用が進んでいる。今後、高分子膜が多方面にも利用され、また、製造コスト低減による無機膜の利用も進むと考えられるが、大学等の講義で膜分離が扱われることはほとんどない。
そこで本講座は、化学産業の技術者が膜ガス分離に対する理解を深めることを目的に、促進輸送膜も加えた高分子膜のガス透過分離メカニズムを解説し、最近の研究開発動向を概観する。
セミナー講演内容 |
<得られる知識・技術>
・膜ガス分離の基礎と特徴
・高分子膜中の低分子の透過メカニズム
・溶解拡散機構と高分子物性との相関
<プログラム>
1.膜によるガス分離の基礎
1.1 膜ガス分離の概要と特徴
1.2 透過係数とパーミアンス
1.3 分離係数
1.4 膜性能の評価法
2.高分子膜のガス透過メカニズム
2.1 高分子鎖の凝集体
2.2 溶解拡散機構
2.3 ガスの分子サイズと凝縮性
2.4 高分子膜のガス透過特性
2.5 ゴム状態とガラス状態
2.6 自由体積
2.7 ガス透過分離特性を決める因子
3.ミクロ孔多孔質無機膜との比較
3.1 ガス透過メカニズムの比較
3.2 ガス透過特性の比較
4.膜モジュールと膜分離プロセス
4.1 膜の断面方向の構造
4.2 膜モジュールの種類と製膜法
4.3 膜モジュールの性能と膜性能との関係
4.4 欠陥の影響
5.高分子CO2分離膜の技術動向
5.1 高分子膜の性能限界
5.2 性能限界から導かれる分子設計指針
5.3 分子鎖間隙の拡大による高性能化
5.3.1 TR膜
5.3.2 PIM膜
5.3.3 MMM
5.4 溶解度選択性の向上による高性能化
5.4.1 ガラス状高分子膜での試み
5.4.2 PEO膜
5.4.3 促進輸送膜
5.5 高分子CO2分離膜の現状と課題
6.まとめ
□質疑応答□
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
- サイト内検索
- ページカテゴリ一覧
- 新着ページ
-
- 7/29 高分子結晶化のメカニズムと評価法 -プラスチック材料の固化現象の科学と応用- (2025年07月10日)
- 7/30 <FCEV/水素活用周辺技術の最新動向> 水素エネルギーとモビリティ ~現状調査から見える未来像~ (2025年07月10日)
- 7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、 難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 (2025年07月10日)
- 7/25 1日速習:半導体製造プロセス技術 入門講座 ~基礎とトラブル対策~ (2025年07月10日)
- 7/18 汎用リチウムイオン二次電池の特性評価、劣化・寿命診断 (2025年07月10日)
- 8/27 <クリーン化技術ノウハウ> クリーンルームにおけるゴミ・異物対策 および静電気対策の基礎と実践 (2025年07月10日)
- 7/31 <事例から学ぶ> 開発担当者が習得すべき クリティカルシンキングの習得とチェックリストからの脱却 (2025年07月10日)
- 7/30 日本特有の要求対応をふまえた 海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料(日本申請用)作成 (2025年07月10日)
- 7/30 グローバル包装業界における トップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 (2025年07月10日)
- 7/18 創薬における薬物動態研究で遭遇する問題点・疑問点 <これはどう考えればいいの?> (2025年07月10日)