【通信講座】凍結乾燥の基礎と プログラム設定・
乾燥操作実施・品質改善処方
≪Excelを用いた乾燥シミュレーション実施演習≫
第1講「凍結乾燥を行うために必要な基礎科学」
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開講日 | 2025年11月11日 (火) | ||||||||||||||||||||
講座回数 |
全3講(2025年11月11日~2026年5月11日) |
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1口の受講者数 |
1口3名まで受講可能 |
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受講料(税込 |
1口 62,700円 ( E-Mail案内登録価格 59,565円 )
定価:本体57,000円+税5,700円 会員:本体54,150円+税5,415円
[1名参加も可能です]
金額追加で受講可能です
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スケジュール |
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受講条件 |
※お申込み前に(1)~(2)を必ずご確認ください
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教材 |
■製本版テキスト: 各講につき各受講者1冊 Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone、iPadなど) PDF(コンテンツ保護のためアプリケーション「bookend」より閲覧) Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone、iPadなど)
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備考 |
□受講期間
お申込み後、お申込み受理の自動返信メールが届きます(申込期日:開講日当日まで)。
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【講師への質問】 |
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お申込み |
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講師 |
九州大学大学院 工学研究院 化学工学部門 教授 博士(工学) 中川 究也 氏
趣旨 |
本講座では凍結乾燥を正しく理解し、それを実施するために必要なノウハウ、製品品質と関わる処方、数学的なアプローチに至るまで解説する。凍結乾燥の科学(第1講),凍結乾燥の実施(第2講),シミュレーション(第3講)の全3回を実施する。受講者のPC上で実際にシミュレーションができるよう,第3講は演習形式で行う。
プログラム |
第1講 『凍結乾燥を行うために必要な基礎科学』 |
【趣旨】 本講座では,凍結乾燥を理解する上で必須となる物理化学的な原理やこの原理に基づいてどのような現象が起こるかを解説する。これらは凍結乾燥過程で起こる非常に広範な現象の理解に必要なだけでなく,プロセスの進行や製品品質(物性)を理解する上でも極めて重要である。 |
【習得できる知識】 ・相転移と関わる物理化学 ・凍結乾燥の基礎原理 ・凍結乾燥プロセスの概要 |
【プログラム】 1. 固体について 1.1 結晶化&固化 1.2 溶解度と晶析 1.3 結晶多形 1.4 ガラス転移 2. 凍結現象 2.1 凍結濃縮と共晶 2.2 凍結濃縮相のガラス転移 2.3 氷晶組織の形成 2.4 過冷却現象 2.5 オストワルドライプニング 3. 凍結乾燥の基礎原理 3.1 凍結乾燥の工程 3.2 凍結乾燥装置 3.3 凍結乾燥の進行 3.4 コラプスの発生 4. 凍結乾燥の実際 4.1 凍結乾燥の手順 4.2 凍結過程の温度チャートの読み方 4.3 乾燥過程の温度チャートの読み方 □演習問題・添削□ |
第2講 『凍結乾燥の実施と品質改善への処方』 |
【趣旨】 凍結乾燥を実施するためには、凍結および乾燥プログラムの設定、運転状態のモニタリングなど、実際的な知識が必要となる。また、コラプスに代表される失敗事例への対処やスケールアップに際してのパラメーター変更など確定の難しいファクターも多く存在する。本講座では、これらに対処するための合理的な考え方を解説する。 |
【習得できる知識】 ・凍結乾燥プログラムの設定 ・乾燥操作の実施方法 ・製品品質の決定のされ方 |
【プログラム】 1.凍結乾燥の実施 1.1 凍結プログラムの設定 1.2 乾燥プログラムの設定 1.3 凍結乾燥の手順と注意点 1.4 凍結乾燥過程のモニタリング(温度チャートを見ながらの判断) 2.凍結乾燥のトラブル事例 2.1 コラプス・収縮の発生 2.2 復水性の不良 2.3 瓶割れ・その他 3.凍結乾燥過程における品質変化・改善処方 3.1 品質ロスのメカニズム(凍結過程) 3.2 品質ロスのメカニズム(乾燥過程) 3.3 品質の改善処方 4.ラボから生産へのスケールアップ(乾燥装置,プログラム設定) 4.1 凍結乾燥装置 4.2 プログラム設定 □演習問題・添削□ |
第3講『凍結乾燥モデルのビルドアップとシミュレーションの実施』 |
【趣旨】 凍結乾燥プロセスの最適化をはかるためには、凍結乾燥プロセスを数学的に扱い、実験的に入手困難な情報をシミュレーションによって得ることが望ましい。また、QbDの実施のためにも計算ツールは必須である。本講座では、バイアル凍結乾燥を対象にExcelを用いたシミュレーションの方法を演習形式で解説する。 |
【習得できる知識】 ・伝熱/拡散論の基礎 ・凍結乾燥モデル ・乾燥シミュレーションの実施手法 |
【プログラム】 1.熱と物質の移動法則 1.1 伝導伝熱の法則(フーリエの法則) 1.2 物質移動の法則(フィックの拡散法則) 1.3 定常状態 1.4 境膜 1.5 乾燥と湿球温度バイアル凍結乾燥のモデル化 1.6 Excel solverを用いた湿球温度の推算 2.バイアル凍結乾燥のモデル化 2.1 真空凍結乾燥の数学的モデル 2.2 Rp-Kvモデル 2.3 Excel solverを用いた凍結乾燥のシミュレーション □演習問題・添削□ |
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