11/13開講 【通信講座】溶解度パラメータ(HSP値, 4DSP値)の基礎と 分散系における相分離性・付着性・分散性制御への応用
【通信講座】
溶解度パラメータ(HSP値, 4DSP値)の基礎と
分散系における相分離性・付着性・分散性制御への応用
第1講 溶解度パラメータの基礎と求め方
得られる知識:SP値・HSP値の基礎と利用法、原子団寄与法によるSP値・HSP値の推算と適用限界、化合物,粒子や気体のSP値・HSP値の測定法、温度の影響など。
第2講 高分子複合材料の相分離性の制御と材料開発例
得られる知識:ソルベントブレンドの相分離性と応用例、高分子複合材料の溶解性/相分離性の制御と応用例、樹脂中のフィラー分散性の制御と応用例、フィラーの表面改質法など。
第3講 粒子分散液の分散安定化と分散剤選択および分散安定性試験法
得られる知識:静電反発および立体反発安定化機構、分散剤の働きと選択指針、貯蔵安定化剤の働きと選択指針、分散安定性試験法など。
開講日 | 2024年11月13日 (水) | ||||||||||||||||||||
講座回数 |
3回コース(11月13日~2025年3月下旬) |
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1口の受講者数 |
1口3名まで受講可能 |
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受講料(税込 |
1口 62,700円 ( E-Mail案内登録価格 59,565円 )
定価:本体57,000円+税5,700円 会員:本体54,150円+税5,415円
[1名受講も可能です] 定価:本体32,000円+税3,200円
金額追加で受講可能です
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スケジュール |
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受講条件 |
(1) PC の環境が必須です。
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教材 |
■製本版テキスト: 各受講者1冊 [対応デバイス] Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone、iPadなど) PDF(コンテンツ保護のためアプリケーション「bookend」より閲覧)
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備考 |
□受講期間
お申込み後、お申込み受理の自動返信メールが届きます(申込期日:開講日当日まで)。
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【講師への質問】 |
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お申込み |
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講師 |
山口大学 名誉教授 大佐々 邦久 氏
【講師紹介】
趣旨 |
溶解度パラメータ(SP値)は、“Like seeks like”「同気相求む」が表すように異種材料間の親和性/類似性の尺度です。したがって、SP値が同程度の材料同士は、よく溶け、よくぬれ、よく付きます。SP値はもともと分子間力由来の値ですから、どの分子間力の成分に重点を置くかの違いでいくつかの定義があり、最も広く採用されているのは、ハンセンらが提唱した3DSP値、いわゆるHSP値です。
本講座では、第一講でSP値の由来と様々な利用法、および化合物や粒子のSP値を計算や実測で求める方法を説明します。第二講では、溶媒、高分子や粒子の様々な組み合わせからなる複合材料、すなわちソルベントブレンド/高分子溶液、ポリマーブレンドの溶解性/相分離性、およびポリマーコンポジットにおけるフィラーの付着性/分散性の制御法と応用例を取り上げます。第三講では、粒子分散液やキャピラリー懸濁液における分散剤、チキソ剤や表面改質法などの選び方について、多くの例題と事例を踏まえ基礎から解説します。
プログラム |
第1講 溶解度パラメータの基礎と求め方 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム> 1.SP値・HSP値の基礎
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第2講 高分子複合材料の相分離性の制御と材料開発例 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム>
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第3講 粒子分散液の分散安定化と分散剤選択および分散安定性試験法 |
<趣旨> |
<習得できる知識> |
<プログラム>
1.粒子分散液の分散安定化機構 1.1 粒子分散液の調製工程 1.2 ぬれ/分散化の評価と良溶媒選択 1.3 粒子間に働く相互作用力 1.3.1 フアンデルワールス力 1.3.2 ハマカー定数と有効ハマカー定数 1.3.3 枯渇力と疎水性引力 1.4 静電反発力とDLVO理論 1.4.1 粒子表面の帯電機構と電気二重層 1.4.2 ゼータ電位と測定法 1.4.3 静電反発作用とポテンシャルエネルギー曲線 ・水中における静電反発作用と安定度比 ・有機溶媒中における静電反発作用と安定度比 1.5 分散剤による立体反発安定化 1.5.1 高分子分散剤の保護作用と立体反発力 1.5.2 ポリマーブラシモデルによる立体反発安定化 1.5.3 自己組織化単分子膜とポリマーブラシの形成 1.5.4 静電立体反発力とイオン性高分子分散剤 1.5.5 高分子分散剤の最適添加濃度 2.分散剤の働きと選択指針 2.1 分散剤の種類と構造 2.1.1 界面活性剤タイプ 2.1.2 高分子タイプ 2.2 高分子分散剤の選択指針 2.2.1 分散剤構造:ブロック型,くし型 2.2.2 新規高性能分散剤の開発と応用例 2.2.3 高分子分散剤の溶解/伸張性と相互作用パラメータ 2.3 分散剤の吸着特性 2.3.1 吸着等温線と吸着量の測定 2.3.2 電位差滴定法による酸価/アミン価の測定 2.3.3 インバースガスクロマトグラフィー法 2.4 SP値を用いた分散剤の選択指針 2.4.1 溶媒,分散剤,および粒子間の最適SP値バランス 2.4.2 ダブルハンセン球を用いたCBの最適分散剤の選択 2.4.3 4DSP値を用いた最適バインダー(分散剤)の選択 3.貯蔵安定化剤の選択 3.1 架橋分散剤の種類と選択 3.2 キャピラリー懸濁液と第二流体の選択 3.2.1 高電導・高伝熱材料 3.2.2 水電解用電極材料 3.3 チキソトロピーとチキソ剤の選択 3.3.1 チキソトロピーと測定法 3.3.2 チキソ剤の種類と選択 4.粒子分散系材料の分散安定性試験法 4.1 撹拌/混錬操作 4.2 分散剤の一括添加と分割添加 4.3 湿潤点・流動点 4.4 凝集・沈降法 4.5 レオロジー法 4.5.1 流動曲線と流動構成式 4.5.2 降伏応力とSP値 4.5.3 動的粘弾性 4.6 小角X線散乱法 4.7 低磁場パルスNMR法 おわりに 参考文献 □ 演習問題・添削 □ |
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