イベント名 | リグニンの構造と分析・可視化技術 およびバイオリファイナリー利用 |
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開催期間 |
2023年07月31日(月)
10:30~16:30 ※会社・自宅にいながら受講可能です※ |
会場名 | Live配信セミナー(リアルタイム配信) |
会場の住所 | 東京都 |
お申し込み期限日 | 2023年07月31日(月)10時 |
お申し込み受付人数 | 30 名様 |
お申し込み |
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リグニンの構造と分析・可視化技術
およびバイオリファイナリー利用
~複雑かつ不均一な構造を形成過程から詳しく解説~
~化学修飾による高機能化や機能性材料への変換など~
リグニンの利用に向けて理解すべき構造や生合成から、分析・可視化技術、分離・抽出や高機能化、バイオリファイナリー等のリグニン利用とその課題・展望までを詳しく解説します。
【得られる知識】
リグニン分析方法、リグニン分子構造の可視化技術、リグニン利用の課題と将来展望
【対象】
技術系の方を対象とします。リグニンに関する予備知識は必要ありません。
講師 |
名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授 農学博士 福島 和彦 氏
専門:リグニン化学、バイオマス科学
1990年名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了、農学博士。1990年名古屋大学農学部助手、助教授を経て2004年より教授。卒論研究から一貫して木材主要成分であるリグニンの化学構造を細胞壁形成の観点から研究している。1999年度日本木材学会賞、2023年日本農学賞・読売農学賞受賞
ホームページ: http://forestchem.sakura.ne.jp/
趣旨 |
木質バイオマスの利用の鍵はリグニンにあるといってよい。木質を基盤とするバイオリファイナリーを発展させるためには、リグニンとセルロースの効率的な分離技術、そしてリグニンの選択的な抽出技術が必須である。しかしながら、リグニンは他の天然高分子と異なり、その構造は極めて複雑かつ不均一であるため、分離・抽出の妨げとなっている。
ここでは、リグニンの不均一な構造をその形成過程から解説する。そして、リグニンをどのようにして使えばよいかを解説する。
プログラム |
1.木質とは
1.1 日本は森林大国
1.2 木質バイオマス利用による二酸化炭素削減効果
2.細胞壁中のリグニン
2.1 分布
2.2 呈色反応
3.植物の進化とリグニンの構造
3.1 裸子植物
3.2 被子植物
3.3 異常材(あて材)
4.リグニンの生合成
4.1 モノリグノールの生合成
4.2 モノリグノール配糖体の役割
4.3 モノリグノールの重合
5.リグニンの不均一形成の可視化
5.1 紫外線顕微鏡法
5.2 ミクロオートラジオグラフィー
6.リグニン化学構造の分析法
6.1 リグニン定量法
6.2 アルカリニトロベンゼン酸化
6.3 チオアシドリシス
7.TOF―SIMS(2次イオン質量分析)によるリグニンケミカルマッピング
7.1 原理
7.2 化学構造の可視化
7.3 水溶性化合物の分布の可視化(Cryo TOF-SIMS)
8.リグニンの利用
8.1 工業リグニンと天然リグニン
8.2 バイオリファイナリー
8.3 リグニンの化学修飾による高機能化
8.4 機能性材料への変換とその例
9.今後の展望
□質疑応答□
※詳細・お申込みは上記
「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。
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