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【技術書籍】意匠性を高める顔料技術

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意匠性を高める顔料技術

消費者を魅了する色、感性価値を生む製品開発へ

発色メカニズム、分散性・意匠性向上技術事例、色の感じ方と心理効果 

 

発刊日 2021年5月28日
体裁 B5判並製本  363頁
価格(税込)
66,000円 ( E-Mail案内登録価格 62,700円 )
 定価:本体60,000円+税6,000円
 E-Mail案内登録価格:本体57,000円+税5,700円
 

アカデミー価格 46,200円(42,000円+税)

   ※アカデミー対象者:学生と教員、学校図書館および医療従事者
  (企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です)

備考  送料は当社負担
お申込み

詳細・お申込みはこちら

 

 

・顔料の発色メカニズムとは? 顔料の粒子物性と色との関係をひもとく

 

・実務でしばしば直面する、顔料分散に関する問題を一挙解決!

 表面処理/ビーズミル/分散剤/塗布・塗工 における解決の糸口とトラブル事例解説

 

・新たな色を生みだす顔料の研究開発、近年多用されるメタリック・パール系、蛍光顔料

 

・最終イメージに直結する、メタリックの色調変動機構、自動車ボディでの見え方予測

 

・色だけでなく、色とともに紡がれるコンセプト。製品・採用事例紹介

 

・ヒトはどのように色を感じ、また色から何を感じるのか?個人差、年齢、予測式など

 

・製品開発に直接参考としたくなる、プロダクトの色展開における考え方、セオリー。 

 

著者

 

松本 直哉 横浜国立大学   山口 高正 シヤチハタ(株)
中田 博保 大阪教育大学/大阪大学   旭野 欣也 シヤチハタ(株)
田中 巧 大東化成工業(株)   歌代 悟 (株)博展
五十嵐 章裕 アイメックス(株)   廣瀬 知砂子 女性潮流研究所
若原 章博 ビックケミー・ジャパン(株)   乗松 みき 女性潮流研究所
小林 敏勝 小林分散技研   河内 真 大日本塗料(株)
柴原 信夫 シェファードカラージャパンインク   米内 一郎 (株)DNPファインケミカル
坂井 美紀 名古屋大学   舘 和幸 舘塗装技術研究所
竹岡 敬和 名古屋大学   笠井 有利子 北海道大学
田村 勝徳 岡山大学   川端 康弘 北海道大学
中西 真 岡山大学   楊 嘉楽 中央大学
高田 潤 岡山大学   佐藤 敬子 香川大学
小田喜 勉 根本特殊化学(株)   仁科 恭徳 神戸学院大学
東 和久 メルクパフォーマンスマテリアルズ(合)   酒井 英樹 大阪市立大学
小野 郁美 関西ペイント(株)   朴 宰佑 武蔵大学
小倉 ひろみ 多摩美術大学/金沢美術工芸大学
      青山学院大・同大学院/昭和大学

 

目次

 

 

第1章 顔料の発色機構
 第1節 有機顔料の分子と色の関係
 第2節 微粒子による光の散乱(理論)


第2章 顔料機能を引き出すための一問一答
第1節 化粧品用を中心とした粉体の表面処理技術とその特性
 Q1 化粧品用粉体になぜ表面処理が必要なのか?
 (1)化粧料を調製するための分散性の向上と安定化の重要性
 (2)最終化粧料の特性を追究し,改良・開発されてきた経緯
 Q2 撥水性,親油性の表面処理の開発の経緯は?
 Q3 その他に親油性を示す表面処理とはどんなものがあるか? またその特性は?
 Sub. Q3-1 その他顔料表面処理を施す方法はどんなものがあるのか?
 Sub. Q3-2 種々の表面処理の特性はどのように化粧料に生かされているのか?
 Q4 無機酸化物の表面活性はどのようにして評価するのか?
    粉体による表面活性の違いはあるのか?
 (1)無機酸化物の等電点
 (2)無機酸化物の表面活性は? またその測定方法は?
  ・イソプロピルアルコールの粉体表面の活性による分解挙動を観測
   Sub. 事例 この表面活性評価法を使って製品のクレームを解決できた事例について
  ・テトラリンの自動酸化による活性の評価
 Q5 表面処理の特性をさらに生かすための方法はどんな方法があるのか?
 Q6 新しい機能性を発揮する表面処理の開発は?
 Q7 水分散性付与の表面処理はどんなものがあるのか?
 (1)等電点の違いを利用した表面処理
 (2)イオン性高分子化合物を表面処理した例
 (3)粉体表面の化学反応を用いて表面を改質する方法
 (4)プラズマを利用した表面改質
 Q8 化学反応を利用した表面処理の例はあるのか?
 (1)酸クロライド基の導入による表面修飾法
 (2)高分子化合物を表面修飾し,複合化粉体化合物を得る方法
 まとめ

第2節 ビーズミル処理における条件調整およびトラブル事例
 Q1 ビーズミルでできる処理とは?
 Q2 ビーズミルの運転方式と各メリット/ デメリットは?
 Q3 ビーズ分離方式の種類と各メリット/ デメリットは?
 Q4 ビーズミルを通す前に考えるべきことは?
 Q5 ビーズミルの条件調整の基本的な考え方とは?
 Q6 初めてのビーズミル処理は何から始めれば良い?
 Q7 固形分濃度を上げる際の注意点は?
 Q8 粗大粒子を含むスラリーの処理の注意点は?
 Q9 ビーズミルのスケールアップ方法と勘所は?
 Q10 ビーズミルの管理項目は?
 Q11 トラブル事例:圧力異常が発生した場合の対処方法は?
 Q12 トラブル事例:エア混入による影響は?
 Q13 トラブル事例:ポンプ不具合によるミルへの影響は?
 Q14 ビーズミルにおける過分散とは?

第3節 顔料分散における分散剤選定・使用方法の肝心要
 Q1 いろいろな顔料・粒子があるが,分散剤を選ぶルールはあるのか?
 Q2 添加量はどのように決めるのか?
 Q3 分散に必要な粒子の特性をカタログから読み取れるのか?
 Q4 溶剤系と水系では分散において何が違うのか?
 Q5 樹脂系が様々あるが最適な分散剤を選ぶには? 溶剤の影響は?
 Q6 粒子の沈降を防止するには?
 Q7 粘度が高くて困っている。粒子濃度・充填率を上げたい。
 Q8 どのような分子構造の分散剤が最も安定化に優れるか?
 Q9 濾過性を向上したい。
 Q10 分散剤によるペーストのゲル化が起こる。これを避けるには?
 Q11 膜特性への影響の懸念から分散剤は使っていないが,
    分散剤はどのように影響するか?
 Q12 ゼータ電位は分散評価に有効か?
 Q13 分散の状態を評価する方法は?
 Q14 溶媒が入らない。固体で分散はできるか?
 Q15 タッチアップでの色の違い,あるいはペーストの組み合わせで発色が悪くなるが,
     どうすればよいか?
 Q16 分散体は同じでも,加える系・材料により様子が異なり凝集する,なぜか?
 Q17 カーボン系粒子の分散で困っている。
 Q18 放熱材料・熱伝導粒子の分散はどうすれば良いか?
 Q19 コストダウンで顔料を変えたいが,注意点は?
 Q20 水系でも溶剤系でも同じ分散体を適用できないか,一本化できないか?
 Q21 もう分散体はできあがっている場合,後添加でも分散剤は効果あるのか?
 Q22 分散機は何が良いか? 分散剤の選定は分散機により変わるか?

第4節 塗布・塗工プロセスにおける顔料分散液を使用・調製する場合の要点
 Q1 静電斥力で分散安定化された顔料分散液を使用する場合の注意点は?
 Q2 なぜ流動性が異なるのか/ サラサラ,ボテボテの差はなぜ生じる?
 Q3 いくら分散安定性を良くしても,沈降してしまう時があるが,なぜか?
 Q4 夏と冬で顔料分散液の品質が異なることがあるが,
    温度は分散液の品質に影響するのか?
 Q5 一つ一つの顔料分散液を単独で保管している時には安定なのに,
    混合すると凝集して沈降したり,粘度が増加したりするのはなぜか?
 Q6 高分子分散剤やバインダー樹脂の相溶性は,どうすれば評価できるのか?
    また,どのような基準で組み合わせれば,良い相溶性が得られるのか?
 Q7 顔料分散液に大量の溶剤を一度に投入し希釈して良いか?
 Q8 顔料分散液に樹脂ワニスを加えて塗料やインクにしたいが,その際の注意事項は?
 Q9 複数の顔料分散液を混合して色相を調整(調色)しても,
    貯蔵や塗工条件で色相が変化してしまうのはなぜか?
 Q10 顔料分散液を塗工して得られるコーティング膜の白ボケが生じる要因は,
    どんなものがあるか?
 Q11 コーティング液のハジキはどのような場合に生じるのか?
 Q12 水性系の顔料分散液の塗布・乾燥時に,有機溶剤系に比較して,
    注意しなければならないことはあるか?


第3章 意匠性を高めるための顔料技術と製品事例
第1節 色をもたらす顔料
〔1〕 ブルー顔料 インミンブルーについて
〔2〕 多様な色を示す非結晶性シリカのみから調製したフォトニック顔料
〔3〕 鉄細菌を活かした橙色無機顔料の創出
〔4〕 長残光性蛍光体(蓄光顔料)
〔5〕 エフェクト顔料

第2節 色合いにかかわる考察
〔1〕 超微細顔料分散インク内における顔料の分散状態とX 線散乱特性
〔2〕 メタリック塗膜の色調変動機構
〔3〕 自動車意匠を高める塗色:
   ボディ形状による色の見え方の予測とグローバルカラートレンド

第3節 色とともにつくりあげるコンセプト
〔1〕 彩りが異なる印影が残せる色鮮やかな朱肉
〔2〕 塗布後に色調が変化するメイクアップコスメ商品におけるマーケティング的考察
〔3〕 高輝度かつ平滑な塗装面をもつ金属調塗料と鉄道車両への採用

 

第4章 ヒトと色彩:知覚・認知・感情・行動
 第1節 色認知能力の個人差
 第2節 乳児期における色知覚の発達
 第3節 色覚多様性と色彩印象
 第4節 若者世代の色の好みと時代を超えた普遍性
 第5節 色彩感情予測式に基づく配色選定システム
 第6節 消費者は何に美しさを感じるのか-デザイン要素と審美性知覚-
 第7節 プロダクトの色・質感とカラーバリエーション

 

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