イベント名 | 導電性複合材料の開発・製造のための フィラー選定・配合/分散・複合技術 |
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開催期間 |
2023年07月25日(火)
10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2023年07月25日(火)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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導電性複合材料の開発・製造のための
フィラー選定・配合/分散・複合技術
~パーコレーション理論の理解と導電機構モデル~
導電性発現の最もキモであるパーコレーション理論についてはより詳しく取り扱います。
・導電性フィラーの分散性と導電性発現の機構
・導電性フィラーの種類が導電性コンポジットの導電性に及ぼす影響
・導電性コンポジットの歪センサ(strain senso)rとしての医療への応用
・導電性フィラーに関する基礎知識
理解度を高めるための演習問題を用意します。
講師 |
小林技術士事務所 所長 小林 征男 氏
【専門】導電性高分子・導電性ポリマーコンポジット
趣旨 |
導電性フィラーとポリマーからなる導電性コンポジットの開発に当たって,最も重要となるフィラーのポリマー中での分散性と導電性の関連についてパーコレーション理論をベースに解説します。講義の前半では、パーコレーション理論の基礎及び導電機構について紹介し次いで、フィラーの局在化による低いパーコレーション閾値を得る手法とフィラーの分散性評価法について紹介します。後半では、導電性フィラーの種類別に,具体例を挙げて分散性と導電性発現の関係を詳細に解説します。対象とするフィラーはカーボンブラック,グラファイト,炭素繊維,気相法炭素繊維,カーボンナノチューブ,グラフェンおよび導電性ポリマーです。最後に導電性コンポジットの新しい応用例として注目されている歪センサ(strain sensor)の医療への適用の可能性について紹介します。
プログラム |
1. パーコレーション現象と導電性コンポジット
1.1 パーコレーション現象について
1.2 ポリマーの種類と特性
2.導電性フィラー配合樹脂の導電機構モデル
2.1 統計的パーコレーションモデル
2.2 General Effective Media (GEM) モデル
2.3 熱力学的パーコレーションモデル
2.4 動的パーコレーションモデル
2.5 Interparticle Distance (IPD) Model
2.6 ハイブリッドフィラーの閾値予測
3.フィラー粒子間の導電機構
3.1 直接接触モデル
3.2 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル)
4.導電性フィラーの表面改質法と分散性
4.1 シランカップリング剤よる改質
4.2 ポリマーグラフトによる改質
5.ポリマーブレンド系での導電性フィラーの選択的局在化
5.1 ダブルパーコレーションとYoungの式
5.2 2成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在
6. 自己組織化導電ネットワーク形成系
6.1 PMMA/HDPE/VGCF系コンポジット
6.2 有機モンモリロナイト添加Nylon/CB系コンポジット
7.高アスペクト導電性フィラーのSlim-Fast機構
8.導電性フィラー配合樹脂の分散性評価法
8.1 画像統計解析
8.2 森下指数法
9. カーボン系フィラーの特徴と配合樹脂の特性
9.1 カーボンブラック
9.2 グラファイト
9.3 炭素繊維
9.4 気相法炭素繊維
9.5 カーボンナノチューブ
9.6 グラフェン
10. 金属フィラーの特徴と配合樹脂の特性
11.導電性ポリマーの導電性コンポジットへの応用
11.1 導電性ポリマーの種類と特徴
11.2 導電性コンポジットへの応用
12. 導電性コンポジットの歪センサ(strain sensor)としての医療への応用
13. まとめ
□ 質疑応答 □
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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