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イベント

10/25 シリカフィラーの特性、分散、凝集制御と ポリマーとの混合・混練・ナノ複合化技術

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樹脂・ゴム・高分子系複合材料  / 2023年09月07日 /  化学・樹脂
イベント名 シリカフィラーの特性、分散、凝集制御と ポリマーとの混合・混練・ナノ複合化技術
開催期間 2023年10月25日(水) ~ 2023年11月06日(月)
【Live配信】 2023年10月25日(水) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2023年11月6日(月)まで受付
(視聴期間:11/6~11/19)
※会社・自宅にいながら受講可能です※
会場名 【Live配信(Zoom使用)受講】もしくは【アーカイブ配信受講】
会場の住所 オンライン
お申し込み期限日 2023年11月06日(月)16時
お申し込み受付人数 30  名様
お申し込み

シリカフィラーの特性、分散、凝集制御と
ポリマーとの混合・混練・ナノ複合化技術

~望まれる特性を発現させるナノコンポジットの調製技術~

■シリカフィラーをポリマー中に分散させるテクニック・ノウハウ■
■フィラー/ポリマー界面のコンポジット材料特性に与える影響■
■コンポジット技術のブレークスルーのための材料設計方針■

 

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ

シリカをフィラーとして活用するために
望まれる特性を発現させるためのナノシリカの十分な理解、適切な材料選択、ポリマーの種類に合わせた分散性の均質化、シリカ/ポリマー界面制御、
ポリマーとの混合・混練技術、、、、
力学特性、熱特性、光学特性の制御、、、
シリカナノフィラーの分散がポリマー系ナノコンポジットの諸特性に及ぼす影響・効果とは
経験と理論を基にしたアプローチによるノウハウとキーポイント
 
【得られる知識】
・各種ポリマー系ナノコンポジットの調製事例
・シリカフィラー表面の疎水化処理ならびにこの処理を用いずにポリマー中に分散させるテクニック・ノウハウ
・フィラー/ポリマー界面がコンポジットの材料特性に与える影響・発現する特性に及ぼす親水性シリカナノフィラーの役割
・コンポジット技術のブレークスルーのための材料設計方針
 
キーワード:シリカナノフィラー分散・配列制御、ブレンド、ポリマー系ナノコンポジット、熱可塑性ポリマー、熱硬化性エポキシ樹脂、シランカップリング処理、フィラー/ポリマー界面制御、力学特性、熱物性、光学特性
  
 講師

 

富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(工学) 棚橋 満 氏
【専門】界面物理化学、微粒子分散・凝集制御、フィラー/樹脂系ナノコンポジット

 

 セミナー趣旨

 

 ポリマー材料との複合化に用いるシリカは安価な増量材としての役割だけでなく、近年ではポリマーの特性向上や新機能の付与のための
添加剤(フィラー)として注目されている。とりわけnm寸法のシリカナノフィラーを高分散状態でポリマーと複合化したナノコンポジットは、力学特性はじめ優れた特性発現が期待される。ただし、望まれる特性を発現させるには、ナノシリカの十分な理解と適切な材料選択が必要となるほか、ポリマーの種類に合わせた分散性の均質化、シリカ/ポリマー界面制御、ポリマーとの混合・混練技術といった多岐にわたる知見が必要となる。これらの技術は一部複合材料で実用化されているものの、一般には製品の安定的な製造や信頼性の高い材料品質の確保が経験則に基づいて推し進められている場合も多い。したがって、シリカ/ポリマー系ナノコンポジット開発における品質と生産性の両立に向けて最小のコストで最大の効果を狙うには、経験と理論のバランスのとれた的確なアプローチが必要となる。
 本セミナーでは、大学でこの分野の基礎研究を実験と数値シミュレーションの両輪で推進している講師の経験を通して上記の技術を系統的かつ学術的に理論づけした実務への活用のきっかけに繋がる内容を講演する。ナノコンポジットのフィラーとしてのシリカの活用事例としては、従来型コンポジットの紹介だけでなく、講師が研究開発しているシリカナノフィラーの表面改質処理を必要としない新しいポリマー系ナノコンポジットに関する簡易調製技術やそのノウハウとキーポイント、さらにはポリマー系コンポジットとしての優れた材料特性の発現におけるシリカナノフィラーの役割・効果について、実験結果とシミュレーション解析結果に基づき分かりやすく解説する。

 

 セミナー講演内容

 

1.シリカフィラーの基礎と概略
 1.1 シリカフィラーの分類と基本物性
 1.2 フィラーとしてのシリカ微粒子の製法

2.シリカの分散・凝集制御の理論と実際
 2.1 シリカ微粒子の分散安定性およびその制御法
 2.2 シリカの表面改質技術
 2.3 従来型フィラー/ポリマー系ナノコンポジットの調製法と特性
  
3.シリカナノフィラーの表面改質処理を用いない新規なシリカ/ポリマー系ナノコンポジットの簡易調製法
 3.1 親水性ナノシリカの分散を事例とする無機ナノフィラーのポリマー中への高分散のキーポイント
 3.2 本調製法で使用するシリカナノフィラーの特徴
 3.3 各種ポリマー中へのシリカナノフィラー分散技術
  3.3.1 シリカ/フッ素樹脂系
  3.3.2 シリカ/エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂系
  3.3.3 シリカ/ポリスチレン系
  3.3.4 シリカ/ポリプロピレン系
  3.3.5 シリカ/高密度ポリエチレン系
  3.3.6 シリカ/アクリル樹脂系
  3.3.7 シリカ/ポリカーボネート系
  3.3.8 シリカ/エポキシ樹脂系
 3.4 異種ナノ粒子との複合フィラーとしての活用技術
  3.4.1 (シリカ+カーボンブラック)ナノ粒子複合フィラー
  3.4.2 (チタニア+シリカ)ナノ粒子複合フィラー
  3.4.3 (板状窒化ホウ素+シリカ)ナノ粒子複合フィラー
 3.5 ポリマー母相中でのナノフィラー位置制御に向けたコンポジット膜の微視構造デザインと調製事例
  3.5.1 シリカ/アクリル樹脂系
  3.5.2 シリカ/スチレン・ブタジエンゴム系

4.シリカナノフィラーの分散がポリマー系ナノコンポジットの諸特性に及ぼす影響・効果と材料設計のポイント
 4.1 実測結果と数値シミュレーションに基づく力学特性制御
  4.1.1 引張特性とその向上のためのナノコンポジット設計のポイント
  4.1.2 耐衝撃特性とその向上のためのナノコンポジット設計のポイント
  4.1.3 シリカと異種粒子の複合フィラーによるポリマーの硬さ・強さと耐衝撃性の両立実現の取り組み事例
 4.2 実測結果と数値シミュレーションに基づく熱物性制御
  4.2.1 エポキシ樹脂系ナノコンポジットの熱膨張率・耐熱性・熱伝導率に及ぼす
     シリカ/樹脂母相間界面相互作用の影響
  4.2.2 シリカと窒化ホウ素ナノ粒子複合フィラー充填エポキシ樹脂系コンポジットの熱伝導率と微視構造の関係
  4.2.3 シリカと窒化ホウ素ナノ粒子複合フィラー充填エポキシ樹脂系コンポジットの熱膨張率と耐熱性
 4.3 光学特性制御
  4.3.1 シリカ/透明樹脂系ナノコンポジット膜の微視構造と光線透過率の関係
  4.3.2 シリカ/透明樹脂系ナノコンポジット膜の微視構造の高秩序化による屈折率制御

□質疑応答□

※詳細・お申込みは上記

「お申し込みはこちらから」(遷移先WEBサイト)よりご確認ください。

 

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